DR.SWING『Ultimate EDM Traxxx Mixed by DR.SWING』インタビュー


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新木場のageHaで開催される<ALIER>や<R.A.V.E.>といったビッグパーティーでのメインDJのほか、プロデューサーやスタジオ・エンジニアとしても活躍するDR.SWING a.k.a. DJ SWING。14歳でDJのキャリアをスタートさせた彼は、1999年に単身渡米し一年間の現地経験を積んで以降、全国各地に活動の場を広げ、2007年からは全国クラブツアーを毎年開催。そして、数多くのオフィシャル・ミックス CDをヒットさせてきた実力派です。2009年には、都内に最新鋭のシステムを備えたレコーディング・マスタリングスタジオ、“CRYSTAL SOUND”をオープン。国内外の人気アーティストらと共に、日々様々なセッションやレコーディングを行っています。

そんなDR.SWING a.k.a. DJ SWINGが、DR.SWING名義では初のリリースとなるミックスCD『Ultimate EDM Traxxx Mixed by DR.SWING』をリリースしました。彼ならではの視点とセンスで、EDMの最新ヒットやアンセム計24曲をセレクト/ミックスした本作。その内容は、エクスクルーシヴのオリジナル・トラック、DR.SWING & Yoshy Wizer「Don’t Stop」も収録したものとなっています。

ここでは、本作『Ultimate EDM Traxxx Mixed by DR.SWING』の内容と、彼にとってのEDMの魅力、そして彼の音楽的背景について語った、DR.SWING a.k.a. DJ SWINGのインタビューをご紹介しましょう。


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DR.SWING『Ultimate EDM Traxxx Mixed by DR.SWING』インタビュー

__DR.SWINGさんは、もともとヒップホップ/R&BのDJとして音楽活動を始められたそうですね。まずは、DJ活動を始めた経緯や理由について、教えていただけますか?

もともとレゲエ好きの従兄がDJ機材を持ってて曲を繋ぐのを見てCoolだと思い、遊ばせてもらってたのが始まりですね。その当時はまだ13歳で、まわりは邦楽を聴いてる友達がほとんどでしたけど、僕は何故かその頃“JULIANA’S TOKYO”のミックスCDにハマったのをきっかけにヨーロッパ産のダンス・ミュージックばかり聴いてました。

その1年後には我慢できなくなって貯めていたお年玉を崩して、当時出たばかりだったPIONEER CDJ50IIを2台とAudio Technicaの4ch Disco Mixerを買ったのが、自分が手にした初めてのDJ機材です。その時に好きだったのがダンス・ミュージックだったので、“ミックスさえできれば良い、これからはDJもCDの時代でしょ”って新しいテクノロジーがベターだと思ってターンテーブルにはいかなかったんですね。

買ってからは毎朝4時起きで、学校に行くまでの3時間と学校から帰って来てから寝るまでの5時間、毎日部屋に引きこもってミックスの練習をしてました。中学校の文化祭で機材やスピーカー持ち込んで、部屋真っ暗にしてクラブの真似事したり。

高校に入ってから、サッカー部の先輩にヒップホップを聴かされたのをきっかけに スクラッチが出来ないと駄目だってなってTechnics SL-1200 MK3を購入して、ヒップホップ/R&Bにのめり込んでいくのですが、ターンテーブルをゲットしたことによってCDでは入手できないコアなダンス・ミュージックやハウスの音源がヴァイナルで入手できることが分かり、気に入った曲は購入してました。

たまたまミックスCDが評価されてヒップホップ/R&Bのイメージで名前が売れてしまったのでそのイメージが強いかと思いますが、ダンス・ミュージックはDJを始めた当初からずっと好きでしたからね。昔からハウスはDJセットのなかでもよくプレイしてたし、たまたま時代の流れが過去に蓄積されたものにフィットしてアウトプットできるようになった感じです。

__DR.SWINGさんはスタジオ・エンジニアとしても活動されていて、現在はスタジオ“CRYSTAL SOUND”を運営されてますね。スタジオワークの技術や方法を本格的に学ぶようになったきっかけは何だったのでしょうか?

2002年ころからAKAI MPC2000XLやYamaha AW2816を使ってリミックスやマッシュアップ、オリジナル・トラックを作るようになって、そこからPro Toolsの存在を知り、DAWを徐々に習得していきました。

2006年に関西から都内に活動拠点を移してから、スタジオ用に事務所物件を借りて制作してたんですが、だんだん音のことが分かるようになってくるにつれて、24時間いつでも最高の環境で音楽を作れる環境が欲しくなり、スタジオをイチから作ってしまいました。

ハコができてからは、レコーディングからミキシング、マスタリングまで試行錯誤の毎日で、自分の中でカッコいいと思える海外の音と自分の作品の鳴りが劣らぬようにするにはどうしたら良いかと研究していくうちに、どんどんマスタリングのノウハウやシステムが充実していき、現在では音にこだわる国内外のアーティストから依頼されて、彼らの音源をマスタリングしたりもするようになりました。

やはり僕がクラブ系が得意なせいか、ヒップホップ、R&B、レゲエからEDMまで、クラブ・ミュージック全般やポップ・ミュージックの依頼が多いですね。皆さんやはり海外に負けない鳴りが欲しくて最終的にCRYSTAL SOUNDに行き着くようで、僕もそれを徹底的に意識して研究してきたので、“‘Made in Japan’で世界に負けないものを”という共通意識のもと作業して素晴らしい鳴りのマスタリングに仕上げられた時に、依頼頂いたアーティストやプロデューサーの方と喜びを共有できるのが本当に幸せです。

__DR.SWINGさんがEDMに興味を持ち、実際にDJでもプレイするようになった経緯についても教えてください。

2007年頃からEDMがヒップホップのパーティーでプレイされるようになって、そこから自分も積極的にダンス・ミュージックをヒップホップ等と共に自分のDJセットの中でプレイするようになったんですけど、同じBPMでトップ40系のポップ・ミュージックとかと並べてミックスすることに違和感を覚えて、徐々にパーティー・コンセプトに合わせたブレない選曲をするようになっていったのがきっかけですかね。

当時DJ AMが凄く人気が出て、色んなジャンルを混ぜこぜにかける“Open Format”っていうスタイルが日本でももてはやされたんですけど、それに自分は違和感を感じるようになって。

何故かって言うと、そうすると様々なジャンルの名曲やヒット曲が中心のお決まりで似たような選曲ばかりになって、1曲1曲を大事に聴かせるようなプレイ・スタイルではなくなってしまうんです。なんとなく曲がそのDJをShow Offする為の素材っていうか、道具みたいな聴かせ方ばかりに僕には聴こえて、つまらないなと思ってしまったんです。

もちろん僕もヒップホップ・スタイルでDJするときはスクラッチも2枚使いもするし、トリッキーな聴かせ方もDJ的視点では面白いと思うのですが、それと同時にディープ・ハウスのDJが1曲を大事に聴かせて、“Let The Music Play”じゃないですけど、その曲自体がもつ感情とかグルーヴを引き出して曲に引き込ませる聴かせ方も好きなんですよ。サウンド的にもグルーヴ的にも違う曲をマッシュアップ的にどんどん混ぜることによって驚きや新鮮さもあるかもしれないけど、もっとその曲の良さを自然に活かした聴かせ方の方が、音楽に入り込めて気持ちよく踊れる気がして。

ましてやここ日本でDJする場合って、ほとんど持ち時間は1時間くらいで、2時間あれば長いほうじゃないですか。そんな短い時間の中で色んなジャンルの色んな曲を詰め込んでも無理があるし、すぐにお腹いっぱいになってしまうと思うんですよね。クラブ・パーティーはDJショーケースじゃないですし。

それぞれのジャンルで様々な新譜や良い曲がリリースされているのだから、だったらそのパーティーのコンセプトに合った選曲をして、そのなかで深いところまでお客さんを連れて行ってあげたいなと。ヒップホップのパーティーはがっつり黒い選曲で、新旧掘り下げてガンガン擦りながら2枚使いもしてクイックで攻めたら良いし、ダンス・ミュージックだったらやっぱロングミックスしてグルーヴを作り出して、曲そのものの展開や構成を活かした流れや空気感を作り出したいなって。

なので、ヒップホップやブラック・ミュージックのイメージが強い“DJ SWING”とは別に、エレクトロニック・ダンス・ミュージックをプレイする際の、あくまでも“EDM”というジャンルの中での表現を魅せることに徹するアーティストとして、“DR.SWING”という別名義で活動することにしました。

__現在は、新木場ageHaでEDMのパーティー<R.A.V.E.>等も開催されていますね。EDMのパーティーの雰囲気についてはどのような印象をお持ちですか?

先述の内容とも被りますが、あくまでもお客さんが主役で、その主役であるお客さんのボルテージを高めるプレイをして、パーティーを共に作り上げるっていう印象です。“オレDJ上手いやろ”とか“オレのスキルを味わえ”って感じではなく、お客さんの熱気と盛り上がりを純粋に楽曲を通してフロアとDJ ブースで共有してる感じですかね。終始お客さんと音楽を通じて対話してる感じで、DJしてる間も自分がフロアの中で盛り上がっているお客さんの一員のような感覚で楽しんでいます。

__では、DR.SWING名義としては初となるミックスCD『Ultimate EDM Traxxx Mixed by DR.SWING』について教えてください。まず、どのような内容のミックスCDにしたかったですか?

一言で言えば、自分が現場でPLAYするEDMのパーティー感、臨場感をそのまま味わえる内容です。ミックスCD作品だからって、現場とあまりにもかけ離れた内容にはしたくなかったんです。EDMの魅力は現場にあると思うから。1曲目のアタマに自分のMCを入れたのも、パーティー感を出したかったからです。過去にオフィシャル・ミックスを何作も作ってきましたが、自分の声を作品に入れたのは初めてです。

__選曲と構成、ミックス面で特に重視したこと、こだわった部分について教えてください。

ロングミックスする際にハーモニクス的に違和感が無いように、音楽理論を踏まえた上で曲の構成を考え、現場感を感じられるような高揚感のあるミックスを心がけました。

選曲はEDM初心者からファンまで老若男女問わず楽しめるよう、最新の曲から定番のヒット、少しマイナーな曲まで、メロディアスで聴きやすいトラックとマッドでアッパーなトラックのバランスを考えました。あとはMIX CDはやはりリスニングのモノなので、聴きやすさという意味でミニマムなフロア仕様のビッグルーム・チューンばかりにならないよう、歌ものを多めに選曲しました。

もちろん音質には徹底的にこだわりました。Traktorでプレイバックし、Antelope ECLIPSE384をオーディオインターフェイスとして使用し、Pro Toolsに録音していきました。それをCRYSTAL SOUNDのシステムでマスタリングし、大音量で聴いても聴き疲れしないけどダイナミックな音に仕上がっていると思います。

__オリジナル曲のDR.SWING & Yoshy Wizer「Don’t Stop」は、どのようにして誕生した曲ですか? 楽曲のアイディアやインスピレーション源について教えてください。

一緒に作ったYoshy Wizerは、僕がDR.SWINGとして所属している事務所に居るクリエイターで、過去に彼が作った作品をマスタリングさせてもらった時からセンスあるなーと感じてて、今回のミックスCDに向けて収録するオリジナル曲を一緒に作ろうって声をかけたのがきっかけです。

一発目だったのでとにかくアッパーでフロア映えする曲を作ろうって話になって、2人で毎週水曜日の夜中にCRYSTAL SOUNDに引きこもって、お互いアイデアを出しながら作っていった感じですね。お互いがカッコいいと思ってる最新曲を聴かせ合ったり、’90年代のレイヴ・サウンドを聴き直したりといった感じでインスピレーションを高めていきました。

彼は昔からトランスが好きで、若くてフレッシュな感性を持っていて、僕は逆にハウス寄りで、彼より長い間多くの音楽を聴いてきた現場的感覚に長けているので、お互いの相性はバッチリで、週1の制作で4回目には完成しました。時間にしたら丸3日くらいだと思います。CRYSTAL SOUNDのメインルームで制作したので、マスタリンググレードのモニター環境を活かして、プログラミングやアレンジしながら同時にミキシングもしていく感じで、非常にスピーディーに仕上げることができました。

__今作の中で、DR.SWINGさんが特に気に入っているアーティストや楽曲をいくつかご紹介いただけますか?

まずは、言うまでもなく5曲目の「Don’t Stop」。

10曲目のGareth Emery feat. Bo Bruce「U (W&W Remix)」は、オリジナルのメロディアスさは活かしつつ、アッパーなドロップを作り出し、完全にフロア仕様なW&Wの素晴らしいリミックス作品だと思います。W&Wのプロダクションは昔から大好きです。

13曲目のThomas Newson feat. Angelika Vee「Don’t Hold Us (Original Mix)」は、Armadaから出てるだけはあってトランシーな美しいメロディーが最高ですね。歌も最高です。

美しいメロディーという点では、17曲目のMarcus Schossow & Arston「The Universe (Original Mix)」も、Revealedからとは思えぬピアノを全面に出した気持ち良いサウンドに仕上がっていて好きです。

他にも、6曲目のHardwellによるエディット(Deorro & J-Trick「Rambo (Hardwell Edit)」)や、20曲目のDeorroのリミックス(Gareth Emery feat. Krewella「Lights & Thunder (Deorro Remix)」)、24曲目のPoter Robinsonの新曲のArtyによるリミックス(Porter Robinson feat. Urban Cone「Lionhearted (Arty Remix)」)あたりが好きですね。

メロディアスでありながらもアッパーさを醸し出してるプロダクションが好みなのかもしれません。

__プロダクション面などもふくめて、DR.SWINGさんが考えるEDMの音楽的な魅力や醍醐味とは何でしょう?

窓口が広いっていうか、このジャンルや音楽に入り込んでる人でなくても聴いて高揚感を味わえる、良い意味での敷居の低さじゃないですかね。

音楽的にはトランスやプログレッシヴ・ハウス、エレクトロ・ハウスがベースにあるけれど、ヒップホップやロック、レゲエからカントリー・ミュージックまでも呑み込んでしまえる包容力とフレキシビリティがある。色んなジャンルの要素を昇華して共通のエレクトロニック・サウンドでダンス・ミュージックとして表現できる、その音楽的な懐の広さが、世界中で万人に受け入れられ大きなムーヴメントになっている要因な気がします。

__最後にDR.SWINGさんの今後の活動予定、そして次なるヴィジョンについて教えてください。

とりあえずこのCDを購入して聴くだけではなく、体感しに現場に遊びに来て欲しいですね。10/17(金)にageHa ISLANDで開催の<R.A.V.E. “Ultimate EDM Traxxx” リリース パーティー>(R.A.V.E. -REAL AUTHENTIC VIBES ELECTRO- ~”Ultimate EDM Traxxx Mixed by DR.SWING” RELEASE PARTY SPECIAL~)を皮切りに全国ツアーを行います。そして海外でのGIGも計画しています。

音源のほうでは、Soundcloudで既に公開している「FIRE」を近々リリースします。その後「Don’t Stop (Extended Mix)」や今制作中のYoshy Wizerとの新曲といった感じで、続々とシングル・リリースしていき、できれば来年の上旬にはDR.SWINGとしてのファースト・アルバムをリリースしたいですね。

来年中には、世界中のダンス・ミュージック・ファンに“JapanならDR.SWINGの楽曲が好き”って認知してもらえるくらいのアーティストになりたいですね。 曲が評価されて人気が出て世界中からGIGの声がかかるっていうのを実現したいです。

これからも皆さんのMusic Lifeに華を添えていけるよう精力的に活動していくので応援お願いします!

interview iLOUD


【リリース情報】

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DR.SWING (V.A.)
Ultimate EDM Traxxx Mixed by DR.SWING
(JPN) SPACE SHOWER MUSIC / PECF-3100
2014年9月24日 発売
※詳細はコチラ

tracklist
01 R3hab & NERVO & Ummet Ozcan / Revolution (Vocal Mix)
02 Hook N Sling feat. Karin Park / Tokyo By Night (Axwell Remix)
03 Galavant feat. Mary Jane Smith / World Of Dreams (Original Mix)
04 Daddy’s Groove vs Nari & Milani / Big Love To The Bass (Club Mix)
05 DR.SWING & Yoshy Wizer / Don’t Stop (Extended Mix)
06 Deorro & J-Trick / Rambo (Hardwell Edit)
07 LA Riots & ThankYouX feat. Jessie Malakouti / Rewind
08 Shanahan feat. Jackie Mohr & Vegas / Only You (Original Mix)
09 Syn Cole / Bright Lights
10 Gareth Emery feat. Bo Bruce / U (W&W Remix)
11 Showtek / Slow Down (Original Mix)

12 Sick Individuals / Wasting Moonlight (Original Mix)

13 Thomas Newson feat. Angelika Vee / Don’t Hold Us (Original Mix)
14 Audien feat. Ruby Prophet / Circles (Original Mix)

15 Mako feat. Angel Taylor / Beam (Dannic Mix)

16 Paris Blohm & Taylr Renee / Left Behinds (Original Mix)

17 Marcus Schossow & Arston / The Universe (Original Mix)

18 Justin Prime & Joey Dale / Poing! (Original Mix)

19 Bassjackers & MAKJ / Derp (Original Mix)

20 Gareth Emery feat. Krewella / Lights & Thunder (Deorro Remix)

21 Borgore feat. Waka Flocka Flame & Paige / Wild Out (Original Mix)
22 Kraak & Smaak feat. Stee Downes / How We Gonna Stop The Time (NEW_ID Remix)

23 Myon & Shane 54 + Late Night Alumni / Under Your Cloud (Extended Mix)

24 Porter Robinson feat. Urban Cone / Lionhearted (Arty Remix)

【イベント情報】

RELEASE PARTY開催決定!!

R.A.V.E. -REAL AUTHENTIC VIBES ELECTRO-
~”Ultimate EDM Traxxx Mixed by DR.SWING” RELEASE PARTY SPECIAL~

2014.10.17 FRI
@ ageHa ISLAND
OPEN 23:00

LINE UP
DR.SWING (CRAZEEK) / KENZI / HIJIRI-X / Y.U / RED BULLY / hashiny / HAYATE
VJ: astoronomical

男性: 3,000yen
女性: 2,000yen
ageHa MEMBER: 500yen OFF
※MIX CDには今イベントのディスカウントフライヤーも同封。購入者はディスカウント価格でご入場頂けます。

http://www.ageha.com/schedule/detail.php?id=20141017

【オフィシャルサイト】

DR.SWING a.k.a. DJ SWING 
http://www.dj-swing.net
https://www.facebook.com/djswingjpn
https://soundcloud.com/dj_swing_jpn

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