WORLD MUSIC AWARDS 2008結果発表

世界的な売上枚数から、その年のベストアーティストを決めてしまおうと、モナコで行われているWorld Music Awardsが、2008年の結果を発表しました。これは売上ベースってところがミソですね。評論家受けとか、難しいことは抜きのようです。なかなか興味深いので以下に一部引用させていただきます。

WORLD’S BEST POP FEMALE ARTIST:LEONA LEWIS
WORLD’S BEST POP MALE ARTIST:KID ROCK
WORLD’S BEST POP/ROCK FEMALE ARTIST:AMY WINEHOUSE
WORLD’S BEST POP MALE ARTIST:KID ROCK
WORLD’S BEST ROCK ACT:COLDPLAY
WORLD’S BEST R&B ARTIST:ALICIA KEYS
WORLD’S BEST NEW ARTIST:LEONA LEWIS
WORLD’S BEST HIP HOP/RAP ARTIST:LIL WAYNE
WORLD’S BEST DJ:DJ LAURENT WOLF
JAPAN:Exile

なるほど、JAPANはExileなわけですね。ということは、かなりちゃんと集計していると思われます。ここがPerfumeになったりする可能性もあると思うと、ちょっとおもしろい。

で、LOUD的に関心をひいたのは、エイミー・ワインハウスやコールドプレイはよいとして、DJ ロラン・ウルフ。ティエストを抑えての受賞なんですよ。フランスのコマーシャル・ハウスDJですが、そんなに売れてるんですね。オランダではアーミンのArmadamusicが拠点ですから、それなりに信用度もあるのでしょう。リミキサーとしては、ビヨンセの「If I were a boy」も手掛けているということでした。上のビデオは彼のヒット曲「Wash My World」です。

レディオヘッドのライブ映像を編集しちゃおう

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現在、WOWWOWのHPで、レディオヘッドが10月5日にさいたまスーパーアリーナ行ったライブの模様を、マルチアングルで配信、編集するスペシャルコンテンツ“12 CAMS,CREATE YOUR RAINBOW”が公開されています。

このコンテンツは、12台のカメラが違ったアングルで捕らえたレディオヘッドのライブ映像を、ユーザーが視聴、さらにはスイッチングで編集できてしまうという画期的なもの。世界初の技術を使った、インタラクティブな内容となっています。ユーザーがライブ番組の素材に直接タッチできてしまうかのような、この試みは、インターネットならではですね。

ちなみにライブ映像はWOWWOWにて11/28(金)0:30から、ハイビジョンで放送されるということなので、ファンの方は今から契約してみてはいかがでしょうか。

2008年11/9-15の注目リリース

今週は、業界ウケしそうな、いぶし銀リリースが多いですね。グラスヴェガスはUKロック好きには、インパクト大。PlayLOUDもぜひ聴いてみてください。

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GLASVEGAS / Glasvegas
NME、アラン・マッギーが大賛辞を贈る21世紀型正統派UKロック・バンドのデビュー・アルバム。ポスト・オアシスとも言われる有望株。11/12リリース。(Rock)

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VARIOUS ARTISTS / Mix The Vibe: Teddy Douglas & DJ Spen
ベースメント・ボーイズの二人が名門King Street SoundsのミックスCDシリーズに登場。正統派USハウス好きにはマスト。11/14リリース。(House)

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ANDREW WEATHERALL VS THE BOADROM/Andrew Weatherall Vs The Boardroom
UKアンダーグラウンド・シーンのカルト・ヒーロー、アンドリュー・ウェザオールとザ・ボードルームとコラボレートしたエレクトロ・ダブ・アルバム。11/15リリース。(Electro/Dub)

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YUKIHIRO FUKUTOMI/Contact
ハウスが日本に上陸した頃から活動している、ジャパニーズ・ハウスのパイオニアによるニュー・アルバム。テッキーなものからジャジーなものまで多面的に展開。11/12リリース。(House)

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VA/Play LOUD
クオリティーのたしかな、それでいてポップ・フィールドにも通じるクラブ・ミュージックを中心に集めたコンピレーション。LOUDも制作協力しています。11/12リリース。(House / Crossover)

元気ロケッツがYou Tube Liveに登場

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10/24に行われたHOUSE NATION@ageHaでのライブも大好評だったGenki Rockets。次のライブはYou Tube Liveと札幌に決定しました。巨大LED映像装置と宇宙服DJによるパフォーマンスは、一見の価値あり。

★2008.11.23.sun OPEN14:30 / START 15:00
YouTube Live TOKYO feat. iQ
東京・新木場 STUDIO COAST
出演
BoA、AYUSE KOZUE、さかいゆう and KREVA
DJ Live Set:Genki Rockets
INFO:http://jp.youtube.com/livetokyo

★2008.12.28.sun OPEN/START 21:00
Sound lab mole 2th ANNIVERSARY New Wave’s
ZEPP SAPPORO
出演
DJ:Shinichi Osawa (Mondo Grosso) Tomoyuki Tanaka(Fantastic Plastic Machine) 
☆Taku Takahashi  DAISHI DANCE
DJ&LIVE Set: Genki Rockets
LIVE: The Samos Mobile Set
VJ:WADAKEN
INFO:http://www.rothproject.net/event/index.html
ADV \3,900 DAY \4,500  ※入場時1ドリンクオーダー、20歳未満入場不可
チケット発売:
ローソンチケット(Lコード15787)
チケットぴあ(Pコード305-063)
大丸PG , 4プラPG , Sound lab mole

ヤー・ヤー・ヤーズのニュー・アルバム完成間近

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NYのアート・パンク・バンド、ヤー・ヤー・ヤーズはオフィシャルサイトで、アルバムが完成間近であり、2009年にはリリースできそうだと語っています。新作は、これまでに発表した『Fever to Tell』、『Show Your Bones』、『Is Is』のいずれとも違う、それでいてヤー・ヤー・ヤーズのサウンドになっているそうです。

最近のNYはかなり盛り上がっている感があるので、新作にも期待が持てそうですね。

トム・ヨークがオバマ勝利に?1曲寄贈

トム・ヨークが“ブッシュ暗黒時代のささやかな思い出”として、かつてバンドのウェブキャスト時に完成させていたという「harrowdown hill(tchk harrowdown jump rmx)」をレデイオヘッドのサイトで公開しています。このバージョンは、’06年のソロ・アルバム『Eraser』からシングル・カットされたオリジナルを、ストリップダウンしたバージョンに仕上がっていますね。ヴォーカルのリヴァース・ダブル処理もあって、よりダークさが増しているので、まさに“ブッシュの思い出”には、ぴったりかもしれません。オバマ勝利で大騒ぎしているアーティストは、出たがりのセレブ連中も含めてたくさんいますが、トム・ヨークのこれはちょっと違った切り口となっています。

NMEのCool List 2008でクリスタル・キャッスルズのアリス・グラスが1位に

UKの老舗音楽紙、NMEが毎年発表しているCool List、日本風に言うと“イケてる人リスト”で、クリスタル・キャッスルズのアリス・グラスが1位となりました。彼らを表紙に抜擢して応援してきたLOUDとしては、嬉しい限りです。なかなか興味深い結果だったので、以下にトップ10を引用させていただきますね。

1. Alice Glass, Crystal Castles
2. Jay-Z
3. Andrew VanWyngarden, MGMT
4. Alex Turner, Arctic Monkeys/The Last Shadow Puppets
5. Sam Dust, Late Of The Pier
6. Ladyhawke
7. Caleb Followill, Kings Of Leon
8. M.I.A.
9. Liam Gallagher, Oasis
10. Caroline McKay, Glasvegas

実に順当な感じではないでしょうか。NMEのサイトには、なんと50位まで載ってますので、興味ある方はチェックしてみてください。

2008年11/2-8の注目リリース

今週は、ダンス系のリリースが多いですね。ケムズやモービーは輸入盤ですが注目でしょう。

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VARIOUS ARTISTS / House Nation:Piano Gig
日本人受けの良いピアノ・ハウスをコンパイルした、人気シリーズ・コンピの一枚。「Merry Christmas Mr. Lawrence」「Children」のカバー収録。11/5リリース。(House)

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THE CHEMICAL BROTHERS/Digital Decks
DJとしても様々なジャンルを横断するプレイが評判のケムズ。その最新ミックスCDにもニューウェイヴ、ハウス・クラシックからエレクトロまで収録されています。11/5リリース。(Balearic)

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MOBY/Last Night Remixed
『Last Night』収録曲のリミックス集。D.ラミレス、シェイプシフターズ、フリーメイソンズなど参加でハウス・ファンは特に注目。11/3リリース。(House/Breakbeats)

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Q TIP/Renaissance
9年ぶりのセカンド・ソロ・アルバム。先行シングル「Gettin’ Up」、ノラ・ジョーンズをフィーチャーした「Life Is Betta」収録。11/5リリース。(Hip Hop)

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FUMIYA TANAKA / Unknown 3
自身のニューレーベル“SUNDANCE”から発表する7年ぶりのニュー・アルバム。ミニマルなサウンドスケープが楽しめる。11/8リリース。 (Techno)

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ミドリ/ライブ!!
日比谷野音で土砂降りの中行ったというパフォーマンスの模様を収録したライブ盤。ジャズ・パンク?の強烈な個性に触れることができる。11/5リリース(Punk)

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capsule/Jumper
ニュー・アルバム『MORE! MORE! MORE!』からの先行シングル・カット、12インチ。「JUMPER」、「the Time is Now」収録。11/5リリース。(Electro)

リリー・アレンのセカンド・アルバム、’09/2/9発売

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リリー・アレンが、全世界で250万枚以上を売り上げたデビュー・アルバム『オーライト・スティル』に続くセカンド・アルバム『IT’S NOT ME, IT’S YOU』を完成させました。LAのイーグル・ロック・スタジオで、ザ・バード・アンド・ザ・ビーのグレッグ・カースティンと制作したと伝えられる本作は全12曲。ソングライティングに重きを置いた、深みを増した仕上がりになっている模様。

日本発売は来年2月4日予定。UKでは、リード・シングル「The Fear」がアルバムに先駆けて1月26日にリリースされます。

すでにMySpaceで公開されている「Everyone’s At It」は素晴らしいポップ・チューンなだけに、アルバムにも期待がかかりますね!

『IT’S NOT ME, IT’S YOU』
トラックリスト
Everyone’s At It
The Fear
It’s Not Fair
22
I Could Say
Go Back To the Start
Never Gonna Happen
Fuck You
Who’d’ve Known
Chinese
Him
He Wasn’t There

UK FESTIVAL AWARDS 2008結果発表

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ファンからの投票で、UKのベスト・フェスを決めてしまおうと、2004年から開催されているUK FESTIVAL AWARDS 2008の結果が発表となりました。

ベスト・メジャー・フェスティヴァルがグラストンベリーとか、ベスト・トイレがザ・ビッグ・チルとか、そういうUK在住者じゃないと、ほとんど意味のない情報は置いといて、気になるアーティスト関係の受賞者をチェックしてみましょう。

ベスト・ヘッドライン・アクト:キングス・オブ・レオン
フェスティバル・ロック・アクト:ビッフィー・クライロ
ベスト・ダンス・アクト:ザ・プロディジー
フェスティバル・ポップ・アクト:ティンティンズ
ベスト・アーバン・アクト:ディジー・ラスカル
ベスト・ニューカマー・アワード:ティンティンズ
アンゼム・オブ・ザ・サマー:ティンティンズ「That’s Not My Name」

ということで、ティンティンズが大人気だったように見えます。一緒に歌える曲を持っているとやはり強い! ザ・プロディジーの復活が著しい様子も分かります。キングス・オブ・レオンは、もはや王者の風格でしょうかね。