ニュー・エレクトロの次と目される、フィジェット・ハウスって何?

 2007年のダンス・ミュージック・シーンは、ジャスティス、シミアン・モバイル・ディスコ、デジタリズムらが相次いでアルバムをリリースし、ニュー・エレクトロが最盛期を迎えた一年となりました。

 では、2008年、ニュー・エレクトロの次を担うサウンドは何なのか? もちろん、ニュー・エレクトロ勢もさらなる発展を遂げていくことでしょう。しかし、昨年からニュー・エレクトロと並行するかたちで勢力を広げ、既にDJやコア・リスナーの間で注目されているサウンドがあります。それが、“フィジェット・ハウス(FIDGET HOUSE)”です。“フィジェット(fidget)”は、動詞で“そわそわする/せかせかする/もじもじする/気をもませる”、名詞で“そわそわ/せかせか/いらいら/落ち着きのない人物”の意。要するにフィジェット・ハウスとは、ソワソワハウス、セカセカハウスということになります。皆さん、どんな音だか連想できましたか? おそらくもう聴いたことがあるハズなんです。 実はフィジェット・ハウスの代表格とは、「A Bit Patchy」のヒットを生んだスイッチなんですね。

 そんなフィジェット・ハウスの特徴をざっくりと解説しますと、(1)ブリーピーなシンセ&ベース・サウンド。シンセ音には、ベンドやポルタメント機能を使ったものが多し。曲によっては、レイヴィーなシンセ音を使ったものもあります。(2)派手で大胆なカットアップ・サウンド。大ネタ・サンプリングを用いたものも多し。(3)曲中、曲間、及びブレイク部分にブレイクビーツを応用。曲によっては、バイレファンキ的ノリと融合したものもあります。(4)おバカなヴォーカル&ヴォイス・サンプル。こんなところでしょうか。

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デジタリズムの来日ライヴ・ツアーに、WOMB公演が追加

 フランスの先鋭レーベル、Kitsuneと初アーティスト契約を果たし、ニューエレクトロ・シーンを早くから牽引してきた独ハンブルグ出身のエレクトロ・デュオ、デジタリズム。彼らの2月中旬に行なう来日ライヴ・ツアーへ、DJセットを披露するWOMB公演も追加されました! 共演者は、Kitsuneクルーのジルダ&マサヤに加え、Kitsuneと交流深いOFF THE ROCKER(大沢伸一+上村真俊)。
◇WOMB公演
日時: 2月23日(土)
場所: WOMB
チケット: ¥4,500(前売り)
出演: DIGITALISM DJ (Kitsune), Gildas & Masaya DJ Set (Kitsune), OFF THE ROCKER (Shinichi Osawa & Masatoshi Uemura)
問合: 03-3444-6751 (SMASH)
※オールナイト公演につき、20歳未満の入場不可
※要写真付き身分証
発売: 2月2日
・ぴあ (P: 280-362) ・ローソン (L: 34316) ・e+ (pre-order: 1/25-28) ・bonjour recoreds (1/29より先行販売) ・岩盤

北米の雄、ブロークン・ソーシャル・シーンの来日公演が急遽追加決定!

 カナダの大所帯ロック・バンド、ブロークン・ソーシャル・シーンと、カナダの国民的インディー・ポップ・バンド、スターズ。この豪華な二組の来日公演は、すでに心斎橋CLUB QUATTRO(3/5)とLIQUIDROOM ebisu (3/6)の2公演でアナウンスされていましたが、東京公演SOLD OUTにつき、渋谷CLUB QUATTRO(3/7)公演も追加決定!
◇渋谷CLUB QUATTRO公演
日時: 3月7日(金)
場所: 渋谷CLUB QUATTRO
チケット: ¥5,800(前売り / ドリンク代込)
出演: BROKEN SOCIAL SCENE, STARS
問合: 03-3444-6751 (SMASH)
発売: 2月2日
・ぴあ (P: 282-209) ・ローソン (L: 71607) ・e+ (QUATTRO WEB: 1/19-21) ・岩盤 ・会場