Gorillaz「On Melancholy Hill」

Gorillazが、「On Melancholy Hill」のPVを公開しました。「On Melancholy Hill」は、3/3に日本発売された最新アルバム『Plastic Beach』から、二枚目のシングルカットです。Damon Albarnのボーカルと、島感満点のバッキング・トラックが心地よいですね。

SHANTI インタビュー

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アメリカ人と日本人の両親を持ち、幼い頃から音楽に親しんできたバイリンガル・シンガー、SHANTI。ジャズ・ミュージシャンとのセッションや、自らギター演奏を披露するアコースティック・ライブを精力的に行う一方で、CM音楽や、J-POPアーティストのバック・コーラスに参加し、活躍を見せてきた実力派だ。ボーカルのみならず、類い稀なソングライティング・センスでも、注目を集めている。

ここにご紹介する『BORN TO SING』は、そんなSHANTIのメジャー・デビュー・アルバム。多彩なミュージシャンを迎え、アコースティック・ギターを主軸に、生楽器の温かみあるサウンドと、セッションならではのグルーヴが追求された意欲作だ。ここでは、時にメロウに、時に情熱的に響きわたる、彼女の表情豊かな歌声を堪能できる。また、ボーナス・トラックとして、吉澤はじめとコラボレートした「Curtain Call」が収録されている点も注目だ。

『BORN TO SING』の制作風景に迫るべく、SHANTI本人にインタビューを行った。


ーーSHANTIさんはこれまでに、ジャズ・シーンからJ-POPフィールドまで、様々な方面で活動をしてきましたが、ルーツにはどんな音楽があるのでしょうか?

「アメリカに住んでいるおじいちゃんは、ジャズ・ピアノを弾いていたり、父はドラマーだったりと、音楽が血に入っているんですよね。親戚にもミュージシャンが多くて、オペラ歌手や楽器のプレイヤー、あとはミュージカルに出ている人もいます。だから、シンガーになったのも自然なことで、“このジャンルのアーティストとの出会いが衝撃的で!”とか、そういうものってあまり無いんですよ」

ーー音楽が身近にあるのは、当たり前のことだったんですね。このたびリリースされた、メジャー・ファースト・アルバム『BORN TO SING』は、どんなテーマの作品でしょうか?

「とにかく、“自分の声を伝えたい”というのが一番でした。今まで、いろんなスタイルの音楽をやってきたから、今回のアルバムにも、ひとつのジャンルにとどまらない、様々なスタイルの曲が収められています。私は日本在住の洋楽アーティストというか、自分のバックグランドが二つあるということもあるわけですが、スタイルは多様でありながらも、最終的には、“その楽曲や、メロディーが望む歌い方でいいんだ”って思ったんです。素直に表現することが、アルバムのテーマでしたね」

ーーそんな本作では、生楽器を主体とした、温かみのある音が特徴的ですね。

「『BORN TO SING』の音は、ジャンルで言うよりも、オーガニックなサウンドと言った方が、理解しやすいかもしれないですね。生楽器の音づくりも、大事にした部分なんです。ライブの良いところって、自分の肌で、音の周波数を直に感じられるところだと思うんですよ。それをできるだけリアルに、CDでも残したいなと思いました」

ーーレコーディングは、どんな感じで進めたのですか?

「シンプルに、“この人と一緒に演奏したい”って思うミュージシャン達を集めて、一斉にレコーディングしました。譜面に、一人一人のパートを書いて渡したりはせず、録る前にリハーサルをして、その中で“ギターはこのリフで”、“ドラムのアプローチはもっとこうで…”とか、アイディアを出し合って微調整をしましたね。各ミュージシャンが持っている色を、つぶしたくなかったんですよ」

ーーその点では、各楽器の個性と、セッションならではの躍動感が、際立っていると感じました。また、アコースティック・ギターを中心に構成された楽曲もありますね。

「ここ3年ぐらい、木原(良輔)さん、私、西山(史翁)さんで、ギター・トリオ形式でライブをやっているんですよ。その中で生まれたサウンドをもとに、ドラムやベースを入れてアレンジを発展させた曲ですね。これまでライブでやってきた積み重ねが、表現できたと思います」

ーーたくさんのミュージシャンから良い要素を引き出す、SHANTIさんならではのコツってありますか?

「そうですね…。実は、ミュージシャンどうしが、たくさんおしゃべりしたり、食事を一緒にするっていうのが、すごく大事だと思います。ミュージシャンって、それぞれが個々のアーティストじゃないですか。みんな“自分時間”で生きているので、一緒にいても居心地にズレがあるんですよ。それは、私が自宅に招いて食事をつくったり、お茶を飲みながら話していくことで、お互い気持ちがほぐれて解消されるんです。そうやってリラックスした後に、何も考えず演奏をすると、すごく良いものが出てくるんですよね」

ーーそれは、意外なコツですね。作曲のアイディアは、どのように生まれるのでしょうか?

「歌詞とメロディーが同時に、頭の中に聞こえてくることが多いです。何日も何日も、4〜8小節ぐらいのメロディーが鳴って、頭から離れなくなるんですよね。『BORN TO SING』で、他のミュージシャンと共作している曲も、メロディーは基本的に私が書いたんですけど、ミュージシャンの人たちがセッションで弾いていた、コードのニュアンスや雰囲気の中に、情景みたいに言葉が見えてきたんですよ。すべてが自然発生なんです」

ーーセッションやライブで生まれる一瞬一瞬を、切り取って曲にできるのは、SHANTIさん自身が、歌と楽器演奏という双方のフィーリングをわかっているからなんでしょうか?

「楽器が弾けることで、ミュージシャンとつながりやすいっていうのはありますね。でも、ジャズ・ピアニストの演奏と、私の演奏では雲泥の差があるので(笑)。音楽の基本的な理論や、コードのつくり、スケールについても学びましたけど、理論に基づいて曲づくりしているわけではないんですよ。どちらかと言うと私は、アンテナを常に張り巡らせて、いろんなものを吸収しながら音楽をつくるタイプなんです。街には騒音もいっぱいあるし、嫌なものを吸収しちゃうこともあるんですけど、そういうグチャグチャしている、いらない要素が、曲づくりに入ると削ぎ落とされていくんですよね」

ーーところで、『BORN TO SING』には、カバー曲も多数収録されていますね。これらのアレンジでは、どんなところにこだわりましたか?

「ジャズのアーティストって、みんな昔のスタンダード・ナンバーをカバーしているじゃないですか。でも大体は声が違うだけで、わりとアレンジの似たものが多いんですよね。それじゃつまらないと思って。昔の曲をリスペクトする気持ちと、今のリスナーが聴いても良いなって思えるようなアレンジ、その両方を形にしようと思いました」

ーーたしかに、まるで全く新しい楽曲のように聞こえる、挑戦的なアレンジになっていますね。

「ギター・トリオで演奏していると、ドラムやベースがいないから、全体的に単調になりやすいんですよ。だから、小編成でどこまでアレンジできるかも、課題の一つでしたね。ジャンゴ・ラインハルトっていう、ロマ・ミュージックのギタリストがいるんですけど、彼の曲にあるザクザク感やスピード感が、面白いなと思って。そのスタイルを取り入れてみたり、いろんな表情を上手く演出できるアレンジを選んだ感じかな」

ーー最後に、今後の活動に対する思いを聞かせてください。

「アルバムを聴いて、ライブに来てほしいっていう気持ちが一番大きいですね。音源で表現した温かさをライブでも伝えて、お客さんとの関係性を育てていきたいと思っています」

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UFFIE インタビュー

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’06年にデビューEP「Pop The Glock/Ready To Uff」をリリースするや、フレンチ・エレクトロの新星として一躍脚光を浴びたアフィ。ジャスティスらと共に、ED Bangerレーベルの人気アーティストとして活躍する彼女は、1987年生まれの、若きエレクトロ・ポップ・プリンセスだ。「Pop The Glock」リリース後は、「Hot Chick/In Charge」(’06)、「F1rst Love」(’07)といったオリジナル・EP/シングルを発表するかたわら、ジャスティスやミスター・オワゾらレーベルメイトの楽曲にゲスト参加し、話題を提供。現在は、その個性的なMC/ボーカルとキュートな容姿から、彼女のMySpaceトータル楽曲再生回数が1700万回を、YouTubeの再生回数が1000万を突破するほど、注目される存在となっている。

そんな彼女が、待望のデビュー・アルバム『セックス・ドリームス・アンド・デニム・ジーンズ』をリリースした。プロデューサー陣に、ED Bangerからフィーズ、ミスター・オワゾ、セバスチャンを、さらにマドンナとの仕事で知られる、フランス音楽界のベテラン、ミルウェイズを迎え制作した、注目作だ。その内容は、「Pop The Glock」、最新シングル「MC’s Can Kiss」、ファレル・ウィリアムスをフィーチャーした「ADD SUV」に代表される、彼女らしいエレクトロ・ポップから、バンド・サウンドに挑戦したタイトル曲までを配した、カラフルなものとなっている。

時代が生んだ新たなポップ・アイコン、アフィの魅力が詰まった『セックス・ドリームス・アンド・デニム・ジーンズ』。本作の内容と彼女の音楽観について、4月に来日した本人に、対面で話を聞いた。なお彼女は、8月にサマーソニックで再来日することが決定している。


【エレクトロとの出合い】

ーーあなたは、フロリダ生まれ、一時香港育ち、そしてパリで音楽活動を開始、というインターナショナルな生い立ちをお持ちですが、どういう少女時代を過ごしてきたんですか?

「まるで放浪の民みたいだったわね(笑)。でも、場所を転々とする人生しか知らないから、私にとってはそれが普通の生活だった。父親も出張することが多くて、常に家を空けていたから、こういうものなんだって思いながら育ってきたの」

ーーちなみに、ご両親はどこの出身なんですか?

「父親はイギリス人で、母親はアメリカ人よ」

ーーそういった環境の中、あなた自身はパリに落ち着いて、そこで音楽活動を始めたわけですが、パリがあなたの肌にあった理由は何でしたか?

「もともとは、当時パリに住んでいた父親に会いに行ったことがきっかけだったんだけど、そのままパリに居座ってしまったのよね。なぜかパリに引き込まれてしまって、去ることはなかったわ」

ーー音楽に興味を持ったのは、パリに行ってからのことだったんですか?

「いいえ。昔から音楽は好きだったから、パリに刺激されて音楽活動を始めたってことでもないわね。でも、パリに来てから、偶然曲を書くタイミングに恵まれて、「Pop The Glock」(’06)を出して、その後はトントン拍子…でもないけど、今の自分がいるのよ」

ーー子供の頃は、どんな音楽を聴いていたんですか?

「本当に幼い頃は、父親が聴いていた音楽を聴いていたわね。ピンク・フロイドとか、ボブ・マーリーとか(笑)。でも、11歳の頃にヒップホップと出合って、それからしばらくはヒップホップが好きになった。ボーン・サグスン・ハーモニーとか、そういうヤツ。あの頃の私は、ギャングスター系が好きだったのよ(笑)」

ーーでは、エレクトロが好きになったきっかけは何でしたか?

「パリに行くまで、私はエレクトロなんて全く聴いたことがなかった。その頃は、バンドがやっている音楽の方が好きだったわね。でも、パリで偶然エレクトロと出合って、“コレは未来のサウンドだ!”って思ったのよ。テクノロジーを使うことによって、可能性は無限大になるってことを発見したの」

【アフィ、誕生】

ーーあなたの存在を一躍有名にした「Pop The Glock」は、あなたが初めてつくった曲だったんですよね。どういう気持ちで手がけたものだったんですか?

「私にとって「Pop The Glock」は、“そこに自由があった”ってことを思い出させる曲ね(笑)。私は、ただ自分が好きなことをやりたくて、“イェー!”って感じで曲をつくっただけだった。だから、まさかこんなに多くの人が聴いてくれるなんて、思ってなかったわ。でも…今はいろいろなプレッシャーがある。あの頃とは違うわね」

ーーその「Pop The Glock」がきっかけで、あなたはED Bangerの一員となりました。彼らと知り合ったきっかけは、何だったんですか?

「パリの音楽コミュニティーって結構せまいから、ペドロ(・ウィンター:ED Bangerのボス)のことは昔から知っていたのよ。で、ベドロは「Pop The Glock」を耳にして、私に声をかけてきてくれたの。“契約を結ぼうよ!”ってね。その時は、進学するべきか、音楽の世界に行くべきか、どうしようかって悩んだわ。もちろん、音楽の世界に進んだわけなんだけど(笑)」

ーーED Bangerの一員として4年ほど音楽活動をしてきて、いかがですか?

「ED Bangerにいて良かったことなんて、全然ないわ(笑)。っていうのは、もちろん冗談よ。ペドロの良さは、売れると思ったアーティストと契約をするんじゃなくて、売れても売れなくても、彼が素晴らしいと感じたアーティストであれば契約するところね。そして、彼はアーティストに一切の自由を与えてくれる。ああしろ、こうしろって、全然言わないのよ。だからこそ、ED Bangerにいるアーティスト達は、みんな家族みたいな関係なの。本当に仲間って感じね」

ーーでも、今はみんな忙しくなってしまって、なかなか会えないんじゃないですか?

「本当ね。みんな忙しくしてるわよ。昔は、いつもツルんでいるイメージだったけど、最近は、“最後にいつ会ったっけ?”って感じ。仕方ないわね」

【少女から大人の女性に】

ーーでは、待望のデビュー・アルバム『セックス・ドリームス・アンド・デニム・ジーンズ』について教えてください。なかなかアルバム・リリースのアナウンスがありませんでしたが、アルバムの制作を始めたのは、いつ頃だったんですか?

「アルバムの制作を始めたのは、一年半くらい前だったわ。「Pop The Glock」をリリースした後は、“他にも曲をつくって、またシングルを出して、次はアルバムね”なんて、平気な顔をしていたんだけど、いざつくり始めてみたら、“キャー、アルバムをつくるってこんなに大変なの?”ってことになってしまったのよ(笑)。休みなしにツアーしていたことも、時間がかかってしまった原因ね」

ーなるほど。アルバム全体にテーマみたいなものは、何かあったんですか?

「もしこのアルバムにテーマがあったら、もっと簡単に曲づくりができていたかもしれないわね。このアルバムには特別なテーマがなかったし、新しい曲と昔の曲を上手くまとめないといけなかったから、そこに結構苦労したのよ」

ーでは、“セックス・ドリームス・アンド・デニム・ジーンズ”という、アルバム・タイトルの由来は何ですか?

「このアルバムは、言ってしまえば、“自分が少女から大人の女性に成長していくまでの過程”を表現したものなの。つまり、過去4年間のアフィについてをね。で、タイトル曲「Sex Dreams And Denim Jeans」は、その、“大人の女になっていくこと”を歌った内容になっているわ。“セックスに関わる夢を見たことがある”って歌なんだけど、“デニム・ジーンズ”は、私にとって若さを象徴している言葉ね」

ーこのタイトル曲は、これまでにリリースしてきたあなたの楽曲とはタイプの異なる、バンドっぽいサウンドを打ち出したものになっていますね。

「ヒッピー調の曲になってるでしょ? ある時ミルウェイズが、“こういう曲もあるよ”って、昔の音楽を聴かせてくれたんだけど、それにすごく衝撃を受けたの。パンクな曲だったわ。で、その時に、私はバンクとかロックも聴いて育ってきたから、その影響もアルバムに入れたい、みんなに知ってもらいたいと思って、つくったの。歌詞は、一気にできあがったわ」

ーちなみに、本作のプロデューサー陣、フィーズ(Feadz)、ミスター・オワゾ、セバスチャン、ミルウェイズの中で、ミルウェイズだけはED Banger外部の人物ですね。彼をプロデューサーに起用した経緯は何でしたか?

「ある時クラブで会って、私はもともと彼のファンだったから、ずっと話をしていたら、盛り上がって“今度一緒に仕事してみようか?”ってことになったのよ。で、今回実際に仕事をしてみたんだけど、とてもウマが合ったわ。何日もスタジオにこもって、一緒に作業した。今はもうベスト・フレンドって感じよ」

【私は、ラッパーじゃない】

ーーアルバムの収録曲についても、いくつか教えてください。まず、マティ・セイファー(元ザ・ラプチャー)がボーカルで参加した「Illusion Of Love」は、どのようにして誕生した曲ですか?

「初めてミルウェイズとつくった曲なんだけど、初めて私が歌を歌った曲でもあったわね。人生の暗部を歌った曲で、自分の内面にある感情を歌詞にしたから、ものすごく緊張したのを覚えているわ。で、まずはミルウェイズとソファーに座って、彼がギターを奏でる横で、歌の指示を受けながら形にしていったの。緊張したわ(笑)」

ーーラップとボーカルとでは、やはり感覚が違いましたか?

「ぜんぜん違ったわ。今、ライブに向けて練習をしているんだけど、ボーカルって、一つ音程を外してしまうと、全てがおかしくなっていく。しかも、スタジオだとやり直しがきくけど、ライブだとそれができないでしょ? ものすごくプレッシャーを感じる…」

ーーなるほど。ボーカル曲としては、スージー・アンド・ザ・バンシーズ「Hong Kong Garden」(’78)のカバーも印象的ですね。この曲をピックアップした理由は何でしたか?

「二つの理由があって、一つは、私はこの曲が大好きだからってことね。もう一つは、想像つくと思うけど、私は香港に住んでいたことがあるからよ。私は、香港で違う文化に触れたことで、よりオープンな人間になったと思う」

ーーカッコいいカバーだと思います。また、「ADD SUV」には、ファレル・ウィリアムス(ネプチューンズ/N.E.R.D)が参加していますね。

「ファレルとは、以前東京のイベントで知り合ったのよ。「ADD SUV」にはラッパーが必要だって感じていたんだけど、私にとって理想のラッパーとは彼のことだから、お願いしてみたの。OKがもらえるとは思ってなかったんだけど、OKしてくれた。その翌週には、ビデオまで録っていたわ。歌詞は、アメリカの主婦には不幸せな人が多いって内容ね。不幸だから、鎮痛剤を飲んだり、昼間からマティーニを飲んだりして、妄想の世界に暮らしている。ポップなサウンドの曲だけど、歌詞はとてもダークなのよ。その対比が、私は好きなの」

ーーでは、シングル「MC’s Can Kiss」は、どのようにして誕生した曲ですか?

「私は、みんなから“アフィはラッパーじゃない”って言われ続けてきたけど、そのことがすごくアタマにきてたのよ。なぜなら、自分の口から“私はラッパーです”と言ったことなんて、私は一度もないの。だから、この曲のタイトルは、“私は、そんなこと言った覚えないわよ”って意味ね。“バカなことを言うMCは、私のお尻にキスすればいい”って意味よ」

ーー挑発的ですね(笑)。本作をつくり終えた今、エレクトロ・シーンの未来について、あなたはどんな展望を持っていますか?

「エレクトロのシーンは、これからもずっと続いていくと思うわ。だって、ダンスできるんだから。もちろん、クラフトワークの頃から変化してきたように、今後もその形は変わっていくと思うけど。これからもフランスが中心となって、シーンを活性化させていくといいわね」

ーー最後に、今後の活動目標を教えてください。

「まずは、最高のショーをやることね! あとは、私はファッションも好きだから、そっちの方面でも何かできるといいなって思っているわ」

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Röyksoppが9月にニューアルバム『Senior』をリリース

Röyksoppが、昨年リリースした『Junior』に続くニューアルバム『Senior』を9/13にリリースすると発表しました。『Senior』は、ボーカルやメロディーに重点を置いた『Junior』と対になるもので、フルインストゥルメンタル。内向きでダーク、時に優雅な作品となるとのこと。各曲は、全体を意識して制作されたということです。『Senior』は、Röyksoppの新たな一面に迫る新作となりそうですね。

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Shinichi Os­awa「ZINGARO」


ZINGARO

Shinichi Osawa | MySpaceミュージックビデオ

Shinichi Os­awaが、「ZINGARO」のフルビデオをMySpaceで公開しました。「ZINGARO」は、Shinichi Osawaのニューアルバム『SO2』(デジタル発売中、CD+DVD 6/30リリース)収録曲で、クラブでの人気が非常に高いトラックです。同アルバムからは、「BBG BBB」のフルビデオも公開されていますので、まだ見ていない方は、そちらもぜひご覧ください。以下に貼っておきます。

ちなみに『SO2』は、全曲にビデオがついているという、クラブミュージック・アルバムとしては、実に画期的な一枚です。

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Kelly Rowland 「Commander」

Kelly Rowlandが、「Commander」のPVを公開しました。「Commander」は、Kelly Rowlandの最新シングルで、David Guettaをフィーチャーしています。David Guettaとは、昨年「When Love Takes Over」を大ヒットさせていますから、このコンビはもはや自然に見えますね。エレクトロ・ハウスは、もはやポップの一形態として、その地位を確立した感があります。

Darwin Deez「Up in the Clouds」

ニューヨークのフォーキー・ポップ・シンガー、Darwin Deezが「Up in the Clouds」のPVを公開しました。「Up in the Clouds」は、Darwin Deezが6/23に日本発売したセルフタイトル・アルバム収録曲です。海外のインディー系メディアが高く評価するDarwin Deezは、注目の存在と言えるでしょう。

Rusko「Hold On」

UK出身で、現在はLAを拠点に活動するダブステップ・アーティスト、Ruskoが「Hold On」のPVを公開しました。「Hold On」は、Ruskoが6/23に日本発売したデビュー・アルバム『O.M.G.!』収録曲です。フィーチャーされているボーカリストは、Dirty ProjectorsのAmber Coffman。RuskoはM.I.A.の新作にも参加していて、今や各方面から引っ張りだこ状態となっております。

Feeder「Call Out」

本国UKで絶大な人気を誇るギター・ロック・バンド、Feederが「Call Out」のPVを公開しました。「Call Out」は、Feederが6/30に日本発売を予定している7thアルバム『Renegades』からのファースト・シングルです。「Call Out」のシングルは、デジタル配信と、わずか250枚限定の7インチレコードでリリースされていますが、海外ではCDシングルを切らずに、7インチアナログを出すのが一般化しつつありますね。コレクターには、CDよりやはりレコードということなのでしょう。

Crystal Castles『Celestica』

カナダのエレクトロニック・ミュージック・デュオ、Crystal Castlesが、『Celestica』のPVを公開しました。『Celestica』は、Crystal Castlesが6/9に日本発売したセカンド・アルバム『Crystal Castles』からのリード・シングルとしてリリースされた曲です。美しくも悲しみをおびた作風が、印象的ですね。