Trickyが、「Murder Weapon」のPVを公開しました。「Murder Weapon」は、Trickyが9/22に日本発売を予定しているニューアルバム『Mixed Race』からのファーストシングルです。パリでレコーディングされたという『Mixed Race』には、ボビー・ギレスピーも参加しているとのこと。
石野卓球 インタビュー
電気グルーヴのメンバーで、日本を代表するテクノDJとしても知られる石野卓球。彼が、ソロ名義では実に6年ぶりとなる新作ミニ・アルバム、『CRUISE』をリリースしました。ほぼ毎週のように、日本各地のクラブやフェスでDJを行っている石野卓球の、テクノ / DJという側面にフォーカスしたダンストラックがつまった本作。その誕生背景を探るべく、ロング・インタビューを行いました!
M.I.A.「XXXO」
M.I.A.が、「XXXO」のPVを公開しました。「XXXO」は、M.I.A.が7/7にリリースした最新アルバム『/\ /\ /\ Y /\』からのファーストシングルです。PVのディレクションは、M.I.A.本人が手がけたとのこと。
UNKLE「The Answer」
UNKLEが、「The Answer」のビデオを公開しました。「The Answer」は、UNKLEが5/5にリリースした4thアルバム『Where Did The Night Fall』からの最新シングルです。ビデオは2バージョンありまして、上のがJohn Hillcoat監督によるもの。下のもう一本は、Ross Cairns監督のものです。いずれも興味深い仕上がりですね。
JAMAICA インタビュー
Antoine Hillaire(アントワン・ヒレール/元Poney Poney)とFlo Lyonnet(フロー・リオネ)の二名からなる、パリ出身のインディー・ロック・バンド、JAMAICA。先日で来日を果たした彼らが、8月18日にデビュー・アルバム『No Problem』をリリースします(デジタル・アルバムは発売中)。高校時代、メンバーのAntoineと一緒にバンド活動をしていたことがあるという、JusticeのXavier De Rosnayをプロデューサーに招き、制作した本作。その内容は、キャッチーでロッキンでアップテンポな、めるくめく3分間ポップの世界を凝縮したものとなっています。
そんなアルバム『No Problem』の内容と、JAMAICAの音楽性について、Antoineに話を聞きました。
――まずは、あなた達がJAMAICAを結成した経緯について教えてください。
「僕ら二人が知り合ったのは、それぞれの元カノが友達同士だったからなんだ。初対面の印象はお互いサイアクだったんだけど、次に会った時には、気づいたらいろんなことを夢中で話し合っていて、あっという間に時間が過ぎていったよ。で、自分の家の地下で音楽制作をしていたFloは、僕をボーカルに誘ってくれた。その頃、僕は別プロジェクトのPoney Poneyをやってたんだけど、ドラマーが抜けた時に新しい名前でバンドを続けたいとも考えていたから、これを機にFloと本格的なバンドをやろうと決めて、彼とJAMAICAを始めることにしたんだ」
――JAMAICAというバンド名にした理由は、何ですか?
「このバンド名は、ジャマイカという“場所”自体を指しているわけじゃないよ。 Boston、America、Japan、Chicagoのような、国名や土地名を使ったバンドへのトリビュートにしたくて、選んだ名前なんだ。それに、“ジャマイカ”って、Nirvanaと、Madonnaと、Jamiroquaiと、Oasisをパーフェクトにミックスした言葉の響きに聞こえるだろ?」
――なるほど。では、JAMAICAを結成した当初の、バンドの音楽的なコンセプトはどのようなものでしたか?
「はっきりとしたコンセプトはなかったね。たまたま僕が、ポップでギター中心の、わりとアップ・テンポな3分間ソングばかりを書いていたってだけのことさ。で、僕は、歌っている時にあまり複雑なギターを弾けないから、メロディー・ラインの大部分をFloのベースに委ねているんだ。JAMAICAのベーシックな音楽的要素は、それくらいかな」
――ちなみに、あなた達が影響を受けたバンドやミュージシャンには、どんな人達がいるのでしょうか?
「JAMAICAの音楽的影響には、様々なレイヤーがあるよ。まず第一は、僕らが聴いて育った音楽だね。僕の方は、NirvanaとかThe Beatles。Floの方は、PanteraとThe Beastie Boysが、初めて衝撃をうけた音楽だったらしい。で、その後、僕らはThe PoliceやTodd Rundgrenといった、ポップを主体とした音楽にひかれるようになっていったんだ。ヨットポップ(編注:日本では、A.O.R.やアダルト・コンテポラリー、ソフトロックに区分させるようなサウンド/アーティスト群のこと)っていうのかな?
――では、デビュー・アルバム『No Problem』について教えてください。まず、作品のテーマは何でしたか?
「現代的なロック・アルバムをつくりたかったね。若い男性の立場から見た、恋愛関係、友達、仕事をテーマにした歌詞とか、お決まりの、“I love you / Do you love me / I don’t love you / You don’t love me”的なフィーリングを取り入れること以外に、特にコンセプトなんてなかった」
――アルバム・タイトルを“No Problem”とした理由は何ですか?
「分かりやすくて耳ざわりのいいフレーズだから、この言葉をタイトルにしただけなんだ。だから、あまり深い意味はないね」
石野卓球の『CRUISE』を全曲試聴
石野卓球が、自身のオフィシャル・サイトにて、8/18にリリース予定のミニ・アルバム『CRUISE』の全曲試聴を開始しました。石野卓球のソロ名義では、実に6年ぶりの新作となる『CRUISE』。これまで以上にディープかつミニマルで、フロア・ライクなダンス・トラック6曲が収録されています。試聴は、オフィシャル・サイトの右上に出てくる「CRUISE SAMPLE」というアイコンをクリックすると、ランダムで収録曲が再生されるようになっています。iLOUDでは石野卓球のインタビューも掲載する予定なので、そちらもお楽しみに!
Tegan and Sara「Northshore」
Northshore – Official Tegan and Sara Music Video
Tegan and Sara | MySpaceミュージックビデオ
カナダの双子インディー・ポップ・バンド、Tegan and Saraが「Northshore」のPVを公開しました。「Northshore」は、Tegan and Saraが2009年にリリースした6枚目のアルバム『Sainthood』収録曲ですです。彼女たちの曲にしては、パンク色が強いですね。同アルバムからは、先月末に「On Directing」のPVも公開されていますので、いつものTegan and Saraが好みという方は、こちらをどうぞ。
2010年8/8-8/14の注目リリース
ALBUMS
ARCADE FIRE/ Suburbs
’04年のデビュー以来、そのシンフォニックにして情熱的なサウンドで一躍人気アーティストとなった、モントリオール出身の7人組ロック・バンド。この3rdアルバムは、メンバーが育った場所、“郊外”(サバーブ)をテーマにした作品で、タイトル曲や「Month Of May」を筆頭に、彼ららしいエモーショナルな音世界を、より洗練されたサウンドスケープで表現。
8/11リリース(ROCK)★★★★★★★★☆☆
MAGIC NUMBERS/ Runaway
サイケデリックでフォーキーな音楽性を持つ、’02年結成のUKインディー・ロック・バンド。この3rdアルバムでは、プロデューサーに、BjorkやMumの作品を手がけたことで知られるヴァルゲイル・シグルドソンを迎え、ちょっぴりドリーミーなサウンド・スケープを展開。
8/11リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆
Denkitribe/ M4TC:Derived
KORG electribeの名手として、youtubeなどの動画サイトで注目を集めているクリエイターによる、初のオリジナル・アルバム。なんと、収録曲全てをクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで配布し、二次創作物の発表や販売を自由にしたという、前代未聞の作品。一十三十一、SEXY-SYNTHESIZERもゲスト参加。
8/11リリース(TECHNO)★★★★★★☆☆☆☆
SINGLES
FREEBASS/ Two Worlds Collide
ピーター・フック(元New Order)、マニ(Primal Scream)、アンディ・ルーク(元The Smith)というベーシスト3人からなるスーパー・バンドが、Hacienda Recordsより6曲入りのEPをリリース。THE CHARLATANSのティム・バージェスをゲスト・ボーカルにフィーチャーし、ストレートなロック・チューンからシンセを取り入れたダンサブルなものまで多彩な楽曲を展開。
8/11リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆
Katy Perry「Teenage Dream」
Katy Perryが、「Teenage Dream」のPVを公開しました。「Teenage Dream」は、8/25日本発売予定のニューアルバム『Teenage Dream』から先行リリースされ、現在7位のスマッシュヒットとなっています。同アルバムからのファーストシングル「California Gurls」も、まだ2位に残っていますから、全米チャートのトップ10圏内には、現在Katy Perryの曲が2曲同時にランクインしております。これは、かなりの人気ですね。