アリシア・キーズ『The Element of Freedom』を全曲試聴

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アリシア・キーズが、『The Element of Freedom』の全曲試聴をFacebookで開始しました。試聴するにはFacebookのアカウントが必要で、ログインした後、アリシア・キーズのFacebookページに行き、最上部の“ファンになる”でファンになればOKです。このタイプの試聴は、通常US発売までの期間限定ですので、お早めに。

『The Element of Freedom』は、12/16に日本発売される、アリシア・キーズの4thアルバム。Beyonceをフィーチャーした「Put It In A Love Song」、Jay-Zと組んで全米No.1を獲得した「Empire State Of Mind」のアリシア・キーズ・バージョンとも言える「Empire State Of Mind(Part II)」など話題曲も多数収録しています。隠し味的なシンセを多用するなど、新たな一面も見せているだけに、ファンならずとも必聴の一枚ですね。

先日は、YouTubeでチャリティー・ライブの生ストリーミングも行い、ネットをフル活用しているアリシア・キーズ。ライブもサウンドも、すべてをさらけ出せる、その自信も彼女の音楽性を支えているのでしょう。

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BBCが“Sound of 2010”のロングリストを発表

UKの音楽関係者165人が2010年のライジング・スターを占う“Sound of 2010”のロングリストを、BBCが発表しました。このリストは、音楽業界内ではけっこう有力なので、注目です。

BBC“Sound of 2010”ショートリストと最終的な勝者の発表は、来年1月で、ちなみに2009の勝者はLittle Bootsでした。

以下に、そのリストを引用させていただきましょう。
Daisy Dares You
Delphic
Devlin
The Drums
Everything Everything
Giggs
Gold Panda
Ellie Goulding
Hurts
Joy Orbison
Marina & the Diamonds
Owl City
Rox
Stornoway
Two Door Cinema Club

ざっと聴いた感じでは、今年の“エレクトロ・ポップでいきましょうか~”って感じはもうなくて、とりあえずポップなものに、申し訳程度にGold PandaとかJoy Orbisonとかエクスペリメンタルなものやグライムが入っているのが2010年という印象です。Owl City入ってるのは、なんか反則感ありますねw。iLOUD的には、既に紹介&プッシュ中のDelphic、Two Door Cinema Club、The Drums、Marina & the Diamondsに注目でしょうか。

BBC“Sound of 2010”ロングリストのビデオ、並べてみたんで、みなさんもチェックしてみてください。あと、去年のロングリストも最後につけてみました。どれだけ当たってたかな?

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Biffy Clyro「Many of Horror」

Biffy Clyroが、「Many of Horror」のPVを公開しました。「Many of Horror」は、Biffy Clyroの5thアルバム『Only Revolutions』(12/23日本発売)から、4枚目のシングルカットです。

スコットランドのロック・バンド、Biffy Clyroは、’90年代から活動していますが、近年人気急上昇中で、UKアルバム・チャート8位を記録した『Only Revolutions』からも、「Mountains」と「That Golden Rule」をUKトップ10に送り込んでいます。

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Infusion「Try It On」

オーストラリアのエレクトリック・ロック・バンド、Infusionが「Try It On」のPVを公開しました。「Try It On」は、12/1にiTunesとbeatportでリリースされるトラックで、12/26日本発売予定のニュー・アルバム『All Night Sun Light』からのシングルカットです。現在、InfusionのMySpaceでは、このアルバムから他に「2 Player Game」「So Soon」「Dogtown」の3曲を聴くことができます。完全に自分たちが創りたいように創ったという『All Night Sun Light』は、見逃せない一枚となりそうです。

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Devendra Banhart、来日決定(2010年2月)

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Devendra Banhartが来日、2010年2月4日・5日に東京・代官山UNITにてライブを行うことになりました。アメリカはヒューストン出身のシンガー・ソングライター、Devendra Banhart。’00年代のフリーク・フォーク・シーンをリードし、その特異なキャラクター性でアート~ファッション・シーンからも注目を集めてきた、鬼才アーティストです。今年11月には、ワーナー移籍第一弾アルバム、『What Will We Be』をリリース。トラッド・フォークやトロピカリズモといった音楽性を吸収してきた、彼独自のボヘミアン・サウンドを、シンプルかつ端正に表現し、これまで以上に聴きやすいサウンドを展開しています。’06年にはSUMMER SONICのビーチ・ステージに登場し、その独特の存在感で会場を包んでいたDevendra Banhart。単独公演は今回が初となるので、注目です。ライブの詳細は、続きからチェックしてみてください。

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ブルックリン・バンド特集

2009年も、いよいよ年間ベスト発表の時期となってまいりました。昨年のLOUD誌ベスト・アルバムはMGMTの『Oracular Spectacular』でしたが、NYのブルックリンからは相変わらず素晴らしいインディー・サウンドが生まれ続けています。

というわけで、この記事では21世紀になってからデビューした、ブルックリン拠点バンドをビデオで20組ご紹介しましょう。ブルックリン勢はLOUDのお気に入りなので、すでにiLOUDや編集局長ブログで紹介済のバンドも多いんですが、今回は期待度の高い新人達も集めてみました。きっと好みのバンドが見つかりますよ!

1.MGMT「Congratulations」
セカンド・アルバム『Congratulations』(2010)収録。MGMTは新世代ブルックリン・バンドの中心的存在ですね。ビデオはいつもサイケです。

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2009年12/6-12/12の注目リリース

今週リリースのうち、アルバムのFUCK BUTTONSまでは、現在発売中のLOUD180号にて、JEFF MILLSは10月発売のLOUD179号にてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

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傳田真央/ I AM
大人の女性のリアルな心情を描いた楽曲で共感を集めている、実力派シンガーの最新アルバム。R&Bやソウルをベースに、ハウス・ビートの楽曲や、シンセ・サウンドを用いたエレクトロニック・チューンにも挑戦した意欲作。12/9リリース。(POP/ R&B)
★★★★★★★★☆☆

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THE XX/ Xx
海外のメディアがこぞって注目している、ロンドン出身、平均年齢20歳の4ピース・バンドによるデビュー・アルバム。淡々としたツイン・ボーカルに、余分な音を一切排したミニマムかつメランコリックなサウンドを展開。
12/9リリース。(ROCK)
★★★★★★★★☆☆

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FUCK BUTTONS/ Tarot Sport
英ブリストル発のエレクトロニック・ミュージック・デュオ。アンドリュー・ウェザオールをプロデューサーに招いたこの2ndアルバムは、ラウドかつデリケートな電子音を詰め込んだ、エモーショナル&ダンサブルな楽曲を収録。
12/9リリース。(EXPERIMENTAL)
★★★★★★★☆☆☆

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JEFF MILLS/ Sleeper Wakes
“ターンテーブルの魔術師”と称される、デトロイト出身のベテランDJ/ プロデューサーが、3年間の沈黙を経て新作を発表。宇宙空間での出来事をメイン・テーマに、スペーシーでコンセプチュアルなテクノ・トラックを展開。
12/9リリース。(TECHNO)
★★★★★★★☆☆☆

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A MOUNTAIN OF ONE/ Institute Of Joy
’05年に結成されたUKのサイケデリック・ロック・バンドによる最新作。ドライブ感あふれるドラムや、ヒプノティックな音色など、往年のサイケデリック/ クラウト・ロックに触発された、壮大で叙情的なサイケデリアを展開。
12/9リリース。(ROCK)
★★★★★★★☆☆☆

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BEAK>/ Beak>
Portisheadのジェフ・バーロウが結成したインスト・バンドによる1stアルバム。12日間のライブ・セッションを音源化したもので、クラウト・ロックやドローンの要素を多角的に追求した、催眠的かつ実験的な楽曲を収録。
12/9リリース。(ROCK)
★★★★★★★☆☆☆

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ARRESTED DEVELOPMENT/ Strong
オーガニックなサウンドと、心温まるメッセージで人気のヒップホップ・グループによる3rdアルバム。ジャズ・セッション風の生演奏曲から、オートチューンを効かせたトレンドものまで、バラエティー豊かな作風を展開。
12/9リリース。(HIP HOP)
★★★★★★☆☆☆☆

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BOY CRISIS/ Tulipomania
UKのメディアも注目する、NYブルックリン発の5人組ポップ・バンドによるデビュー・アルバム。
’80年代のポップやディスコ、ニューウェイブのテイストを取り入れたサウンドと、エモーショナルなボーカルを展開。12/8リリース。(POP/ エレクトリック)
★★★★★★★★☆☆

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BURAKA SOM SISTEMA
アフリカのアンゴラから発生した、トライバル・サウンド、クドゥルを展開するユニットの初ミックスCD。自身の楽曲をはじめ、Major Lazer、Skream、Diplo & Laidback Lukeのヒット曲等、ファンキー&ヘヴィーな楽曲をミックス。12/8リリース。(ELECTRO/ BREAKBEATS)
★★★★★★☆☆☆☆

SINGLES

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ANIMAL COLLECTIVE/ Fall Be Kind
フリーキーでサイケデリックなサウンドと、独特な世界観で人気を博す、米ボルチモア発の音楽集団による最新EP。アンビエント~エキセントリック・ポップなリード曲「Graze」をはじめ、前衛的かつ幻想的な5曲を収録。
12/8リリース。
★★★★★★★★☆☆

Lightspeed Championが、『House-Sitting Songs』を無料配信

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Lightspeed Championが、セカンド・アルバム『Life Is Sweet ! Nice To Meet You ! 』のリリースを前に、突如ニューアルバム(と呼んでいいのだろうか?)『House-Sitting Songs』を発表しました。現在『House-Sitting Songs』は、Lightspeed Championのオフィシャルサイトから、ZSHARE LINK TO ZIP FILE OF ALBUMというリンクをクリックすると、zSHARE経由で無料ダウンロードできます。

『House-Sitting Songs』は、2009年の5月にレコーディングされたそうで、11曲入り。かなり実験的なものやラフなものも含まれています。Spinner.comによると、Lightspeed Championは、このような作品を少なくとも50はリリースすると語っており、あいかわらずの奇人ぶりを見せつけております。

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These New Puritans「We Want War」

These New Puritansが、「We Want War」のPVを公開しました。「We Want War」は、These New Puritansが1/13に日本発売を予定しているセカンド・アルバム、『Hidden』からの先行シングルで、UKで1/11にリリースされます。曲も映像もカッコよすぎ。ビデオの監督はDaniel Askill。

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