0.0 (zero point zero)『Standing in the Light / Ambivalent』インタビュー


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都内を中心に国内外のクラブやイベントで活躍する注目の若手女性DJ、SACRAと、バークリー音楽院で音楽理論やプロダクションを学び、2011年にKing Street SoundsからDeepest Nine名義でデビューを果たしているプロデューサー/DJ、Yuichiro Kotani。0.0(zero point zero)は、彼ら二名が結成した新鋭パフォーマンス&製作ユニットです。

そんな0.0(zero point zero)が、Tomo Hirataの運営するEDMF(Electronic Dance Music Force)レーベルから、レーベル第3弾シングルとなる『Standing in the Light / Ambivalent』をリリースします。7/15(月)にBeatportエクスクルーシブで配信される、EDMファン、クラブ〜ダンス・ミュージック・ファン注目のトラックです。どんなサウンドなのかは、以下でプレビュー試聴できますので、ぜひそちらでチェックしてみてください。

というわけで、ここでは本作『Standing in the Light / Ambivalent』と0.0の音楽性について、SACRAさんとYuichiro Kotaniさんのお二人に、メールで話を聞きました。なお、0.0は、明日7/13(土)17:00から東京 代官山AIRで開催される<EDMF THIRD CHAPTER>で、デビュー・ライブを披露する予定となっています。未成年でも楽しめるデイタイム・イベントになっておりますので、ぜひ足をお運びください!


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0.0 (zero point zero)『Standing in the Light / Ambivalent』インタビュー

__DJ SACRAさんとYuichiro Kotaniさんが音楽活動をスタートしたきっかけや、ご自身の音楽的背景について教えてください。

Kotani「16歳の頃からバンド活動と並行してDJを始めました。19歳で上京したのですが、そこからはDJ一本に絞り、マッシュアップを創り出したのが打ち込みにハマる契機になりました。その後、プロデュース、音楽理論をボストンのBerklee College of Musicで学び、帰国後はフリーの音楽プロデューサーとして仕事をさせて頂いています」
SACRA「幼いころからダンスを習っていて、週末はクラブに通い、DJにいちゃもんつける踊り好きのただのお客さんでした(笑)。自分がDJしたらどうなるかなというただの好奇心から、ほぼ飛び込みでDISCOで見習DJとして入りました。(そして)クロスオーバーに色々2年間学ばせてもらい、4beat、ハウスに魅了されてフリーでDJするようになり、今に至ります」

__0.0を結成した経緯について教えてください。また、ユニット名の由来についても教えてください。

SACRA「すごい良い曲を作るのにDJはいまいち、DJプレイは良いのに曲はいまいち、そういうことって多くないですか? 私たちは、かたやトラックメイカー、かたやDJ。双方の良いところを引き出しあえれば、すごくカッコいいものが生み出せるんじゃないかと思い、0.0を結成しました。“全くブレない=0.0軸で、時代をリードしていきたい”。また、二人ともオーディエンスと一体となって、同じ空間を共有するのが好きなので、“表現者とリスナーの距離も0.0!”。そんな想いがこの名前には込められています」

__なるほど。

SACRA「特にライブは毎回が二度とない環境だから、最高の瞬間をみなさんと分かち合いたいです。私達の名前を見かけたら、是非一度遊びに来てください。最高のエンターテイメントを用意して待っています。蛇足ですが、ロゴ(0.0)が人間の顔に見えてきて可愛い。今後0.0のマスコットやグッズも作りたいなぁ」

__この度EDMFからリリースされる『Standing in the Light / Ambivalent』について教えてください。まず、「Standing in the Light」は、どのようにして誕生した曲ですか?

SACRA「DJのラストや朝方にかけられるトラック、それもみんなで盛り上がれるものが一曲オリジナルで欲しいね、と話していたのがスタートポイントです。Kotaniが作ったデモを叩き台に創っていったのですが、途中で一度ageHaでのDJで使った時のフロアの反応がとても良く、そこからは一気に完成しました」
Kotani「「Standing in the Light」「Ambivalent」ともに、最終的なミックス、仕上げは外部プロデューサーであるAtsushi Asadaと行いました。彼は僕のバークリー音楽院時代からの仲間で、最も信頼できるプロデューサーの一人。6月には、手がけたNamy feat. Barbara Tucker「I Can’t Wait」が全米ビルボードのダンスチャート9位には入るなど、今ノリにのっているプロデューサーです。彼が参加してくれたおかげで、トラックに艶と色気が出ましたね」

__カップリング曲の「Ambivalent」は、どのようにして誕生した曲ですか?

Kotani「これは創っている間、“最後の審判”がずっと頭の中に浮かんでいました(笑)。緊張感とスケール感が最終的にうまく融合できたんじゃないかなと思います。実際の作業としては、最初にブレイク部分のアルペジオが浮かんで、そこにコード進行を付けて肉付けしていった感じですね。曲名は、“Judgment”ではそのまま過ぎるので、どうしようかと二人で色々悩みましたが、最終的に“相反する”という意味の“Ambivalent”になりました」

__昨今EDMと呼ばれているエレクトロニック・ダンス・ミュージックのシーンについては、どのような印象をお持ちですか?

SACRA「アメリカ、ヨーロッパで行われているUltraやTomorrow Landといった野外フェスティバルを中心としたムーブメントや、そこで活躍しているDJ達の音楽は二人ともとても好きで、インスパイアされています。今後は日本発のアーティストとしてそこに切り込んでいきます。韓国でUltraが開催され、日本で開催されていないのはとても残念だし、正直悔しいですね」
Kotani「EDMという言葉は、日本では様々な解釈があるようなので、そこに当てはまるかどうかは正直分かりませんが、僕たちは自分たちが信じる良質な“エレクトロニック・ダンス・ミュージック”を創り続けます。ジャンルや言葉関係なく、たくさんの人が楽しんでくれると嬉しいですね」

__0.0の今後の活動スケジュール、今後の活動目標について教えてください。

SACRA「8月にユニバーサルから発売されるコンピレーションに、収録される予定です。またそれ以外にも、年内に2〜3タイトルは少なくともリリースできると思います。ライブに関しても、7/13の代官山AIRを皮切りに、国内外問わずやっていきますよー」
Kotani「そうそう、先ほど(このインタビュー直前に)ボストンでのボーカル・レコーディングが終わって、ファイルが送られてきたのですが、とてもイイ感じ。野外フェスで聴いたら、思わず手を上げてしまうこと間違いなし! なので、楽しみにしていてください」

interview: iLOUD
photo: TOMOKI INOUE


【リリース情報】

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0.0 (zero point zero)
Standing in the Light / Ambivalent
(JPN) EDMF / EDMF003
Beatportから7/15リリース

tracklist
1. Standing in the Light
2. Ambivalent


【オフィシャルサイト】
https://www.facebook.com/0.0official
https://twitter.com/zpzmusic

【イベント情報】

EDMF THIRD CHAPTER

日時:2013年7月13日(土)17:00〜22:00
場所:代官山AIR http://www.air-tokyo.com/access/
入場料:2000YEN (1 Drink) / 1500YEN (1Drink / with Flyer)

Live:0.0 (zero point zero)
DJs:Tomo Hirata (EDMF) / Shiso (MINK) / HariOm / GT (from GTMNO)
Lounge DJs:Mizuki (sensual/vestax) / REIMEI / shumpei / saitou_master (Juvenile) /
kinakomari / Imazono / MSTNG (TREKKIE TRAX)
VJ:HALOiD / TilTO
FOOD:BANDITZ

※本イベントには成人、未成年の方共にご入場いただけます。
成人であることが証明できる写真付き身分証明証をお持ちの方にのみ、アルコール類のご提供をいたします。

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