Yuksek、来日決定(2010年5月)

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Yuksekが来日、2010年5月21日に大阪ONZIEME、5月22日に東京WAREHOUSE702を回るジャパン・ツアーを開催することになりました。Mika、Kaiser Chiefs、Tahiti80等のリミックスを手がけ、エレクトロ・シーンで話題を呼んだフランス出身のプロデューサー、Yuksek。昨年は、1stアルバム『Away From The Sea』をリリースし、サマソニのDANCE STAGEで白熱のパフォーマンスを披露するなど、ここ日本でもブレイクを果たしています。今回のツアーでは、DJセットを披露する予定。ポストDaft Punk / Justiceと目されるYuksekのパフォーマンスをお見逃しなく!イベントの詳細は、続きからチェックしてみてください。

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HIDEO KOBAYASHI インタビュー

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1990年代にアンダーグラウンド・テクノ・シーンで活躍し、現在はハウスを主体としたスタイルで、クラブ・シーンの屋台骨を支えているクリエイター / DJ、HIDEO KOBAYASHI。数々のトップDJから絶大な支持を獲得している彼に、二作目のソロ・アルバム『a Drama』についてインタビューを行いました。

HIDEO KOBAYASHI インタビュー

LCD Soundsystem「Drunk Girls」

LCD Soundsystemが、「Drunk Girls」のPVを公開しました。「Drunk Girls」は、LCD Soundsystemが5/12に日本発売する3rdアルバム『This Is Happening』から、最初のシングルカットです。それにしてもこのPV、ジェームスのMぶりを象徴しているのでしょうかw。女性ボーカリストのナンシーにまで容赦なくて、徹底した大騒ぎぶりが印象的です。

なお、『This Is Happening』は、現在LCD Soundsystemのオフィシャルサイトで全曲試聴できますので、まだ聴いてない方は、ぜひチェックしてみてください。

ASHの『A-Z Vol. 1』を全曲試聴

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ASHが、『A-Z Vol. 1』の全曲試聴をSpinner.comで開始しました。『A-Z Vol. 1』は、2週間に1曲、計26曲のシングルをリリースするという壮大な企画“The A-Z Series”の、前半13曲を軸に収録した、通算6枚目のニューアルバム。4/7に日本発売され、すでにオリコンチャートでトップ30入りしていますね。二枚組の初回盤もあり、こちらにはレアトラックも多数収録されるということです。

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Dovesの『The Places Between: The Best Of Doves』を全曲試聴

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UKの国民的ロック・バンド、Dovesが、『The Places Between: The Best Of Doves』の全曲試聴をSpinner.comで開始しました。『The Places Between: The Best Of Doves』は、Dovesのデビュー・アルバム『Lost Souls』(2000)から最新作『Kingdom Of Rust』(2009)までを総括するベスト・アルバム。4/5に発売されたばかりで、レア・トラックの別CDと、DVDを同梱したデラックス盤も存在します。このベスト盤からは、「Andalucia」がシングルカットされていますね。

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SUMMER SONIC 2010特集

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 2000年8月から都市型フェスティバルとして開催されている“SUMMER SONIC(サマーソニック)”。
関東・関西の2大都市で同時開催されている、大型イベントです。

 出演するのは、国内外のロック、ダンス系アーティストが中心。数が多いので、ラインナップを見て、知らないアーティスト名に遭遇することもあるでしょう。そんなわけで、iLOUDでは、SUMMER SONIC 2010のラインナップが把握できるよう、できるだけたくさんの動画を集めてみました。この特集で、お好みのアーティストを見つけて、当日は万全の体制で臨みましょう!

■SUMMER SONIC 2010 出演アーティストを動画でチェック!東京初日北米編
■SUMMER SONIC 2010 出演アーティストを動画でチェック!東京初日UK/ヨーロッパ&日本編
■SUMMER SONIC 2010 出演アーティストを動画でチェック!東京二日目北米編
■SUMMER SONIC 2010 出演アーティストを動画でチェック!東京二日目UK/ヨーロッパ&日本編

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Marina and the Diamonds インタビュー

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英BBCが発表した今年の新人アーティスト・チャート、“BBC SOUND OF 2010”で、第2位にランキングされたアーティスト、マリーナ・アンド・ザ・ダイアモンズ。ギリシャ人の父とウェールズ人の母を持つシンガー・ソングライター、マリーナのソロ・プロジェクトだ。19歳の時に音楽活動を始めたという彼女は、現在24歳。昨年の夏、トリオ編成のバンドを率いて、グラストンベリー、レディング&リーズといったフェスティヴァルに出演し、一気に注目を集めた逸材だ。

そんな彼女が、デビュー・アルバム『ザ・ファミリー・ジュエルズ』をリリースした。リアム・ハウ(元スニーカー・ピンプス)、パスカル・ガブリエルといった人気プロデューサー陣を迎えて制作された、注目作だ。独学で会得したという、彼女のユニークな作曲センス、エモーショナルでエキセントリックなボーカルを引き立たせるべく、楽曲の世界観ごとに異なるサウンドを取り入れていったという本作。その内容は、エレクトロ・ポップ、フォーク、ニューウェイブ、ロック、弾き語りのバラードなどが一体となった、カラフルなものとなっている。

シングル曲「Mowgli’s Road」「Hollywood」を筆頭に、マリーナの非凡なポップ・センスを楽しめる『ザ・ファミリー・ジュエルズ』。本作の内容ついて、プロモーション来日を果たしたマリーナに、対面で話を聞いた。


――19歳の時に音楽活動を始めたそうですが、スタートは比較的遅い方ですよね。本格的に音楽をやろうと思ったきっかけは何だったんですか?

「実は、15歳の頃から“音楽をやりたい”っていう願望は持っていたのよ。誰にも告白したことがなかったから、私のだけの秘密事項だったけど。で、19歳の時、特に何かがあったわけじゃないんだけど、内なる自分の声を聞いたのよ。“あなたは絶対に音楽をやるべきだ”、というね。それで、その直感に従って、音楽の世界に入ることにしたの。今は、音楽を始めて本当に良かったと思っているわ。音楽をつくることに喜びを感じているし、曲をつくっている時って、本当に満たされた気持ちになる」

――正しく啓示を受けたんですね。ボーカルやピアノの練習は、そこから始めたんですか?

「そうね。19歳まで、歌ったり、楽器の演奏をしたことはなかったわ。もちろん、子供が歌って遊ぶ程度のことはしていたけど(笑)。で、キーボードを買うお金しか持っていなかったから、それを買って、独学でやり始めたの。だから、本当に自然の流れに身を任せるまま、ここまできたって感じよ。私は、鍵盤を叩いて、“この音っていいな”って感じて、耳で音を拾いながら音楽をつくっていくから、音楽的知識なんてなくても問題なかったのよ(笑)」

――ちなみに、子供の頃はどんな音楽が好きだったんですか。

「本当に子供の頃は、ラジオから流れてくる音楽をただ聴いていただけだったわ。私の父親はギリシャ出身だから、ギリシャの伝統音楽だとか、ルーマニアやロシアの音楽も聴いていたわね」

――なるほど。でも、そう言われてみると、あなたの音楽には、どことなくそういったフォークロア・ミュージックのテイストがありますね。

「ザッツ・ナイス! そうだといいわ(笑)」

――で、あなたは、マリーナ・アンド・ザ・ダイアモンズとしてデビューを果たしましたが、このアーティスト名には、どのような意味が込められているんですか?

「音楽活動を始めた当初、私のファンなんてもちろん誰もいなかったから、想像上のファンをつくることにしようと思って、それを“ザ・ダイアモンズ”という言葉で表現したの。で、実際にファンがつくようになった時、彼らと一緒に何かをつくり上げたいって思ったから、このアーティスト名にしたのよ。私は、ファンとのコミュニティー意識を大切にしていきたいと思っているの。日本のファンは、ジャパン+ダイアモンズで、“ザ・ジャイアモンズ”ね(笑)」

――いいですね(笑)。では、アルバム『ザ・ファミリー・ジュエルズ』について教えてください。まず、本作のテーマは何でしたか?

「このアルバムは、私がどのようにしてここまできたのかということを記録した、言わばドキュメンタリーのような作品だと思うわ。そして、“成功とは何か”、ということを提示する内容にもなっていると思う。私がかつて考えていた成功と、今考えている成功って、全く違うものなのよ。今は、成功とはお金や名声のことじゃなくて、良心ある人間になれたかどうかってことだと思っているの。このアルバムを通じて、私のそういった気持ちの変化がみんなに伝わると嬉しいわ」

――『ザ・ファミリー・ジュエルズ』は、あなたがこれまでに感じてきた気持ちや、その変化を凝縮した作品なんですね。サウンド面では、シンセ・ポップからアコースティックなものまで、幅広いサウンドを展開していますね。それらは、楽曲の世界観に合わせて、それぞれ考えていったんですか?

「その通り。このアルバムには、様々なジャンルのサウンドが入っているけど、それは、人間のあらゆる感情を音で表現したかったからよ。私もみんなも、自分の中に何人もの人格、感情を持っていると思うんだけど、それを自分の曲で表現しようと思ったら、こうなったの。レコーディング作業って、音楽活動の中で最もフラストレーションの溜まる仕事かもしれないって思ったけど、その過程で自分の頭の中にあるフィーリングをどう表現していけばいいのか、ということを学べて、とても面白かったわ」

――曲づくり自体は、日々キーボードに向かって、行っていったんですか?

「毎日曲づくりをするってことはなかったわね。メロディーのアイディアが私のもとにやってくるタイミングって、不規則だから。でも、歌詞に関しては違ったわ。私は、いつもノートを二冊持ち歩いていて、気付いたことがあったら書き留めるようにしているの。だから私の曲づくりでは、音よりもまず言葉、メッセージの方を重要視しているって言えると思う」

――なるほど。

「「Mowgli’s Road」は、完成するまでに二ヶ月くらいかかったと思う。“妥協をしてしまうのは、本当に簡単なことだ”っていう歌詞の内容が上手く伝わるように、何度も書き直したから。でも、「Obsessions」は、10分くらいでできたわね。これほど短い時間でできた曲って、なかったわ(笑)」

――セカンド・シングルの「Hollywood」は、どのようにして誕生した曲ですか?

「この曲は、“美しさとはこういうものだ、成功とはこういうものだ”って、無意味なライフスタイルを押しつけてくる風潮に、異議を唱えた曲ね。ステイタスを得るためのサークルに入らないと、みんな負け犬になってしまうなんて、おかしいでしょう? だから、別にアメリカ自体のことを批判した曲じゃないわよ」

――分かりました。では、今後の活動目標を教えてください。

「早くセカンド・アルバムをつくりたいわね。刺激的で、聴くと考えさせられるような作品にしたいわ。あと、次のPVをつくることも楽しみかな。PV撮影って長時間かかるから大変だけど、私、大好きなのよ」

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Broken Social Sceneの『Forgiveness Rock Record』を全曲試聴

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カナダの大人数アート・ロック・バンド、Broken Social Sceneが、4thアルバム『Forgiveness Rock Record』(5/26日本発売予定)の全曲試聴をnpr musicで開始しました。Hear ‘Forgiveness Rock Record’ In Its Entiretyというリンクをクリックすると、ポップアップでNPR Media Playerが立ち上がって聴けます。プロデュースは、バンドとTortoiseのJohn McEntire。約5年ぶりの新作は、期待に違わぬ素晴らしい仕上がりですね。

(4/27追記)全曲試聴がSpinner.comでも始まりました。

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Beck/Record Club「Need You Tonight」

Record Club: INXS “Need You Tonight” from Beck Hansen on Vimeo.

Beckが中心となって、あるアルバムを丸ごとカバーしてしまおうというRecord Club企画の第4弾から、「Need You Tonight」が公開されました。今回の題材に選ばれているINXSの『Kick』(1987)で、この曲は最も有名な曲のひとつです。あのギター・リフもダビーに響いております。メイン・ボーカルをとっているのは、St. VincentのAnnie Clark。