BUSY P (ED Banger)『LET THE CHILDREN TECHNO』インタビュー/グッズ・プレゼント

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フレンチ・エレクトロを牽引する人気レーベル、ED BANGER。その主宰者であるビジー・P(ペドロ・ウィンター)と、’90年代からフランスのヒップホップ・シーンで活躍し、現在はED BANGERクルーの一員でもあるDJメディの二人が、コンピレーション・アルバム『レット・ザ・チルドレン・テクノ』をリリースします。彼らが解釈する“テクノ”をテーマに、ミスター・オワゾ、ブレイクボット、セバスチャン、カシアス、パラ・ワン&タクティール、シリウスモ、ゾンビー・ネイション、ゲサフェルスタイン、ブロディンスキ、スクリーム、フライング・ロータスなどなど、20名のプロデューサーにエクスクルーシヴ・トラックの制作を依頼し、さらに、それらのトラックをペドロとメディの二人がDJミックスした注目作です。

ここでは、そんな新機軸の音を満載した『レット・ザ・チルドレン・テクノ』の内容について、ビジー・Pに話を聞きました。また、iLOUD特別編として、<BUSY Pの、『LET THE CHILDREN TECHNO』収録アーティスト達とのテクノな一問一答>もご用意いたしました。お楽しみください。

さらに、『LET THE CHILDREN TECHNO』にちなんだトートバック/メモ帳/エンピツ/ステッカーのセットも1名様にプレゼントいたします。詳細は“続き”をご覧ください。


LET THE CHILDREN TECHNO

PUSY PとDJ MEHDIが送る、ED BANGER流テクノ・コンピ!

interview with PUSY P

__『レット・ザ・チルドレン・テクノ』は、ED BANGERにとって2011年初となるCDリリースになりますね。

「今年もまたクレイジーな一年になるね。アルバムを3~4枚リリースできると思うんだけど、その最初の1枚が、この『レット・ザ・チルドレン・テクノ』さ。今回は、20人のプロデューサーに、エクスクルーシヴ・トラックの制作を依頼したんだ。結果には、心から満足しているよ」

__そのエクスクルーシヴ・トラックを、あなたとDJメディの二人でミックスするというアイディアは、どこから出てきたのでしょうか?

「メディとの関係はずっといい感じできているんだけど、僕なりに彼に対する感謝の念を表したかった、というのがあるかな。あと、彼はもともとヒップホップ畑にいて、僕はどちらかといえばテクノ・キッズだったんだけど、フィールドは違えど、僕らのジョイントで面白いものができるっていうことを、みんなに知ってもらえたらいいなって思ったんだ」

__DJミックスは、どんなふうに仕上げていったのでしょう?

「わりとオーガニックな感じというのかな。うまく言えないんだけど、ビジネスというよりは、メディとお互いに会話を重ねていった結果、このCDが生まれた、というイメージだね。二人の音楽的な好みというか、テイストを伝え合いながら、ディスカッションを繰り返して、トラックリストをつくり上げていったよ」

__アルバム・タイトルが面白いですよね。どんなコンセプトの作品なんでしょうか?

「漠然とした言い方だけど、テクノってデジタルな音楽だよね。未来の音楽、というかさ。で、収録曲に関しては、いわゆるテクノもあるけど、これまでみんなに楽しんでもらってきたようなエレクトロもあれば、ダブ・ステップもあるんだ。幅広くピックアップしたつもりだよ。テクノってもう、ロックと同じようなジャンルなんじゃないか?って思ってるんだ。サブ・ジャンルがたくさんあるじゃない? だから、そういう幅広い意味での“テクノ”を、僕らなりの視点からプレゼンできればいいなって思ったんだ」

__確かに本作には、色々なタイプのアーティストが含まれていますよね。スクリームとか、フライング・ロータスとか。

「いわゆるED BANGER的なサウンドしか興味ないとか、それ以外でも、何か特定のジャンルやスタイルしか聴かないっていうのは、音楽ファンとして悲しいことだよ。僕自身、ピンク・フロイドやレッド・ツェッペリンからRUN D.M.C.まで、色々とごっちゃに聴いてきたし。まぁ、自分の耳がそういうふうにオープンだったこと自体がラッキーというか、感謝すべきことなのかもしれないけどね。僕はいま、自分のレーベルを運営していて、色々と新しいことを発信できる状態にいるから、そういった自分の経験を、今のキッズ達とシェアしたい、という思いもあったんだ。このコンピが、“テクノ”という旗印の元に、何でもアリなんだっていうことを示す、昼間の民放ラジオみたいな役割を果たすことができたらいいね」

__全曲エクスクルーシヴ・トラックということですが、既にフロアでスピンした曲はありますか? 特に反応が良かったものなどあれば、教えてください。

「全ての楽曲が、各アーティストからの特別なプレゼントだから、そういう意味ではなかなか甲乙つけがたいところがあるんだけど、DJで特に反応があるトラックというと、ゾンビー・ネイションの「Relax」かな」

__あなたが、キッズ達をテクノさせるために何か一曲提供するとしたら、どんな曲を選びますか? 新旧は問いません。

「ダフト・パンクの「Around The World」だね。これから世界中のキッズ達に発見してもらいたい、究極のテクノだよ」


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『LET THE CHILDREN TECHNO』収録アーティスト達との、BUSY Pのテクノな一問一答

BUSY P「このタイトル「Relax」は、正気?どうやってこの曲でリラックスするんだよ!」
ZOMBIE NATION「ペドロ、君の言うことが、むしろよくわからないね。これ以上のリラクゼーション、ないって」

BUSY P「品行方正なクラブ・キッズになるために、イリーガル・レイヴをあきらめたんだって? 後悔してない?」
DJEDJOTRONIC「あれはただ、キメキメになるためだけに行ってたようなもんだからね。インターナショナルなプロフェッショナル・エンターテイナーたるもの、そんなんじゃダメだろう? いま興味があるのは、5つ星ホテルとファースト・クラスのラウンジだけ。でも、ダークサイドは、いつだって急にフラッシュバックしてくるからさ。まぁ、そんなときはゴメン、って」

BUSY P「君らの音楽を一言で言うと、ディスコ・ガンジャって感じだね」
DISCODEINE「いや、むしろホモ・ガンジャだね。ドレッドロックスなんてクソくらえ、ってね」

BUSY P「ハンサムなストレート・ボーイが、どうしてこんなホットなゲイ・ミュージックをつくれるのかな?」
CASSIUS「いつもBサイドを愛してきたからさ」

BUSY P「ヒップホップをギブアップして、テクノ・ヘッズに転身した理由は?」
DJ MEHDI「あの時あそこで、ペドロに会ってしまったからさ」

BUSY P「君も僕も、熱狂的なディラ(J Dilla)のファンだろ? 彼って、ダフト・パンクをサンプリングしてるんだよね。知ってた?」
FLYING LOTUS「ディラはレコードの制限なしに、何でもサンプリングしたよね。モンスターさ。コントロール不能というか。でも、それがいつだっていい方向に振れるんだ。彼のエレクトロや、シンセ使いが好きでね」
BUSY P「君がMR OIZOでチルってるのを見て、ちょっと嬉しかったんだけど、エレクトロで好きなアーティストとかいるのかな?」
FLYING LOTUS「OIZOとは、彼がロサンゼルスに来た時に一緒になったんだけど、彼はまるで、自分の部屋にいるかのようにリラックスしてたね。正直、エレクトロのことはよく分かんないけど、新しい音としてED BANGERやMAD DECENTのことは、ずっとフォローしてたよ。中でも、OIZOはドンピシャさ。ダンスフロアにユーモアをもたらす彼のサウンド、最高だろ? ビジュアル的でもあるし、ブッ飛んでもいるし。彼のクリエイティブなプロセスは、いつも僕の興味を掻き立ててくれるよ」

BUSY P「ヘイ、アイク、彼女が新しいティナかい?」
FEADZ「いや、まだ募集中。とりあえず彼女のほうがピンプっぽいから、まぁいいかな、って」

BUSY P「一目惚れから、倦怠期を経て、再び蜜月の時、って感じなのかな。結局TACTEELの髪型に嫌気がさしただけなんだろ?」
PARA ONE「そう、それでまたヤツの髪型に嫉妬して、よりを戻した、という」
BUSY P「で、TACTEELが、PARAのサウンドに新たなファンクを注入、と?」
TACTEEL「JBばりにね。ボーボーだよ」

BUSY P「ダンスする時は、ジョン・トラボルタとロバート・カーライル、どっちのスタイル?」
SKREAM「ジョンだね。それもパルプ・フィクションの時の」

BUSY P「女性に大人気だとか。みんな一緒にツアーしたがるでしょ? ツアーするなら、誰が一番いい?」
RITON「僕の右側でDJしてくれる人かな。僕自身は、左側の方がグッド・ルッキングなんだ。そこをちゃんと見せないと。バランスがとれて、ニットが似合って、細身で…って考えると、MEHDIかJOAKIMあたりなんじゃないかな」

BUSY P「いま最もファンキーなアーティストが、なんであんな寒いとこから出てきたんだろう?」
SIRIUSMO「ホットなアレを持ってるからさ!」

BUSY P「クラブで最長老なんじゃない? 自分の娘くらいの子達に囲まれてるヒュー・ヘフナー的な心境かな?」
MR OIZO「去勢して、ボブのかつらをかぶったヘフだね」

BUSY P「君の曲が唯一、このコンピの中でテクノらしいテクノかもね。お気に入りのテクノの曲は?」
BRODINSKI「CJ BOLLANDの「Camargue」と、JORIS VOORNの「Incident」。この二つには思い入れがあり過ぎて、甲乙つけがたいな」

BUSY P「彼女は僕のものだよ。戦うかい?」
MATTIE SAFER「その必要はないね。これまでは君のものだったかもしれないけど、これからは僕のものだし(編注:MATTIE SAFERは、ザ・ラプチャーでベースを弾いていた、あの人ですよ)」

BUSY P「ギャルっぽい厚底靴をはくのと、髪をピンクに染めるのと、どっちがいい?」
DUKE DUMONT「ギャルっぽい厚底のクツかな。もしプリンスみたいな、悪趣味なハイヒールを…って言われたら断るけど」

BUSY P「ドイツのどこの生まれなの?」
GESAFFELSTEIN「知らねーよ!!」

BUSY P「初めて酒を飲んだのは、何歳のとき?」
BOBMO「言わなきゃダメ?」

BUSY P「いつもは出血しそうなくらい、激しい曲をつくってくるけど、今回は泣けるよね。どうしちゃったの?」
SEBASTIAN「鳩の羽をもった天使になった気分になってみたんだ」


【アルバム情報】

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ED BANGER RECORDS Present
LET THE CHILDREN TECHNO
Compiled & Mixed by BUSY P & DJ MEHDI
(JPN) RITMO CALENTITO/ED BANGER / RTMCD-1003
3月5日発売
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tracklisting
01. MR OIZO – Let The Children Techno
02. BUSY P – Procrastinator
03. DUKE DUMONT – Hipgnosis
04. SIRIUSMO – Idiot
05. PARA ONE & TACTEEL – Infinity Riser (remix of Bernard Fevre’s Dali)
06. BREAKBOT – Shades Of Black
07. SEBASTIAN – Enio
08. MATTIE SAFER – Is That Your Girl? (ft. Telli from Ninjasonik)
09. GESAFFELSTEIN – The Voice
10. CASSIUS – Shark Simple (L-VIS 1990 & The Neon Dreams Remix)
11. DJEDJOTRONIC – The Invisible Landscape
12. DISCODEINE – Grace
13. FEADZ – Far From Home (ft. Claude Violante)
14. BRODINSKI & TONY SENGHORE – Anagogue
15. BOBMO – Control
16. ZOMBIE NATION – Relax
17. RITON – One Night Stand
18. SKREAM – Boat Party
19. DJ MEHDI – TragicoMehdi
20. FLYING LOTUS – Caravan Of Delight

【オフィシャルサイト】
http://www.edbangerrecords.com/ltct/(試聴できます)
http://calentito.net/
http://twitter.com/calentitomusic


【プレゼント】

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ED BANGER最新コンピ『LET THE CHILDREN TECHNO』のリリースを記念して、本作にちなんだチルドレン・グッズ、トートバック/メモ帳/エンピツ/ステッカーのセットを、1名様にプレゼントいたします。運んでメモって貼っちゃってください。


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(※ 応募しめきり: 2011年3月25日 24:00)

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