HariOm『Vagabond / Marks』インタビュー/EDMFよりリリース!


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RyuichiとDai-Chiからなる新鋭EDMユニット、HariOm(ハリオム)。彼らが、Tomo Hirataの運営するEDMF(Electronic Dance Music Force)レーベルから、『Sword Head / Rivalry』に続くセカンド・シングル『Vagabond / Marks』を、11/25(月)にBeatportでリリースしました。「Vagabond」「Marks」ともに、彼らのライブセットでは既に好リアクションを得ているトラックで、彼らの持ち味であるロッキンなサウンドとグルーヴが詰った注目作です。

ここでは本作『Vagabond / Marks』の内容について、HariOmに話を聞きました。以下で楽曲のプレビュー試聴もできますので、ぜひチェックしてみてください。なお、HariOmは、今週末の11/30(土)17時から、東京 代官山AIRで開催される<EDMF YEAR END BASH>に出演する予定となっています。


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HariOm『Vagabond / Marks』インタビュー

__まず、夏にリリースしたデビュー・シングル『Sword Head / Rivalry』の反応や、ご自身達の中での自己評価はいかがですか?

Dai-Chi「初めてのリリースで、いろいろな面が見えたのが良かったですね。やはりクラブトラックなので、家で聴いてもらうのと、クラブで踊りながら聴いてもらうのとでは、全く違う反応なんですよね。特に「Sword Head」はフロアでの反応が大きくて、いつも僕らのセットのピークでかけてるんですが、フロアも僕らもいい感じに爆発しますね(笑)」
Ryuichi「そうですね。そのフロア感、生感を大事にするようにしてます。家で聴く良さもありますが、いいDJ、いいサウンドシステム、でかい音、大勢で楽しむのがダンスミュージック(特にEDM)の醍醐味だと思ってます。HariOmのセットはかなりロッキンな感じなので、ロック、バンド好きの人もタテノリで楽しめると思います。今これを読んでる人も、是非一歩足を踏み出して外に出て皆で盛り上がりたいですね!!」

__この度EDMFからリリースされたニュー・シングル『Vagabond / Marks』について教えてください。まず「Vagabond」は、どのようにして誕生した曲ですか?

Ryuichi「最初にハウシーなイメージがなんとなくあったので、曲の中心になるグルーヴと音色を同時に詰めていった感じでした。ベーシックトラックの制作期間は約2日くらいで、これまでに比べてあまりにあっさりできたので、逆に“大丈夫かな?”と思ったんですが、案外そういうものかも知れないですね(笑)。聴きどころはシンセのリフレインフレーズと、あとグルーブを感じてもらえたら嬉しいですね!」
Dai-Chi「今までのHariOmにはない、Houseに近いグルーブとProgressive色を出しつつ、新境地を目指した感じですね」

__「Marks」についても、どのようにして誕生した曲か教えてください。

Ryuichi「「Marks」に関しては、「Vagabond」とは対照的に、一つずつ音を積んでいく感じでつくりました。タテノリだけでなく少しウネるようなグルーヴが特徴です」
Dai-Chi「この曲は10月から11月にかけて、実は何度もつくり替えた後にできた曲なんです。初期のバージョンはもっとComplextro色が強い曲で、そこからフレーズと音色の組み合わせを色々変えながらつくってっていきました。なので、最初にできたバージョンと今の「Marks」は、もはや別の曲ってくらい違いますね。攻撃的な音色は前作のHariOmカラーを引き継いでいますが、その要素にバックビートとグルーヴのうねりをもっと表現できれば、さらに踊れる曲になるだろな、とイメージしてつくっていきました」
Ryuichi「さらに、シーンの動向や旬な音色といった要素も見つつ、仕上げていきました。あと、2曲ともマスタリングに関しては今回いろいろ工夫しました。デモ段階で、前回のEDMDでプレイしたり、ageHaでTomoさんにサポートして頂いたりして、ハコでの鳴りを確認、修正して、ベストな音を追求しました」

__日本も含めて、今年のEDMシーンの動向や今後のEDMシーンの流れについては、どう捉えていますか?

Dai-chi「日本のシーンでいえば、今年はまだ大きな波になりきれなかった感じですが、来年は確実にくると思ってます。年末の<ROAD TO ULTRA TOKYO>を皮切りに、年明けの<electrox>、そしてULTRAの本体も遂に日本に上陸しますし、今までだと海外に行かなければ味わえなかった規模感のフェスが身近で体験できる環境が整うのは、シーンに大きな影響を与えてくれると思います」

__なるほど。

Dai-chi「世界のシーンでいえば、EDMシーンを確立させたいわば先がけのDJ達は、不動のトップDJとして君臨する中で、次々と第2世代、第3世代の新進気鋭のクリエイター達が出てきてますよね。次はどんなDJがトップDJの仲間入りするのか、いわばEDM戦国時代が到来してる感じでしょうか(笑)」
Ryuichi「世界的なシーンに関しては、EDMの中でもさらにジャンルの細分化が進むと思います。日本でも、今後もどんどん広がって行く可能性を肌で感じているので、楽しみです。もちろん日本であれ海外であれ、フロアにいるクラウドを一体にさせて、絶頂させることが僕らの使命だと思っているので、自分達も楽しみつつ活動して行きたいと思ってます!!」

__最後にHariOmの今後の活動スケジュール、今後の活動目標について教えてください。

Dai-Chi「直近のスケジュールは、11/30(土)代官山 AIRの<EDMF>、12/14(土)西麻布 Double Tokyoの<EDMD>に出演する予定です。今後の目標としては、とにかくコンスタントに曲をリリースし続けることと、来年はもっとイベント出演を増やしていきたいなと思ってます! 僕らのトレードマークでもあるMashup盛りだくさんのセットを、たくさんの人にクラブで体感してほしいですね!」
Ryuichi「早速、次の曲づくりに入っています。来年早々にもお聴かせできると思いますので、楽しみにしててください!! また、海外出演というのも一つの大きな目標にしています。まずは今回の『Vagabond / Marks』がチャート上位に食い込めれば、可能性も広がっていくと思ってるので、皆様のサポート宜しくお願いします!!」

interview: iLOUD

HariOm
The 5 Best Tracks of 2013

Ryuichi
1. Spear – Sick Individuals
2. LRAD – Knife Party
3. Reverie (Michael Calfan Remix) – Markus Schossow
4. Dear Boy – Avicii
5. Chainsaw – Teo Moss, Arone Clein

Dai-Chi
1. SLVR – Steve Angello , Matisse & Sadko
2. EDM Death Machine – Knife Party 
3. Technicolor – Madeon
4. When We Were Young (Calvin Harris Remix) – The Killers
5. Rocker (Original Mix) – Dannic


【リリース情報】

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HariOm

Vagabond / Marks
(JPN) EDMF / EDMF006
2013年11月25日リリース
Beatportにてデジタル配信中

tracklist

1. Vagabond
2. Marks


【オフィシャルサイト】
https://www.facebook.com/djhariom
https://soundcloud.com/hariom_sound

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