ABC Project feat. 巡音ルカ 『WORLD MUSIC COVERS』特集


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 動画サイトを中心に活況を示している、ボーカロイド(歌声合成ソフト)を使った音楽のシーン。その中で、英語も流暢に歌えるということで注目を集めているキャラクターが、巡音ルカです。
 このたび、その巡音ルカをフィーチャーしたABC Projectから、デビュー・アルバム『WORLD MUSIC COVERS』がリリースされました。“巡音ルカというクールでミステリアスな存在の歌手が、その魅力をもって洋楽をカヴァーし、名曲の新たな魅力を伝えていく”ことをコンセプトとするこの作品、国内外問わず、幅広い世代に知られていている曲が満載です。歌声合成クオリティーは非常に高く、この作品を通して、巡音ルカの海外でのさらなる飛躍も期待できるでしょう。
 ここでは、サウンド・プロデューサーのMiracleCyderと、3DCGによるイラストレーションを担当したIKEDAのメール・インタビューを通して、その魅力を探ってみました。


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interview with MiracleCyder

——巡音ルカで洋楽のカバーをするという企画を聞いたとき、どう思いましたか?
「驚いたとともに、非常に興味深い企画だと思いました。次世代の歌姫、巡音ルカの手によって生まれ変わる楽曲達。あの頃に忘れてきた点と点がボーカロイドという琴線で結ばれ、新たな産声を上げる様に感じましたね。私自身のバックグラウンドにも洋楽は欠く事のできない存在ですので、今回の企画に参加できたことを誇りに思います」
——実際に巡音ルカを使ってみた感想は、どんなものでしたか?
「インターフェースを見た瞬間“これだ!”と思いましたね。制作を進める中で、次から次へとインスピレーションが湧いてくる、素晴らしいソフトウェアだと思います。既存の枠に捕われないルカの歌声は、無限の可能性を秘めていると感じました」
——一番思い入れの強い曲はどれですか?
「ルカとの出逢いが衝撃的だったので、どの曲が、とは一概に言えないです。でも、どれか一つという事ならば、やはり最初に手掛けた「素直になれなくて」ですね」

interview with IKEDA

——巡音ルカには、どんなイメージを持っていますか?
「落ち着いた、セクシーでアダルトなイメージです。僕自身も巡音ルカを持っているのですが、いろいろいじっているうちに、子供のようなかわいらしい声も出るし、優しくセクシーな大人の声も出せると分かったので、彼女は、何かこう…小悪魔っぽくもあり、純情でもある、そんな神秘的で魅力的な女性のように思えます」
——今回ABC Projectのビジュアル制作で、特に意識したことは何ですか?
「ルカの持つ色っぽさやかわいらしさを維持しつつ、自分なりの巡音ルカを表現してみました。また、ジャケットでは空間やカメラワーク、光の使い方に気をつけ、“神秘的で魅力的”な小悪魔っぽさを意識しました」

interview & text TOMO HIRATA


【アルバム情報】

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ABC Project feat. 巡音ルカ
WORLD MUSIC COVERS
(JPN) WARNER / WPCL-10968
HMVでチェック

TRACK LIST
01.素直になれなくて
02.タイム・アフター・タイム
03.アイム・ノット・イン・ラヴ
04.見つめていたい
05.オーバー・ザ・レインボウ
06.やさしく歌って
07.僕の歌は君の歌
08.マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン
09.ヒーロー
10.ウィ・アー・オール・アローン
11.行かないで feat.初音ミク(*BONUS TRACK)
12.Moonlight Flash(*BONUS TRACK)

【オフィシャルサイト】
ワーナー・ミュージック・ジャパンのアーティスト・サイト
ワーナー・ミュージック・ジャパンのサイト

【VIDEO】

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