JAMAICA インタビュー


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Antoine Hillaire(アントワン・ヒレール/元Poney Poney)とFlo Lyonnet(フロー・リオネ)の二名からなる、パリ出身のインディー・ロック・バンド、JAMAICA。先日で来日を果たした彼らが、8月18日にデビュー・アルバム『No Problem』をリリースします(デジタル・アルバムは発売中)。高校時代、メンバーのAntoineと一緒にバンド活動をしていたことがあるという、JusticeのXavier De Rosnayをプロデューサーに招き、制作した本作。その内容は、キャッチーでロッキンでアップテンポな、めるくめく3分間ポップの世界を凝縮したものとなっています。

そんなアルバム『No Problem』の内容と、JAMAICAの音楽性について、Antoineに話を聞きました。

――まずは、あなた達がJAMAICAを結成した経緯について教えてください。

「僕ら二人が知り合ったのは、それぞれの元カノが友達同士だったからなんだ。初対面の印象はお互いサイアクだったんだけど、次に会った時には、気づいたらいろんなことを夢中で話し合っていて、あっという間に時間が過ぎていったよ。で、自分の家の地下で音楽制作をしていたFloは、僕をボーカルに誘ってくれた。その頃、僕は別プロジェクトのPoney Poneyをやってたんだけど、ドラマーが抜けた時に新しい名前でバンドを続けたいとも考えていたから、これを機にFloと本格的なバンドをやろうと決めて、彼とJAMAICAを始めることにしたんだ」

――JAMAICAというバンド名にした理由は、何ですか?

「このバンド名は、ジャマイカという“場所”自体を指しているわけじゃないよ。 Boston、America、Japan、Chicagoのような、国名や土地名を使ったバンドへのトリビュートにしたくて、選んだ名前なんだ。それに、“ジャマイカ”って、Nirvanaと、Madonnaと、Jamiroquaiと、Oasisをパーフェクトにミックスした言葉の響きに聞こえるだろ?」

――なるほど。では、JAMAICAを結成した当初の、バンドの音楽的なコンセプトはどのようなものでしたか?

「はっきりとしたコンセプトはなかったね。たまたま僕が、ポップでギター中心の、わりとアップ・テンポな3分間ソングばかりを書いていたってだけのことさ。で、僕は、歌っている時にあまり複雑なギターを弾けないから、メロディー・ラインの大部分をFloのベースに委ねているんだ。JAMAICAのベーシックな音楽的要素は、それくらいかな」

――ちなみに、あなた達が影響を受けたバンドやミュージシャンには、どんな人達がいるのでしょうか?

「JAMAICAの音楽的影響には、様々なレイヤーがあるよ。まず第一は、僕らが聴いて育った音楽だね。僕の方は、NirvanaとかThe Beatles。Floの方は、PanteraとThe Beastie Boysが、初めて衝撃をうけた音楽だったらしい。で、その後、僕らはThe PoliceやTodd Rundgrenといった、ポップを主体とした音楽にひかれるようになっていったんだ。ヨットポップ(編注:日本では、A.O.R.やアダルト・コンテポラリー、ソフトロックに区分させるようなサウンド/アーティスト群のこと)っていうのかな?

――では、デビュー・アルバム『No Problem』について教えてください。まず、作品のテーマは何でしたか?

「現代的なロック・アルバムをつくりたかったね。若い男性の立場から見た、恋愛関係、友達、仕事をテーマにした歌詞とか、お決まりの、“I love you / Do you love me / I don’t love you / You don’t love me”的なフィーリングを取り入れること以外に、特にコンセプトなんてなかった」

――アルバム・タイトルを“No Problem”とした理由は何ですか?

「分かりやすくて耳ざわりのいいフレーズだから、この言葉をタイトルにしただけなんだ。だから、あまり深い意味はないね」

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