NYのアート・パンク・バンド、ヤー・ヤー・ヤーズはオフィシャルサイトで、アルバムが完成間近であり、2009年にはリリースできそうだと語っています。新作は、これまでに発表した『Fever to Tell』、『Show Your Bones』、『Is Is』のいずれとも違う、それでいてヤー・ヤー・ヤーズのサウンドになっているそうです。
最近のNYはかなり盛り上がっている感があるので、新作にも期待が持てそうですね。
NYのアート・パンク・バンド、ヤー・ヤー・ヤーズはオフィシャルサイトで、アルバムが完成間近であり、2009年にはリリースできそうだと語っています。新作は、これまでに発表した『Fever to Tell』、『Show Your Bones』、『Is Is』のいずれとも違う、それでいてヤー・ヤー・ヤーズのサウンドになっているそうです。
最近のNYはかなり盛り上がっている感があるので、新作にも期待が持てそうですね。
トム・ヨークが“ブッシュ暗黒時代のささやかな思い出”として、かつてバンドのウェブキャスト時に完成させていたという「harrowdown hill(tchk harrowdown jump rmx)」をレデイオヘッドのサイトで公開しています。このバージョンは、’06年のソロ・アルバム『Eraser』からシングル・カットされたオリジナルを、ストリップダウンしたバージョンに仕上がっていますね。ヴォーカルのリヴァース・ダブル処理もあって、よりダークさが増しているので、まさに“ブッシュの思い出”には、ぴったりかもしれません。オバマ勝利で大騒ぎしているアーティストは、出たがりのセレブ連中も含めてたくさんいますが、トム・ヨークのこれはちょっと違った切り口となっています。
UKの老舗音楽紙、NMEが毎年発表しているCool List、日本風に言うと“イケてる人リスト”で、クリスタル・キャッスルズのアリス・グラスが1位となりました。彼らを表紙に抜擢して応援してきたLOUDとしては、嬉しい限りです。なかなか興味深い結果だったので、以下にトップ10を引用させていただきますね。
1. Alice Glass, Crystal Castles
2. Jay-Z
3. Andrew VanWyngarden, MGMT
4. Alex Turner, Arctic Monkeys/The Last Shadow Puppets
5. Sam Dust, Late Of The Pier
6. Ladyhawke
7. Caleb Followill, Kings Of Leon
8. M.I.A.
9. Liam Gallagher, Oasis
10. Caroline McKay, Glasvegas
実に順当な感じではないでしょうか。NMEのサイトには、なんと50位まで載ってますので、興味ある方はチェックしてみてください。
今週は、ダンス系のリリースが多いですね。ケムズやモービーは輸入盤ですが注目でしょう。
VARIOUS ARTISTS / House Nation:Piano Gig
日本人受けの良いピアノ・ハウスをコンパイルした、人気シリーズ・コンピの一枚。「Merry Christmas Mr. Lawrence」「Children」のカバー収録。11/5リリース。(House)
THE CHEMICAL BROTHERS/Digital Decks
DJとしても様々なジャンルを横断するプレイが評判のケムズ。その最新ミックスCDにもニューウェイヴ、ハウス・クラシックからエレクトロまで収録されています。11/5リリース。(Balearic)
MOBY/Last Night Remixed
『Last Night』収録曲のリミックス集。D.ラミレス、シェイプシフターズ、フリーメイソンズなど参加でハウス・ファンは特に注目。11/3リリース。(House/Breakbeats)
Q TIP/Renaissance
9年ぶりのセカンド・ソロ・アルバム。先行シングル「Gettin’ Up」、ノラ・ジョーンズをフィーチャーした「Life Is Betta」収録。11/5リリース。(Hip Hop)
FUMIYA TANAKA / Unknown 3
自身のニューレーベル“SUNDANCE”から発表する7年ぶりのニュー・アルバム。ミニマルなサウンドスケープが楽しめる。11/8リリース。 (Techno)
ミドリ/ライブ!!
日比谷野音で土砂降りの中行ったというパフォーマンスの模様を収録したライブ盤。ジャズ・パンク?の強烈な個性に触れることができる。11/5リリース(Punk)
capsule/Jumper
ニュー・アルバム『MORE! MORE! MORE!』からの先行シングル・カット、12インチ。「JUMPER」、「the Time is Now」収録。11/5リリース。(Electro)
リリー・アレンが、全世界で250万枚以上を売り上げたデビュー・アルバム『オーライト・スティル』に続くセカンド・アルバム『IT’S NOT ME, IT’S YOU』を完成させました。LAのイーグル・ロック・スタジオで、ザ・バード・アンド・ザ・ビーのグレッグ・カースティンと制作したと伝えられる本作は全12曲。ソングライティングに重きを置いた、深みを増した仕上がりになっている模様。
日本発売は来年2月4日予定。UKでは、リード・シングル「The Fear」がアルバムに先駆けて1月26日にリリースされます。
すでにMySpaceで公開されている「Everyone’s At It」は素晴らしいポップ・チューンなだけに、アルバムにも期待がかかりますね!
『IT’S NOT ME, IT’S YOU』
トラックリスト
Everyone’s At It
The Fear
It’s Not Fair
22
I Could Say
Go Back To the Start
Never Gonna Happen
Fuck You
Who’d’ve Known
Chinese
Him
He Wasn’t There
ファンからの投票で、UKのベスト・フェスを決めてしまおうと、2004年から開催されているUK FESTIVAL AWARDS 2008の結果が発表となりました。
ベスト・メジャー・フェスティヴァルがグラストンベリーとか、ベスト・トイレがザ・ビッグ・チルとか、そういうUK在住者じゃないと、ほとんど意味のない情報は置いといて、気になるアーティスト関係の受賞者をチェックしてみましょう。
ベスト・ヘッドライン・アクト:キングス・オブ・レオン
フェスティバル・ロック・アクト:ビッフィー・クライロ
ベスト・ダンス・アクト:ザ・プロディジー
フェスティバル・ポップ・アクト:ティンティンズ
ベスト・アーバン・アクト:ディジー・ラスカル
ベスト・ニューカマー・アワード:ティンティンズ
アンゼム・オブ・ザ・サマー:ティンティンズ「That’s Not My Name」
ということで、ティンティンズが大人気だったように見えます。一緒に歌える曲を持っているとやはり強い! ザ・プロディジーの復活が著しい様子も分かります。キングス・オブ・レオンは、もはや王者の風格でしょうかね。
11月19日にニュー・アルバム『MORE! MORE! MORE!』をリリースするカプセルのクラブ・ツアーが決定しました。今回は全公演クラブ・タイムでの開催なので、CDとはまたひと味違うcapsuleの一面が楽しめそうです。最速プレオーダーはイープラスで11/1から。
capsule CLUB TOUR 「MORE! MORE! MORE!」
12/12(金)@ EIGHT HALL(金沢)
12/26(金)@ ZEPP OSAKA
12/29(月)@ ageHa(東京)
1/9(金)@ ZEPP SENDAI
1/23(金)@ WORLD(京都)
1/24(土)@ チャイナタウン(広島)
1/30(金)@ ZEPP FUKUOKA
2/13(金)@ troop cafe(神戸)
2/20(金)@ ダイヤモンドホール(名古屋)
2/28(土)@ ZEPP SAPPORO
3/9(月)@ LOTS(新潟)
3/19(木)@ club cafe Air(沖縄)
MORE INFO: www.asobisystem.com/capsule
クラブ業界で最も有名な、UKのDJ誌が主催するDJ人気投票で、アーミン・ヴァン・ビューレンが二年連続の1位に輝きました。2001年に27位に登場して以来、5→3→3→3→3→1と着実に順位を上げてきたアーミンの人気は衰えをしらないようです。
UKのウェブサイト、data tranmissionがパイオニアと行った“The UKs Top 40 DJ Poll”で、3万通を超える投票からエロル・アルカンが1位に選ばれました。data tranmissionはUKの若者を対象にしていますから、この結果は有名なDJ誌のように世界規模のものではなく、UKドメスティックなものと言えるでしょう。そういう意味では、本国UKで高い支持を獲得しているエロルの人気はホンモノですね。
興味深いのは、ジョン・ディグウイード、サシャが2、3位なうえに、ダニー・ハウエルズやライリー&デュランがトップ10入りしていることで、実はプロッグ系が強いということ。UKの気候とダークなプロッグは、やはり相性がよいようで。
オアシス、ジーザス・アンド・メリー・チェイン、プライマル・スクリームといったスーパーバンドを世に送り出した、元クリエイションのアラン・マッギーガBBC RADIO 6で引退を発表しました。
すでにレコード会社をたたみ、マネージャー業からも手をひいた彼いわく「俺たち(自分とファクトリーのトニー・ウィルソン)は音楽が本当に好きだから、もはや音楽業界に居場所があまりないんだよ」とのこと。イギリス人らしい、痛烈な皮肉ですね。
とはいえクラブ・パーティーのDeath Discoは続けていくそうで、このパーティーを来年1月から入場無料にするそうです。
引退といっても、いわゆるレコードビジネスに関わらないというだけのようですね。Death Discoにからめての、新人バンド発掘にもまだまだ意欲的なようで、「引退」という言葉は正直なところピンときません。
ちなみにマッギーの最近のお気に入りは、グラスヴェガスですね。