Ultra Japan、二日目に行ってまいりました!この日もチケットは完売ということで入場者数3万人。
向かう途中、LINEで中継を見ると、すでにVicetone。知ってたとはいえ、「なんでこんな早い時間にVicetone入れるんだよ」と思いつつ、「いやそんなこと言ったら、なんで早く来ないんだよ」って言い返されるか、とかバカなことを考えつつ、あまりの選曲の良さに激しく後悔。ほぼ9割、自分たちのトラックじゃないですか。そこに「Payback」とか突っ込まれたら、現場にいないのを嘆くしかありません。。。
会場に着くと、メインではすでにCarnageがプレイ中。いやいや、ここでウロウロしていると、Nicky Romeroが始まっちゃうじゃないかとあせりつつ、日本初お目見えのRESISTANCEステージをちょっとだけ覗くも、特にコメントが必要な状況にはなっていない。やっぱり、日本で今めちゃキテるのは、業界内で何を言われようがEDMなんだなと再確認。
足早にRESISTANCEを後にして、MAIN STAGEに向かうと、なんとー、リストバンド・チェックに列ができている。Nickyの人気を甘く見ていました。というわけで、Nickyのオープンを会場外から聴くハメに。やっとの思いで中に入ると、すでにクラウドはハンズアップ状態。Nickyは、まだ来日していなかった大物の一人ということもあってか注目度は抜群でした。基本、自分のトラック+PROTOCOLものといういつものセットのアップデート版で、今年のビッグトレンドになっているProgressive Melodic House全開。日本では、クラブではこのあたりはほとんどかからないので、それが大会場でプレイされたことには大きな意味がありましたね。締めは最近Nickyがヘヴィープレイしている「Runaway」の独自バージョンと、本人の「Lighthouse」。心に響くEDM、感動でした。
続くDJ Snakeは、Trap中心のセットながらさまざまなトラックをプレイ。DJスキル自体は、際立っていましたね。ちょっとフロアは当惑気味だったかな?やっぱり日本でいま多くの人にウケているのは四つ打ちEDMなのかなという印象。最初一緒にやっていたMCが下がってからは、Snake自らがMCはもちろん、ブースに上ってあおったりして、盛り上げてくれました。「Lean On」は二回かかり、そのときの興奮度は突出していましたね。「Lean On」は今年のUltra Japanで、もっともプレイされた一番人気曲でした。
さて、この日のトリは、Skrillex。最近は大型ダンスフェスのヘッドライナーになることも多い彼ですが、四つ打ち好きの大観衆を前にどうするかな?と思いきや、この日のクラウドは多くがSkrillex目当てでした。Snakeの途中あたりからフロアには人が増えだして、開始時にはもう超満員。Jack Ü feat. Justin Bieberの「Where Are Ü Now」はもちろん大爆発チューンだったんですが、「Scary Monsters and Nice Sprites」とか初期の曲もウケていて、ファンの多さを物語っていましたね。DJセットは、Brostep、Trapを主軸に、さまざまなジャンルを横断、Utada Hikaruをミックスするという飛び道具もありで、他のEDM DJとはまったく方向性が異なっていました。BPMもトラックも目まぐるしく変わるミックスは、2015年のUltra Japanで最もマッドな状態をつくり出していたと言えるでしょう。Daft Punkのミックスが終わってからの客演にも驚かされました。クラウドとのコミュニケーション力も素晴らしく、この日のベストアクトだったと言えるでしょう。
iLOUD/EDM PRESS 編集部