UNKLE「Saviours And Angels」

Saviours And Angels from UNKLE on Vimeo.

UNKLEが、「Saviours And Angels」と題したショートフィルム三部作を公開しました。このショートフィルムでフィーチャーされているのは、5月にリリースされたUNKLEの最新アルバム『Where Did The Night Fall』から、「Caged Bird」、「The Runaway」、「Another Night Out」の三曲。監督は『London to Brighton』などの作品で知られるPaul Andrew Williams。

UNKLEは、交流深いMassive Attackと同様、映像にも独自のアプローチを試みていますね。

LDK ローンチ・パーティーに、なんと20組40名様をご招待!

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その第一弾としてリリースされたCROQUEMONSIEURの「Wild Cat」WILD は、純粋なクラブ・トラックながら、すでにiTunesダンス・チャートでトップ5入りを果たしています。

そんなLDKのスタートを記念したローンチ・パーティーが、8月6日に、代官山AIRにて開催決定! レーベル・プロデューサーのSHINICHI OSAWA、TOMO HIRATAはもちろん、OFF THE ROCKERでおなじみMASATOSHI UEMURAもDJ出演する、本イベントに、なんと20組40名様をご招待します(ドリンク代1000円のみ別途頂戴いたします。うち3組6名様はドリンクなし完全フリー!)。開催概要とプレゼントの応募方法は、続きをご覧ください。

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Kaskade「Dynasty」

Kaskadeが、「Dynasty」のPVを公開しました。Haleyをフィーチャーした「Dynasty」は、Kaskadeが5/11にUSリリースした6thアルバム『Dynasty』のタイトルトラックで、同アルバムのリード・シングルとなっていました。美メロ・ハウスは健在ですね。

Usher「There Goes My Baby」

Usherが、「There Goes My Baby」のPVを公開しました。「There Goes My Baby」は、4/21に日本発売された、Usherの6thアルバム『Raymond Vs Raymond』からのシングルカットです。ちなみに、Usherの最新シングルはPitbullをフィーチャーした「DJ’s Got Us Fallin’ In Love」となっております。

TOWA TEI ピーク・チューンだけじゃない、ダンス・ミュージックの楽しみ

20年以上にわたりDJ活動を続けてきたテイ・トウワが、毎年恒例となった人気コンピレーション・シリーズの第8弾、『MOTIVATION H compiled by DJ TOWA TEI』をリリースする。東京AIRと京都WORLDで開催してきた<MOTIVATION>と、昨年、東京fai aoyamaでスタートさせた<HOTEL H>、その両パーティー名をマッシュアップした本作。そのタイトルには、テイ・トウワの最近のテーマが強く反映されているという。本作のテーマについて、テイ・トウワはこのように語る。

「<HOTEL H>には”No Peak, More Music”ってテーマがあるんだけど、これは、ピーク・オンリーの選曲にはしないってことなんです。いろんな幅の曲をかけることを意識していて、いわゆる鉄板系のフロア・キラーばかりはかけないというテーマは、このコンピでも感じてもらえると思います。それは結局、リスニング対応でもあるってことなんですね。ありそうでない、こじゃれたコンピになったかなと思います」

そんな本作の冒頭を飾るのは、テイ・トウワ’05年のアルバム『FLASH』から「Milky Way」を、砂原良徳が’09年にリミックスした楽曲。その音源に砂原自ら手を加え、本邦初公開の楽曲に生まれ変わらせている。また、アルバムには、テイ・トウワが大沢伸一と共同で手がけた「Mind Wall (SO TT Remix)」をはじめ、「Lyricist (ajapai Remix)」、「Taste of You (Zickzack Remix)」と配信限定リリースだったトラックも初収録されている。

その他、クラブ・ピープルにはおなじみのフロア・アンセム「”Why Don’t You」は、比較的レアな「Greenmoney’s Gramophountzied Remix」をチョイス。いわゆるフロア・キラーだけではなく、The 2 Bears「Mercy Time」、Bobby & Klien「I Want Sax」、Pepe Bradock「Path of Most Resistance」などの、テッキーでミニマルっぽいハウスや、大バコの王道アフターアワーズ系なMustafa feat. Natalia「Circles 2009 (Boddhi Satva Ancestral Soul Remix)」、あるいは8ビット・レゲエと呼ばれるデジタル・レゲエのSoom T「Survivor」なども収録しており、さすがはテイ・トウワと言える幅広い選曲に触れることができる。その幅広さは、二つの異なるパーティーを主催することで、自身のアーカイブとのつき合い方が変わったことに由来するようだ。

「今は<MOTIVATION>と<HOTEL H>を隔月でやっているけど、結局、DJの仕込みはパーティーの分だけあるんですよ。買って聴いてはいたけど、<MOTIVATION>みたいに、ピーク・タイムが大事な場ではかけなかった曲もたくさんあるわけです。そういう曲が、<HOTEL H>で活躍したりする。だから、本作では、二つのパーティーから最大公約数的な選曲をしてみたかった気持ちがありました。ハウス・ミュージックという軸はあるんだけど、その軸を中心に、どこまで幅を広げられるかということですね」

その結果がここにある。ダンス・ミュージックとしても、リスニング・ミュージックとしても楽しめるコンピレーション。そんな、ありそうでなかった1枚とは、まさに『MOTIVATION H compiled by DJ TOWA TEI』のことだろう。

text HARUHIKO BANNO

CROQUEMONSIEUR インタビュー

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ついにスタートした、大沢伸一とLOUDの共同主宰レーベル、LDK。その第一弾としてリリースされたのは、CROQUEMONSIEUR(クロックムッシュ)の「Wild Cat / Tiger」でした。

そこでLOUDでは、CROQUEMONSIEURこと大沢伸一を直撃。なぜ、変名プロジェクトでリリースするのか、その真意を語ってもらいました。大沢伸一の新たな一面に、ぜひインタビューで触れてみてください。

CROQUEMONSIEUR インタビュー

WILD CAT / TIGER – Single – CROQUEMONSIEURWILD

Pioneer DJ「CDJ-850」を発表

Pionner DJ

国内外のDJ・クラブ市場をリードするPioneer DJから、DJ向けマルチプレーヤー「CDJ-850」が発表されました。プロフェッショナルシリーズのレイアウトを継承した、大型ジョグやブラウズ用ボタンなど、気になる機能が盛りだくさんです。価格はオープン価格、発売は8月下旬とのこと。
主な特長は…

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FUJI ROCK FESTIVAL’10 出演アーティスト第10弾を発表

FUJI ROCK FESTIVAL’10が、出演アーティスト第10弾を発表しました。

今回追加されたラインナップで注目は、7/31(土)のRED MARQUEEに出演するFISHBONEと、8/1(日)、同じRED MARQUEEの深夜にDJで決まったJAMES MURPHY(LCD SOUNDSYSTEM)。

また、新たなステージ、PYRAMID GARDEN、CABARET FIESTA“HAVANA NIGHT”のラインナップも決定しました。

総ラインナップは、フジロック・オフィシャルサイトを御覧ください。

SUMMER SONIC 2010 第17弾出演アーティスト発表

SUMMER SONIC 2010が第17弾出演アーティストを発表しました。今回新たに追加されたラインナップは、以下の通りです。

【TOKYO 8/8】
鎮座DOPENESS & DOPING BAND

【OSAKA 8/7】
FTISLAND / Mate (OPENING ACT) / 奥村兄弟(OPENING ACT)

そのほか、SUMMER SONIC 2010各会場の出演者やステージ割り、全体の詳細は、コチラをご覧ください。

CROQUEMONSIEUR LDKレーベルの第一弾は、大沢伸一の変名プロジェクト!

世界レベルのDJ/プロデューサーとして知られる大沢伸一と、LOUD誌が共同主宰で立ち上げたデジタルレーベル、LDK。その第一弾として、CROQUEMONSIEURの「Wild Cat/Tiger」がリリースされました。CROQUEMONSIEURは、なんとあの大沢伸一の変名プロジェクトです。

そこで、LOUDでは、大沢伸一本人に、変名プロジェクトで活動することの意義、作品の内容について聞いてみました。


ーーLDK第一弾リリースは、大沢さんの変名プロジェクト、CROQUEMONSIEUR(クロックムッシュ)の「Wild Cat/Tiger」になりました。これはLOUDの希望でもあったのですが、大沢さんも同意してくれましたね。

「そうですね。最初のタイトルなんで、レーベル・カラーをある程度示すという意味でも、新人アーティストをいきなり出すよりはいいのかな、というのがありましたから。とはいえ、そのカラーをあんまりちゃんと示せていないような気もしていますけど(笑)」

ーーまあ、シングル一枚でレーベル・カラーを全て提示することなんて、できませんから。このCROQUEMONSIEURのシングルはエレクトロ・ベースで、「Wild Cat」の方がバキバキな感じ、「Tiger」の方がフワっとした感じになってますよね。

「そうですね。「Wild Cat」と「Tiger」で、バランスはいいかも。今、自分のiPhoneの呼び出し音は「Tiger」になっているんですよ」

ーーそうなんですか(笑)。そもそも変名プロジェクトをやってみたいという気持ちはあったんですか?

「そうですね。これまで、リミックスをする時に変名を使ったことはあったんですけど、アウトプットを増やすために、闇雲に変名を使うってことを、あまりやりたくなかったんですよ。でも、この5年くらいで、自分のダンス・ミュージックにおける方向性というものが、自分なりにでき上がったんで、だったらオルタナティブな名義があってもいいのかな、というところですかね」

ーーCROQUEMONSIEURというプロジェクト自体には、どんなコンセプトがあるんですか?

「それとは逆の発想ですね。僕が今本人名義でやっている音楽的コンセプトからは、今のところハズれてしまうもの。その受け皿がCROQUEMONSIEURって感じです。だからCROQUEMONSIEURでは、相当幅広いものができると思いますよ。何をやっても誰も怒らないと思いますし(笑)。だから、逃げ道的な感じのアウトプットかもしれません」

ーー通常の大沢さんの作風からはみ出ちゃうものにも、やってみたいものは沢山あって、それを実践していけるのがCROQUEMONSIEURだと言うことですね。何で“CROQUEMONSIEUR”という名前にしたんですか?

「もともとは、“KLEIN BLUE”という名義にしていたんですよ。イヴ・クライン(編注:’50年代末から’60年代初頭に活躍した、ヌーヴォー・レアリスム、モノクロニズムを代表するフランス出身の画家)が’57年に打ち出した、“インターナショナル・クライン・ブルー”(IKB)という、花紺のような青色にちなんだ名前なんですけどね。イヴ・クラインは、その青一色だけでいろんな作品を制作した、ミニマル・カラー、モノクローム絵画という表現方法を編み出した人なんです。で、LDKでは、なるべくソリッドでシンプルなままのトラックを出したいなってイメージもあったんで、そういったアート表現と音楽がつながっているのも面白いだろう、と」

ーーなるほど。

「で、“CROQUEMONSIEUR”の方は、もともと思い付きで考えた曲名だったんですよ。でも、それを聞いたOFF THE ROCKERの片われ、上村真俊君(bonjour records)が、“CROQUEMONSIEURをアーティスト名にした方が、面白くないですか?”って言うんで、ひっくり返ってしまいました(笑)。とんでもない経緯でついた名前ですけど、好きですね。今となっては、なんか」

ーー不思議なイメージの名前ですよね。食べ物ってところがいいですよ(笑)。で、「Wild Cat」と「Tiger」ですが、まず「Wild Cat」の方は、曲自体は結構前にできていたものなんですよね?

「そうですね。一年くらい前ですか。かなりムチャなつくり方をしましたね。鍵盤じゃなく、エンベロープでリフをつくってましたから(笑)。“ビ~”という延ばした音だけで、どこまで音階がつくれるのか、みたいな。でも、こういうトライって、いいですよ。だって、鍵盤の音楽って限界があるでしょう? (実際に「Wild Cat」を試聴しながら)…ヘンな曲ですね、やっぱり」

ーーリード・シンセのリフが特徴的ですね。普段の大沢さんの曲よりも、ワイルドだと思います。

「うん、「Wild Cat」ですから。本当は「イリオモテヤマネコ」でも良かったんですけど、それだとさすがに呆れられるでしょ」

ーーですね(笑)。カップリングの「Tiger」の方は、実は、過去にネットでデモを披露していた曲ですよね?

「ええ。たしか、“寅年だから”という理由でつくり始めた曲でした。一日くらいでできちゃったんじゃなかったかな」

ーーでも、バック・トラックは結構複雑なつくりになってますよね?

「すごい複雑ですね。通常ではありえないつくり方してますよ。サンプルのスタートポイントを動かしたり、ピッチを描いてフレーズを組んでます。何か音色を弾いてつくったものじゃないんですよ。「Tiger」は、DJでもよくかけてますね。この曲は、実は『SO2』に入れても良かったんです。でも、UKのA&Rと意見が合わなかったんで、入りませんでした。そのへんは、好みの問題ですよね」

ーーそうでしたか。エレクトロっぽいのに叙情的でもあるという、かなり面白い曲だと思います。そういう意味では、「Wild Cat/Tiger」は、ちょっとした意欲作、という感じでしょうか?(笑)。

「そうですね(笑)。僕、こういう感じの曲ならたくさんつくっているんで、言われれば、ネタ的に5~6曲はすぐ出てきますよ」

ーーLDKでは、こういった作品を今後もリリースしていく予定ですか?

「ええ。LDKは、そのためにつくったレーベルでもありますから、数ヶ月に一度くらいは出していきたいですね。リリースを、DJでタイムリーに使っていきたいですし。とはいえ、フロア・ライクな曲のみをリリースしていきたいわけじゃありませんけど」

ーーそのあたりは、ニューウェイブ時代にあったレーベルの良さを参考にしていきたいですね。いろんな曲を出しているけど、全体としては統一感があるという。

「ええ、そうですね。クレプスキュール、チェリー・レッド、ファクトリー、ラフ・トレード…。そういうレーベルを頭の中では思い描いています。音楽的バリエーションのあるレーベルにしたいと思ってますね。なんで、今後ともよろしくお願いします」

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