Alesso 来日インタビュー


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2010年にデビュー、2011年にSebastian Ingrossoと作った「Calling」で注目を集め、2013年にはOneRepublic「If I Lose Myself」のリミックスをUKチャートの8位に送り込み、2013年にはCalvin Harrisとの共作「Under Control」で遂にUKチャート1位を獲得したEDMシーンのプリンス、Alesso(アレッソ)。まだ23歳ながら、DJmagのDJ人気ランキングでは世界13位にまで上昇しており、2014年にはトップ10入りが確実と見られています。

彼が作る、美しいメロディーのプログレッシヴ・ハウスに魅了されるファンは多く、いまや大型フェスのヘッドライナーを務めるまでに急成長しています。

そんな彼が<Ultra Japan>で初来日、ニューアルバムも制作中ということで、9/15に最新シングル「Heroes (we could be) [ft. Tove Lo]」をリリースしたばかりのAlessoにインタビューしてきました!


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ALESSO インタビュー

__昨年と今年の<Tomorrowland>、今年の<Global Gathering>で計3回DJセットを見させてもらっているのですが、この一年でかなりスタイルが変わりましたよね。新曲が加わったのも大きいと思いますが、全体にワイルドになっている印象をうけました。これはUprising Tourの影響なのでしょうか?

「すごくいい質問だね。ツアーでファンの反応から、みんなが何が好きかってことをわかったっていうことはある。今まではメロディックでプログレッシヴなハウスで知られていたから、もちろんそれはかけるんだけど、セットを通じて常にエネルギーがそこにあるっていうことが重要で、一瞬たりともお客さんがリラックスしてしまっては嫌なんで、エキサイトメントが常にそこにあるよう心がけているよ」

__特に「Tear The Roof Up」は、今までの曲とはまったく違ったグルーヴ感を持っていますが、この曲はどんなインスピレーションから生まれたのでしょう?

「あれは、ツアー中に100%レイヴな曲が足りないかなと思って、ショウを盛り上げるために、自分にオーダーを出して作った曲なんだ。同じスタイルをただ繰り返すんじゃなくて、可能な限り常に進化して、いいもの、クリエイティブなものを生み出していたいね。作っていて楽しかったよ。今では一番最初にかける曲になってる」

__最新シングルの「Heroes (we could be)」は、かなりポップな仕上がりですね。“歌”を書くということを意識した節はあるのでしょうか?

「あれはゼロから、素晴らしいアーティストのTove Loと一緒に、何をしようか? どういう内容にしようか? どういうフィーリングのもので、何を目指して、どんなメッセージを持たせようか?ってことを話し合って作っていったんだ。もちろん最初はシンプルなところから始まったけれど、そこにギターの要素を加えていったりしていくうちにああなったんだ。最初にコードがあって、歌詞があって、結果的にああなった。計画的にそういうふうにしようとしたわけじゃないね」

__とてもポジティヴな歌詞は、Tove Loと一緒に書いたのですか?

「そうだね」

__「Heroes (we could be)」と、まだリリースされていない「Sweet Escape」には共通のフィーリングがあって、これらは今までの曲とはちょっと違ったテイストを持っていますよね。この新たな方向性は、どういう考えから生まれたのでしょう?

「常に自分はクリエイティヴでいたいから、頭の中は次のこと、サウンドやプロダクションを考えていて、じっと立っているのは好きではないんだ。どこかこれまで自分が行ったことのないところに行きたいし、使ったことのない要素を使って、作ったことのない何かを作りたい。でもそれは、あえてどうしようとか常に考えているっていう意味ではなくて、基本は自分がいま楽しめるものを作るっていうことなんだ。それをみんなが気に入ってくれたらいいな」

__この曲のヴォーカリストはSirenaと伝えられていますが、どんな方ですか?

「彼女は、ほとんど知られていないスウェーデンのアーティスト/シンガーで、マネージメントを通じて知ったんだ。それで、シンプルなコードを送ってみて、彼女とライナスっていうプロデューサーが二人でどんな歌詞を書いてくるか、それが自分の波長と合うか試しにやってみたらすごくよかったんで、作ってみた結果が「Sweet Escape」になったんだ」

__では「Sweet Escape」の歌詞にはあまりタッチしていないんですか?

「いや、これまでは自分がトラックをつくって、それにほかの人が歌詞を乗せてっていうやり方でやっていたけど、いま作っているアルバムに関しては、ほとんどすべてのことに関わっているよ。この曲の歌詞にも関わっている」

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__アンリリースドのビッグ・チューンとしては、ほかに「Scars」がありますが、あなたとOneRepublicのRyan Tedderは抜群の相性ですよね。これは、Ryan Tedderらしい歌詞だと思うのですが、歌詞は主に彼が書いたという線で当たっていますか?

「ライアンとは何年にもわたってお互いがファンだっていうこともあるから、何度も一緒に仕事をしていて、「If I Lose Myself」のリミックスが終わったときに、“アルバム作る予定だから、もしよかったらこの曲一緒にやらない?”ってもちかけたんだ。そこから始まっているから、歌詞も一緒に書いているよ」

__一緒にスタジオに入って作業したんですか?

「この曲に関しては違うね。そのほうがずっと簡単なんだけど、彼も長いことツアーしているし、ほかのプロジェクトでも忙しいんで、Skypeやオンラインでやり取りしたね」

__ということは、Logicのファイルを交換して進めたんですか?

「あー、オーディオ・ファイルだね。彼がヴォーカルを送ってきて、歌詞はこう変えたほうがいいとか、こうしたらいい感じになるとか議論したよ」

__ここまでに名前が上がった4曲はニュー・アルバムに収録されるんですよね?

「うん。全部入るよ」

__ニュー・アルバムの制作はどこまで進行していますか?

「かなり終わっているんだけど、自分はミキシングとかうるさいタイプで、100%自分が納得しない限りは、渡せないんで、もう少し時間がかかるね」

__完璧主義ですか?

「ああ、そうだろうね(笑)」

__リリース・タイミングはいつぐらいになりそうですか?

「2015年の1月〜2月くらいかな~」

__何かアルバムにテーマはありますか?

「どの曲も自分にとっては、時間と手間をかけた、大切な赤ん坊のような、守りたい存在で、ファースト・アルバムっていうこともあるので、自分の誠実な気持ちがテーマかな」

__もうタイトルは決まっていますか?

「まだだよ。候補はいくつかあるけど、アルバムをまずは完成させてから決めたいね」

__「Calling」や「Years」のような、アレッソ・クラシックスもアルバムには収録されますか?

「聴いたことがある曲も何曲かは収録されると思うけど、中心は新曲だね。アルバムは、僕の新しい章、新しいキャリアみたいなものになるから、新曲に焦点を当てているよ」

__何曲入りぐらいになりそうですか?

「今のところ14曲の予定」

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__あなたの曲の多くは美しいメロディーラインを持っていますが、子供の頃、音楽教育をうけていたのでしょうか?

「いや、特には。小さいころピアノはやっていたけど、音楽教育を受けたことはないね。イマジネーションから生まれてくる」

__そのイマジネーションは、どこから得ているのですか?

「んー、わかんないな(笑)。自分の気持ちや、フィーリングや感情、そういうものかなぁ。コードとかメロディは、もちろんすごく大切だけれど、鳥肌が立つような感覚が、曲の中には欲しいんだ。多幸感が曲の中から生まれるような曲づくりを心がけているよ」

__ダンス・ミュージックを作るようになったきっかけは何でしたか?

「まったくの最初のきっかけ? コンピュータを手に入れてからは、新しい音楽、ジャンルを探すのが好きになって、そうしているうちにダンス・ミュージックに出会ったんだ。そんなとき友人から渡されたCDに、ハウスのErick MorilloとかEric PrydzとかAxwellとか入っていて、こういうクオリティのものっていいなって思って、自分も曲のエディットとかを遊び半分で始めるようになったんだ。そこから自分の音楽も作るようになった。それが16〜17歳のころだったね」

__2010年からのわずか4年ほどで、ダンス・ミュージックシーンの頂点に近づいていますが、それで何か自分が変わったと感じることはありますか。

「あきらかに僕の人生は大きく変わったよ。すべてがあっという間だった。でも、基本的に大好きなことをやれているので嬉しいし、こうして日本に来れるというのも、すごく名誉なことだし、夢がかなって楽しいよ」

__最後にちょっとくだけた質問をさせてください。あなたはEDMシーンで最もgood lookingなDJと見られていて、女性ファンも多いわけですが、それについてはどう感じていますか?

「それは素晴らしい(笑)。どうもありがとう」

Interviewer: Tomo Hirata
Translator: Kyoko Maruyama


【リリース情報】

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Alesso
Heroes (we could be) [ft. Tove Lo]
発売中
iTunesでチェック

Alesso
Tear the Roof Up (Extended Version)
発売中
iTunesでチェック

【オフィシャルサイト】

http://www.universal-music.co.jp/alesso
http://alessoworld.com/

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