Four Tet – Three


Four TetことKieran Hebdenは現在のキャリアの絶頂期にあり、『Three』は最も期待されているFour Tetのアルバムとなった。
2020年の3作品のリリース以降、Hebdenはスクリレックス、Fred again..、Madvillain、Burial、Thom Yorke、William Tylerとのコラボなど、シーンで目立つ存在となっている。
アートワークが示すように、『Three』ではFour Tetの様々な一面が融合されている – アンビエント、クラブビート、MIDIと雑音/複雑なテクスチャーの掛け合わせ、ヒップホップ、フォーク、エレクトロニカ、アブストラクト・サウンドアートなど多様な影響が絶妙に組み合わされている。
Hebdenの電子音作品には常に明るさと喜びの感覚がある。ギターによるサイケデリックな導入部からヒップホップ風のグルーヴ、合唱synthesizer、ガラスをひっかくようなざらついた音が現れる。
陰影と明るさが入り交じり、ダウンテンポなビートとエフェクトの融合、ロージーな旋律が躍動する。
ダンサーのためには「Daydream Repeat」のようなアシッドなリズム、一方ロマンチストのためには「Three Drums」のようなドラムとささやかなヴォーカルが心に響く作品がある。
初めてFour Tetを聴く人も長年の熱心なファンも、この才能溢れるアルバムを楽しめるだろう。

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