2011年2/27-3/5の注目リリース

今週リリースのうち、アルバムの『LET THE CHILDREN TECHNO』までは、3月1日発売のLOUD195号にてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

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RIP SLYME/ STAR
’02年のアルバム『TOKYO CLASSIC』を、日本のヒップホップ・アーティストで初となる、オリコン・チャート1位に送り込んだ5ピース・ユニットの最新作。ゲスト・アーティストを迎えずに、メンバー5人だけで制作するという、原点に立ち返るスタンスで曲づくりに臨んだ作品。遊び心満点の楽曲群からは、メンバーそれぞれの自由奔放な感性を、うかがい知ることができる。
3/2リリース(HIP HOP/ POP)★★★★★★★★☆☆

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BEARDYMAN/ I Done A Album
’06、’07年に、史上初となる2年連続UKヒューマン・ビートボックス・チャンピオンに輝いている、UK出身の人気ビートボクサーによる1stアルバム。制作アドバイザーにTom Middletonを招き、一聴すると一般的なエレクトロニック/ブレイクビーツ・ミュージックに匹敵する、衝撃的なヒューマン・ビートボックス・ワールドを展開。ダブ・ステップ、ヒップホップ、テクノ、ドラムンベースを横断する、ユニークな楽曲群が詰まった作品。
3/2リリース(ELECTRONIC)★★★★★★★☆☆☆

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MORITZ VON OSWALD TRIO/ Horizontal Structures
ベルリンのアンダーグラウンド・エレクトロニック・ミュージック・シーンを牽引する、Moritz Von Oswald率いるユニットの最新アルバム。本作ではゲスト・ミュージシャンを迎え、デビュー作の『Vertical Ascent』以上にフリーフォームなインプロヴィゼーションを展開。Vladislav Delayがプレイするメタル・パーカッションや、Max Loderbauerがプレイするシーケンス・シンセの質感も変化し、よりオーガニックかつ音楽的に、より聴きやすい形で表現された作品。
3/2リリース(ELECTRONIC)★★★★★★★☆☆☆

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V.A./ More SQ
FINAL FANTASYやSaGaシリーズなどのゲームBGMをリミックス&カバーしたコンピ・シリーズの第三弾。sasakure.UKや、ELECTROCUTICAのTreow、kz(livetune)によるRE:NDZ、→Pia-no-jaC←、SPECIAL OTHERS、SAKEROCK、JABBERLOOP、畠山美由紀 meets 平戸祐介トリオらが参加し、生音からエレクトロニック・サウンドまで、多様なアプローチを提示している。
3/2リリース(ALL GENRE)★★★★★★★☆☆☆

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V.A./ LET THE CHILDREN TECHNO
フレンチ・エレクトロを牽引する人気レーベル、ED BANGERの主宰者であるBusy Pと、’90年代からフランスのヒップホップ・シーンで活躍する DJ Mehdiの二人による、コンピレーション。彼らが解釈する“テクノ”をテーマに、Mr. Oizo、Breakbot、Zombie Nation、Skream、Flying Lotusら、20名のプロデューサーにエクスクルーシヴ曲の制作を依頼。さらに、それらのトラックを二人がDJミックスした注目作。
3/5リリース(TECHNO/ ELECTRO)★★★★★★★☆☆☆

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RHYMESTER/ POP LIFE
いまやポップ・リスナーからも支持されているヒップホップ・ユニットの、約1年ぶりとなる新作。日常生活で感じる喜びや理不尽さを、時にストレートに、時にシニカルに斬るリリックが炸裂した本作。DJ JINのほか、DJ WATARAI、DJ HASEBE、BACHLOGICら、実力派トラックメイカーがプロデュースを手がけている。
3/2リリース(HIP HOP)★★★★★★★☆☆☆

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BRIGHT EYES/ People’s Key
コナー・オバーストを中心とするUSのインディー・ロック・バンドによる、約4年ぶりのアルバム。警察の人種プロファイリングを容易にする、アリゾナ州法SB1070号への反対活動にコナーが参加した流れで制作された作品で、Bright Eyes名義ではラスト・アルバムとなると噂される注目作。
3/2リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆

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BLACKBIRD BLACKBIRD/ Summer Heart
昨年ブロガーの間で話題沸騰だった、サンフランシスコをベースに活動するマイキー・サンダースのプロジェクトによるデビュー・アルバム。キラキラとしたシンセ~サンプリング音と、淡く涼しげなボーカル~メロディーが融合した、正しくこれぞチルウェイブなドリーム・ポップを展開。
3/2リリース(POP)★★★★★★☆☆☆☆

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ANNA CALVI / Anna Calvi
Brian EnoやNick Caveが注目し、Arctic Monkeysのアレックス・ターナーのオープニング・アクトに抜擢された、ロンドン出身の女性シンガーによるデビュー作。欲望と愛、悪魔、デイヴィッド・リンチ的なドラマチックなシュールレアリズムの新解釈といったテーマを掲げ、彼女の官能的なボーカルとムーディなギター・サウンドが絡み合う、ドラマティックな世界観を作り上げている。
3/2リリース(ROCK/ POP)★★★★★★☆☆☆☆

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V.A./ TWILIGHT ~in my sweet room~
国内で人気のハウス・チューンを集めたコンピ・シリーズ、『Twilight』の第一弾。いまだフロア・アンセムとなっている、STUDIO APARTMENT「One True Love」、DAISHI DANCE「P.I.A.N.O.」や、注目のクリエイター、Floor on the Intelligenceによる「Light」など、メロディアスな楽曲づくしの一枚。
3/2リリース(HOUSE)★★★★★★☆☆☆☆

BUSY P (ED Banger)『LET THE CHILDREN TECHNO』インタビュー/グッズ・プレゼント

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フレンチ・エレクトロを牽引する人気レーベル、ED BANGER。その主宰者であるビジー・P(ペドロ・ウィンター)と、’90年代からフランスのヒップホップ・シーンで活躍し、現在はED BANGERクルーの一員でもあるDJメディの二人が、コンピレーション・アルバム『レット・ザ・チルドレン・テクノ』をリリースします。彼らが解釈する“テクノ”をテーマに、ミスター・オワゾ、ブレイクボット、セバスチャン、カシアス、パラ・ワン&タクティール、シリウスモ、ゾンビー・ネイション、ゲサフェルスタイン、ブロディンスキ、スクリーム、フライング・ロータスなどなど、20名のプロデューサーにエクスクルーシヴ・トラックの制作を依頼し、さらに、それらのトラックをペドロとメディの二人がDJミックスした注目作です。

ここでは、そんな新機軸の音を満載した『レット・ザ・チルドレン・テクノ』の内容について、ビジー・Pに話を聞きました。また、iLOUD特別編として、<BUSY Pの、『LET THE CHILDREN TECHNO』収録アーティスト達とのテクノな一問一答>もご用意いたしました。お楽しみください。

さらに、『LET THE CHILDREN TECHNO』にちなんだトートバック/メモ帳/エンピツ/ステッカーのセットも1名様にプレゼントいたします。詳細は“続き”をご覧ください。

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Glasvegas「Euphoria, Take My Hand」

スコットランドの4ピース・ロック・バンド、Glasvegasが、「Euphoria, Take My Hand」のPVを公開しました。「Euphoria, Take My Hand」は、Glasvegasが4/4にUKリリースを予定しているセカンド・アルバム『Euphoric / / / Heartbreak \\\』からのファースト・シングルです。’08年のデビュー・アルバム『Glasvegas』で、ロック・メディアから高評価を獲得したGlasvegas、新作ではどんな音を聴かせてくれるのか、楽しみですね。

Dr. Dre「I Need A Doctor」

Dr. Dreが、「I Need A Doctor」のPVを公開しました。「I Need A Doctor」は、Dr. Dreが2011年にリリースを予定しているサード・アルバム『Detox』に収録されるであろうシングル曲です。フィーチャーされているのは、Eminemと、人気急上昇中のSkylar Grey。

The Japanese Popstars『Controlling Your Allegiance』インタビュー

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デッキー・ヘッドロック、ギャリー・カラン、ガレス・ドノヒューの三名からなる、北アイルランド出身のダンス・アクト、ザ・ジャパニーズ・ポップスターズ。’06年にグループを結成した彼らは、そのパワフルなライプ・パフォーマンスで、急速にファン層を拡大してきた注目株です。’08年には、デビュー・アルバム『We Just Are』をリリースし、<GAN-BAN NIGHT>、<FUJI ROCK FESTIVAL >で来日も果たしているので、ご存知の方も多いでしょう。

そんな彼らが、待望のセカンド・アルバム『コントローリング・ユア・アレジアンス』を、3月9日にリリースします。本国UKでは、メジャー・レーベルからのリリースとなる意欲作です。その内容は、彼らが得意とするグルーヴィーでヒプノティックなエレクトロ/テクノ・トラックに、グリーン・ヴェルヴェット、ロバート・スミス(ザ・キュアー)、ジョン・スペンサー、トム・スミス(エディターズ)、モーガン・キビー(M83)といった、個性的なゲスト・ボーカル陣をフィーチャーした、カラフルなものとなっています。

「Let Go (ft. Green Velvet)」や「Destroy (ft. Jon Spencer)」を筆頭に、バラエティー豊かなコラボレート曲が詰まった『コントローリング・ユア・アレジアンス』。本作の内容について、メンバーのギャリーに話を聞きました。

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The Qemists「Take It Back」

UKはブライトンのドラムンベース・ロック・バンド、The Qemistsが、「Take It Back」のPVを公開しました。Enter Shikariをフィーチャーした「Take It Back」は、The Qemistsが昨年リリースしたセカンド・アルバム『Spirit In The System』からの最新シングルで、4/4にUKリリースされます。

The Qemistsは、ADFのツアー参戦で、来週来日予定です。

The Vaccines「If You Wanna」

BBCの“Sound of 2011”で3位に選ばれた、ロンドンの4ピース・バンド、The Vaccinesが、「If You Wanna」 のPVを公開しました。「If You Wanna」は、5/4日本発売予定のデビュー・アルバム『What Did You Expect From The Vaccines?』からの最新シングルで、3/11にUKリリースされます。メジャー・デビュー・シングル「Post Break-Up Sex」のデジタル配信は、ここ日本でも始まっており、The Vaccinesの人気はじわじわ上昇中です。

Peter Bjorn and John「Second Chance」

Peter, Bjorn and John – Second Chance from Peter Bjorn and John on Vimeo.

スウェディッシュ・ポップの人気バンド、Peter Bjorn and Johnが、「Second Chance」のPVを公開しました。「Second Chance」は、Peter Bjorn and Johnが3/16に日本先行発売を予定している6thアルバム『Gimme Some』からのファースト・シングルです。アルバムのプロデュースは、The Cardigansらも手がけるPer Sundig。

BEARDYMAN『I Done A Album』インタビュー

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’06年と’07年に、史上初となる2年連続UKヒューマン・ビートボックス・チャンピオンに輝き、’08年には同大会のジャッジも務めた、イギリス出身の人気ビートボクサー、バーディーマン。コルグのタッチ・パッド式エフェクター/サンプラー、KAOSS PADを駆使したアクロバティックなパフォーマンスが話題を呼び、これまでに5千万回以上のネット動画再生数を記録している、実力者です。もちろん世界各地のフェスでも人気者で、昨年はフジロックでもパフォーマンスを披露しています。

そんな彼が、ロブ・ダ・バンクが主宰する人気レーベル、SUNDAY BESTから、初のアルバム作品『アイ・ダン・ア・アルバム』を3月2日にリリースします。制作アドバイザーにベテラン・エレクトロニック・ミュージック・プロデューサー、トム・ミドルトンを招き、驚愕のヒューマン・ビートボックス・ワールドを展開している本作。そのサウンドは、一聴すると一般的なエレクトロニック/ブレイクビーツ・ミュージックに匹敵する、衝撃的なものとなっています。

ダブ・ステップ、ヒップホップ、テクノ、ドラムンベースを横断する、ユニークな楽曲群が詰まった『アイ・ダン・ア・アルバム』。本作の内容について、バーディーマンに話を聞きました。

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