1987年東京生まれのマドモアゼル・ユリア。彼女は、2008年にデビュー・ミックス・アルバム『NEON SPREAD』を発表し、頭角を現した新世代アーティスト / DJです。エレクトロを主軸としながらも、テクノやヒップホップ、ポップまで取り入れる、そのDJプレイは、きわめてオリジナリティーが高く、幅広い層から支持されています。2009年には、『NEON SPREAD 2』も発表、その評価を不動のものとしました。近年は、自身のアクセサリーブランド“GIZA”のデザイナーとしても活動する他、ヴォーカリストとしてもTERIYAKI BOYZ®、TOWA TEI、UFFIEらの作品に参加、活躍の場を広げています。
今やクラブ・シーンの大注目株に成長し、ファッション・アイコンとしても認知されているマドモアゼル・ユリアが、シンガーとしてのデビューアルバム『MADEMOWORLD』を完成させました。この作品は、エグゼクティヴ・プロデューサーにVERBALを迎え、“エレクトロ”と規定されがちだった彼女のイメージを、鮮やかに塗り替えてみせた革新作です。収録曲には、カイリーやマドンナを彷彿とさせるポップ・ミュージックから、なんとバラードまで存在します。
これまで日本のポップ・アーティストがやってこなかった、斬新なアプローチで未来を切り開く『MADEMOWORLD』。その魅力と、マドモアゼル・ユリアの素顔に迫るべく、ここではロング・インタビューを試みました。