海外の音楽シーンを知るには、海外の音楽専門誌は欠かせません。というわけで、iloud.jpでは、月1回、海外雑誌をLOUD目線で斜め読みしていこうと思います。
今月は、クラブミュージック・ファンにはおなじみ、“世界最大のクラブ&ダンス・ミュージック雑誌”がキャッチフレーズの英MIXMAGとロック・ファンには定番のNMEをチェックしてみました。
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にわかに注目を集めているベースライン・ハウスって何?
フィジェット・ハウスに続き、UKのアンダーグラウンド・ハウス・シーンから新たな刺客が現れました。その名は、“ベースライン・ハウス(BASSLINE HOUSE)”。ネーミングの通り、ベースラインに特徴のあるハウス・ミュージックです。果たしてどんなサウンドなのか? まずは、シーンを牽引している一人、DJ Qのプレイする、BBC RADIO 1XTRAのプログラムをお聴きください。
マドンナ『ハード・キャンディー』レビュー
マドンナが、全世界で1000万枚以上の売上を記録した『コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア』に続く、約2年半ぶり12枚目のオリジナル・アルバム『ハード・キャンディー』を4月30日にリリースします。プロデューサーにティンバランド、ネプチューンズ、デンジャ・ハンズらを迎えて制作された本作は、モダン・ヒップホップ・テイストの会心作。ジャスティン・ティンバーレイクをフィーチャーした先行シングル「フォー・ミニッツ」は、すでに話題となっていますが、ここでは全曲レビューをお届けします!
LOUD 2007年度ベスト・アルバム50選
2007年、あなたにとって最高の一枚は何でしたか?
遅ればせながら、LOUDがセレクトした2007年度ベスト・アルバム50枚をご紹介(LOUD157号掲載分)。国内外のニュー・ジェネレーション・ロック/クラブ・ミュージックを中心に、昨年シーンに話題をふりまいた名作、ヒット作、衝撃作、カルト作、サクサクサク…をラインナップしたものとなっております。
あ、コレ聴いてみたい! あ、コレ聴き逃しちゃった! あ、コレ全部揃えたい!という方のために、各盤のアーティスト名をクリックするとHMVさんのショップに飛ぶようにしてみました。気になるディスクへとフライトしちゃてみてください。
ニュー・エレクトロの次と目される、フィジェット・ハウスって何?
2007年のダンス・ミュージック・シーンは、ジャスティス、シミアン・モバイル・ディスコ、デジタリズムらが相次いでアルバムをリリースし、ニュー・エレクトロが最盛期を迎えた一年となりました。
では、2008年、ニュー・エレクトロの次を担うサウンドは何なのか? もちろん、ニュー・エレクトロ勢もさらなる発展を遂げていくことでしょう。しかし、昨年からニュー・エレクトロと並行するかたちで勢力を広げ、既にDJやコア・リスナーの間で注目されているサウンドがあります。それが、“フィジェット・ハウス(FIDGET HOUSE)”です。“フィジェット(fidget)”は、動詞で“そわそわする/せかせかする/もじもじする/気をもませる”、名詞で“そわそわ/せかせか/いらいら/落ち着きのない人物”の意。要するにフィジェット・ハウスとは、ソワソワハウス、セカセカハウスということになります。皆さん、どんな音だか連想できましたか? おそらくもう聴いたことがあるハズなんです。 実はフィジェット・ハウスの代表格とは、「A Bit Patchy」のヒットを生んだスイッチなんですね。
そんなフィジェット・ハウスの特徴をざっくりと解説しますと、(1)ブリーピーなシンセ&ベース・サウンド。シンセ音には、ベンドやポルタメント機能を使ったものが多し。曲によっては、レイヴィーなシンセ音を使ったものもあります。(2)派手で大胆なカットアップ・サウンド。大ネタ・サンプリングを用いたものも多し。(3)曲中、曲間、及びブレイク部分にブレイクビーツを応用。曲によっては、バイレファンキ的ノリと融合したものもあります。(4)おバカなヴォーカル&ヴォイス・サンプル。こんなところでしょうか。
昨年のLOUD年間ベストを振り返ってみましょう!
もう年末が迫ってまいりました。年末といえば年間ベストでございます。LOUD編集部は、そのセレクトに日夜がんばっておりますが、ここでは昨年の年間ベストをLOUD145号の記事で覗いてみることにしましょう。そうかー、去年はこんな年だったなぁ、一年たつのは早いなぁ、この盤はいまだにカッコイイなぁ、なんて思うことしきりです。
11月22日、史上初! 国技館でのビッグ・クラブ・パーティー開催!
ハイネケン・ジャパンが’05年より開催している、毎年恒例のビッグ・パーティー[Connect]。今年も、開催が決定しました! なんと今回は前代未聞、両国国技館でのクラブ・パーティー。日本の伝統的スペースが、一晩限りの巨大ダンスフロアに生まれ変わります! 国内外の豪華アーティストがジャンルレスに名を連ねる、出演ラインナップにも要注目ですヨ!
このコーナーでは、新たな試みに挑戦する[Connect ’07]の全貌を徹底解剖します!
アンダーワールドのニュー・アルバム『OBLIVION with Bells』全曲レビュー
アンダーワールドの5年ぶり5枚目のアルバム『OBLIVION with Bells』が、その全貌をあらわにしました。展開されているのは、磨き上げられたまさにアンダーワールドの音。全体を通して聴いて感じたのは、この作品がディープかつ美しい、アンダーワールドの世界観を反映しているということでした。ダンストラックからアンビエントまで、フィジカルな面だけでなく、スピリチュアルな領域にも訴えかける、完成度の高い作品だと思います。影響源には、ニック・ドレイク、Def Mix、リカルド・ヴィラロボス、カン、ジェームス・ホールデン、イーノといった名前が挙がっている模様。ジャーマン・サウンド、映画音楽、アンビエントがバックグラウンドにはあるようです。
9月5日には、この中から「Crocodile」がシングル・カットされるとのこと。アルバムはTrafficから、10月3日の発売予定です。11月には、2年ぶりの来日公演も予定アリ。
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