HariOm『Sword Head / Rivalry』インタビュー/EDMFより、本日7/22リリース!


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エレクトロ・ロック・バンド、The Sonic Reducerのメンバーやセッション・ミュージシャンとして活動していた、Ryuichi KawasakiとDai-Chiが結成した新鋭EDMユニット、HariOm(ハリオム)。彼らが、Tomo Hirataの運営するEDMF(Electronic Dance Music Force)レーベルから、レーベル第4弾シングルとなる『Sword Head / Rivalry』を、本日7/22(月)Beatport Exclusiveでリリースしました。「Sword Head」「Rivalry」ともに、東京代官山AIRのEDMFパーティーで既にお披露目され、好リアクションを得ている注目トラックです。以下でプレビュー試聴できますので、ぜひチェックしてみてください。

ここでは本作『Sword Head / Rivalry』とHariOmの音楽性について、メンバーのRyuichi KawasakiとDai-Chiのお二人に話を聞きました。HariOmのDJミックス音源も貼ってありますので、あわせてチェックしてみてください。


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HariOm『Sword Head / Rivalry』インタビュー

__まずは、音楽活動をスタートしたきっかけなどについて教えてください。

Ryuichi Kawasaki「幼少よりドラムを始めて、高校時代にDrum Magazineのコンテストでグランプリを受賞をきっかけに、LAのLos Angels Music Academyに海外留学しました。帰国後、セッション・ミュージシャンをする傍ら、エレクトロ・バンド、The Sonic Reducerとして活動を始めました。Dai-Chiとは、その時からのバンド・メンバーです。基本的にジャンルを問わず、ダンサンブルな音楽を中心に幅広く聴きますが、現在はEDMがメインですね」
Dai-Chi「僕の方は、小さい頃からピアノをやったりクラシック・ギターを弾いたりと、わりとクラシックがバックボーンにあって、その後ベースを弾き始めて、様々なバンドやセッション・ミュージシャンをやってました。トラック制作はRyuichiとバンドを結成した時期から始めて、その後はDJとトラック制作を中心にやってました。以前、その中でRöyksoppリミックス・コンテストの日本部門でグランプリを頂いたりと、エレクトロやダンス・ミュージックの分野がメインでしたね」

__バンド活動を経て、HariOm(ハリオム)を結成した経緯について教えてください。また、ユニット名の由来についても教えてください。

Dai-Chi「EDMのシーンと僕らが表現したい音楽、手法、可能性が一致していたので、2013年から活動を本格的に始めました。アグレッシヴなリフや、歪んだノイズの音色などは、以前やっていたバンド・サウンドに共通する部分も多くあったので、Ryuichiとの楽曲制作を再開したのが、ユニット結成のきっかけですね」
Ryuichi Kawasaki「以前バンド活動をしていた時からお世話になっていた、現在はEDMFレーベルを主宰しているTomo Hirataさんに声をかけてもらったことも、きっかけの一つです。ユニット名の由来は、昔訪れたインドのリシュケシュに感銘を受けた際、一番身近に浸透して合い言葉になっている、サンスクリット語で最も聖なる響きである“Om”という言葉です。で、“Om”という言葉が含まれているHariOmをユニット名にしました。ちなみに、インドでもEDMは大人気のようですよ(笑)」

__この度EDMFからリリースされる『Sword Head / Rivalry』について教えてください。まず、「Sword Head」は、どのようにして誕生した曲ですか?

Ryuichi Kawasaki「この曲に限らず、どの楽曲に関しても同じことが言えるんですが、常にものすごい速さで進化していくシーンの“今”の音を感じさせられるよう、意識して制作しています。で、音色や手法、使う機材、ミキシングなど沢山の要素が関わってくる中で、これからもっとオリジナルな“HariOmカラー”を出して行きたいと思っています。この「Sword Head」は、まさしく僕らの“今”のロック感をうまく表現できた曲になったと思います」
Dai-Chi「バンド・サウンドの要素を入れつつ、勢いや疾走感を大切につくりました。音色に関しては、歪みの微妙な加減や、EQやコンプのかけ具合、レベルなどで全体像のイメージがすごく変わるので、丁寧に仕上げました。前回のステージ(7/13のEDMF)でも、セット後半のピークにテストプレイしたんですが、フロアの反応が想像以上によくって、こっちもアガりました(笑)」

__「Rivalry」は、どのようにして誕生した曲ですか?

Dai-Chi「HariOm名義では、この曲が最初にできた曲なんですが、フックの部分ができた段階でマッシュアップをつくって、前々回の5月のEDMFでテストプレイしました。こちらもフロアの反応が良くて、終わってからその余韻を忘れないよう、そのテンションで数日で一気につくり上げました」
Ryuichi Kawasaki「やっぱり、もともとロックキッズだった僕らとしては、“歪み”という音をすごく大事にしてるんです。EDMというカウンター・カルチャーの中で、あえてこの“Rivalry”というタイトルを命名しました」

__昨今EDMと呼ばれているエレクトロニック・ダンス・ミュージックのシーンについては、どのような印象をお持ちですか?

Ryuichi Kawasaki「ロックのコンサートより、ロックを感じることもあります」
Dai-Chi「アメリカ、ヨーロッパでの盛り上がりはもちろんですが、今までのクラブシーンとの差異としては、ほとんど例外なくDJ=サウンドクリエイターという図式になっていますよね。その中で、とにかく良いクリエイターが多くて、楽曲も日々進化を続けてるところが一番の魅力ですね」

__そうですね。

Dai-Chi「DJプレイも、従来のDJスタイルではなくライブのような感覚に近いですよね。マッシュアップの多さや、MCを挟んだりと、そのライブ感のある演出が、EDMの盛り上がりの要因の一つなんだと思うんですよ。HariOmも、やっぱりプレイする時にはこの感覚を大切にしてます。もともとバンド出身でもあるので、どうしても盛り上げたくなっちゃうんですけど(笑)」
Ryuichi Kawasaki「近々ライブセットも披露できたら、と思っています」

__HariOmの今後の活動スケジュール、今後の活動目標について教えてください。

Dai-Chi「今回のリード曲「Sword Head」が、8月にユニバーサルから発売されるコンピレーションに収録される予定です。また現在制作進行している楽曲をまとめたEPの準備をしてるので、次回作もどどっとお届けできると思います」
Ryuichi Kawasaki「EPは初秋を目処に制作していますが、その前の夏に、もう2タイトル歌モノ曲をリリースすると思います。とにかく曲をつくりまくっていて、どどっとリリースするので、ぜひ楽しみにしていてください! なにより、僕らのようなダンス・ミュージックは、クラブで大音量で感じるのが醍醐味でもあると思うので、もし今回リリースする2曲や、下記にあるMixcloudのDJミックス音源を聴いて気に入ってくれたら、ぜひイベントに参加してみんなで盛り上がってほしいです!」

interview: iLOUD


【リリース情報】

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HariOm

Sword Head / Rivalry

(JPN) EDMF / EDMF004
Beatportより7/22リリース

tracklist

1. Sword Head

2. Rivalry


HariOm Promo Mix June 2013 by Hariom on Mixcloud

【オフィシャルサイト】
https://www.facebook.com/djhariom

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