hasama『Saki Ato / Tomei Na Kage』インタビュー/EDMFよりリリース!

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ロック・バンドでの活動を経て、ニューヨーク留学中にダンス・ミュージックに目覚め、2012年にエレクトロニック系の楽曲制作をスタートさせた日本人クリエイター、hasama。彼が、Tomo Hirataの運営するEDMF(Electronic Dance Music Force)レーベルから、デビュー・シングル『Saki Ato / Tomei Na Kage』を、11/25(月)にBeatportでリリースしました。「Saki Ato」「Tomei Na Kage」共に、彼の日本語詞のボーカルをフィーチャーしたトラックで、既存の日本産エレクトロニック・ダンス・ミュージックとはひと味違う、 エモーショナルな音世界を表現したものとなっています。

ここでは注目のニューカマー、hasamaに、本作『Saki Ato / Tomei Na Kage』と彼の音楽性について、メールで話を聞きました。以下で楽曲のプレビュー試聴もできますので、ぜひチェックしてみてください。各曲の歌詞も載せてあります。また、hasamaは、今週末の11/30(土)17時から、東京 代官山AIRで開催される<EDMF YEAR END BASH>に出演する予定となっています。


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hasama『Saki Ato / Tomei Na Kage』インタビュー

まずは音楽活動をスタートしたきっかけや、ご自身の音楽的な背景について教えてください。

中学の頃に始めたバンドが音楽活動をスタートしたきっかけになりました。
メロコアやパンク、エモやスクリーモなどのジャンルをやっていました。
ニューヨークにいた頃、友達に連れられていったWebster HallでNeroのライブを見て、
Dubstepに興味を持ち始めてから、楽曲制作をPCで行うようになりました!

通っていたアメリカの大学がかなりのパーティースクールで、
週末になると、街を巡回するバスが学生達でパンパンになります。
そのバスを逃すまいと猛ダッシュする様子や、パーティ会場での狂ったようなエネルギーを見て、
あぁ、僕はパーティーピーポーじゃないんだなと気づきました。

“Ibiza”ではなく、“Izakaya”みたいなスケール感で、
親しみの沸くようなやさしい曲が作れたらいいなと思っています。

“hasama”というアーティスト名の由来についても教えてください。

出身地が大分県にある挟間町(ハサマ町)であったことが直接の由来です。
恥ずかしい話なのですが、バンドの頃からずっと“今”という概念について歌ってきました。
“今”が“過去と未来”や“前と後”など、何かの間に挟まれている様子をイメージして、
hasamaという名前が、僕の歌詞にフィットすんじゃないかと考えました。

地元のやつらが見たときに、クスリと笑ってもらえればうれしいです!笑

この度EDMFからリリースされた『Saki Ato / Tomei Na Kage』について教えてください。
まず、「Saki Ato」は、どのようにして誕生した曲ですか?

先輩のトラックメイカーが家に遊びに来たとき、
何気なく作ったコードとシンセのメロディから膨らませていきました。
歌詞は、隣の芝が青すぎて見えた時に作りました!笑

他人の成功を羨みすぎて、自分に起こったうれしい出来事をすぐに忘れてしまう、
そしてまた違う大きな何かを欲しがる様子を歌詞にしたのですが、
そんなイメージが伝わっているとうれしいです・・・

また先に『EDM.JP』にも収録された「Tomei Na Kage」についても、
どのようにして誕生した曲かご紹介ください。

僕の兄がやっていたバンドに好きな曲があって、
その歌詞に使われていた“透明な影”という言葉を土台にしました。
それが何であるのか、曲の中で説明されているわけではないのですが、
僕なりに解釈して、当時の生活の様子と重ねて作りました。
そのときはサラリーマンをやっていて、
“音楽やりてー!”という気持ちをごまかそうと必死だったのですが、
そういう気持ちが歌詞のベースになっているような気がします!

昨今EDMと呼ばれているエレクトロニック・ダンス・ミュージックのシーンについては、
どのような印象をお持ちですか?

“どんな音楽つくってるの?”と聞かれたとき、
これまでロックと答えてきたのが、“EDMっぽい音楽作ってる!”に変わりました。
なので僕にとってEDMは楽曲制作の“手法”の一つなんだと思います。

既に色んな議論が繰り広げられている中で、それ以上の解釈は怖くて言えません。。。

ただ、コードやメロディを作り、バースやコーラスで構成されている楽曲。
そして自分のオリジナル楽曲を、大勢の前で流すDJの姿は、
ロックバンドが大きなホールでライブしているのと同じように映りました。
しかもそれをPC1台で作ってしまうクリエイターの凄さや、その攻撃的な聴き、
僕もそんな風になりたいと思っただけなんです!

それらの音楽がEDMと呼ばれていることに気づいたのは、少し後のことなので・・・
でも僕みたいにダンスミュージックに興味が無い人でも、スッと入ってくる音楽の様に感じます!

hasamaさんの今後の活動スケジュール、今後の活動目標について教えてください。

これまでどおり、オリジナルの楽曲をサウンドクラウドにあげつづけたいと思います。
今回、EDMFからリリースしていただいたおかげで、
これまで無かったような反響をもらえるようになり、
曲の発表をするたびにワクワクする気持ちでいっぱいになります。

だけど本当は有名になりたいです。
有名アーティストへの楽曲提供リミックスの依頼を受けたり、DJのギャラをもらったり・・・
アルバイトが週4や週3でも暮らしていけるような、
そんな野望を抱きながら今夜も一人でパソコンの前に座っています。

ご高覧いただき誠にありがとうございました m(_ _)m

interview: iLOUD


【リリース情報】

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hasama
Saki Ato / Tomei Na Kage
(JPN) EDMF / EDMF005
2013年11月25日リリース
Beatportにてデジタル配信中

tracklist

1. Saki Ato
2. Tomei Na Kage


【オフィシャルサイト】
https://soundcloud.com/hasama


【歌詞】

Saki Ato

同じ朝 視界でかすむ思い出
違う花 でも枯れれば捨ててしまうの

心が嘘だらけで
言葉が形をぼやかして
いつだって音は汚れたままで

痛みや悲しみが
いたずらに意味を殺していくから
期待や欲望が
示した光の先を僕はまだ知らない

同じ朝 視界でかすむ思い出
違う夢 どこにしまっていたの
ありがとう最後まで
さようなら初めから
いつまでも音が錆びていくように

Tomei Na Kage

僕は何でいまさら
違う色を見つけた
幸福なんて安物 
身に纏うようになったよ

天国までつれてって 
鍵は開けておいて
神様になって助けて
二度目の命を与えてよ

あの透明な影
上着に重ねて

もう二度と
あの歌は聞こえないのかな
日が差してきて
違う世界を照らしてく

あの日まで戻して
忘れてた希望を
時を間違って叶えて
箱を軽く鳴らした

たかがそれだけのこと
だけど忘れないでよ
すべて昨日になるよ
僕の名前を消してよ

今は

もう一度
あの歌を聞かせてほしいから
隠しきれない
片方の胸にのせたハエを

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