MEG 新たなスタートを予感させる、発展的ニュー・シングル


モデル、ファッション・デザイナーの顔を持つほか、自身のライブやCD作品でもオリジナリティーあふれるアイディアを提示し、マルチな才能を開花させているポップ・シンガー、MEG。’07年に、エレクトロ・ポップ・アイコンとしてブレイクした彼女は、以来そのスタイルを常に更新し、現在はバンドを従えてライブを行うなど、多彩なアプローチを見せている。

そんなMEGが、最新アルバム『MAVERICK』から2ヶ月ぶりに、早くもニュー・シングル『PASSPORT / PARIS』を完成させた。今回も、中田ヤスタカ(capsule)を楽曲プロデューサーに迎えた本作。制作に臨んだ心境を、MEGはこう話す。

「『MAVERICK』を制作した後、ヨーロッパに一人旅に行ってきたら、わりと考えがまとまって、チャレンジしてみたいことが出てきて。そこからシングルの制作に入ったので、新たなスタートという気持ちでつくれました。作品の意味合いとしてのまとまりは、ここ最近には無かったぐらい、充実したものになりました」

『PASSPORT / PARIS』という、旅をイメージしたタイトルが付けられたこのシングル。そのインスピレーション源とは、一体何だったのだろうか。

「中田くんから最初にデモが届いた時に、滑走路とか、飛行機みたいな絵が浮かんだんです。それが、自分の境遇にぴったり合った気がしました。今秋のベスト盤で、今のレーベルを卒業するんですけど、そこでつくってきたものも、海外にもルーツとしてまた持って行きたいと思っているんです。そんな、“終わりのように見えるけど、旅立ち”というのが、このシングルのテーマですね」

1曲目の「PASSPORT」は、普遍的な魅力が詰まった、爽快なエレクトロ・ポップ・チューン。MEGらしい、キュートな歌詞が印象的だ。一方、2曲目の「PARIS」は、裏打ちのリズムと、アンニュイなメロディー&コード進行を用いた、ユニークなトラック。こちらでは、フランスの地名を並べたリリックが異彩を放っている。

「「PASSPORT」の歌詞には、これまで3年間ににつくったCDの、全作品のタイトルを入れてあります。そういう点では、ひと区切りという意味合いもある曲です。新しい場所へ行くための、身分証明書のような感じです。「PARIS」は、仮歌がアラビア語みたいだったんですよ(笑)。だから、日本語も英語も合わなくて。フランス語が意外とハマる箇所があったから、歌詞ではフランスの地名を並べてみたんです。個人的にも、フランスはすごく好きなのでイメージしつつも」

なお本作には、中田ヤスタカ(capsule)が手がけたリミックス、「PARIS T12X-mix」も収録されている。こちらは、オリジナルとはガラッと異なる、ハウシーなフロア向けチューンだ。

『PASSPORT / PARIS』を布石に、新たな道を志すMEG。そのポジティヴな思いを、最後にこう語ってくれた。

「音楽以外に、来年はやってみたいこともあるし。来年は10周年だし、もっと自由になって、いろんなことにチャレンジできるといいなと思っています」

シングル情報

MEG_passport_jk.jpg

MEG
PASSPORT / PARIS
(JPN) UNIVERSAL J
UPCH-5666

01. PASSPORT
02. PARIS
03. PARIS (T12X-mix)



【Official Website】
http://megweb.jp/

【LIVE INFORMATION】
MEG Birthday Party 2010 in Puroland
10/2(土)&10/3(日)
@ サンリオピューロランド(東京)
19:00〜21:45
各種チケット 一般発売 9/4(土)12時〜
プレイガイド(e+)

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