ザ・ジェッジジョンソンがワンマン・ライブを開催(2010年11月)

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2010年7月17日のワンマン・ライブをもって、藤戸じゅにあのソロ・プロジェクトとして新たなスタートを切った、ザ・ジェッジジョンソン。先日、新体制での初ライブを披露した同プロジェクトが、早くも11月13日に、下北沢CLUB Queにてワンマン・ライブを行うこととなりました。

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Carl Barâtの『Carl Barât』を全曲試聴

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The LibertinesのCarl Barâtが、『Carl Barât』の全曲試聴をprefixで開始しました。『Carl Barât』は、9/22に日本発売されたたソロ・デビュー・アルバム。同作品では、ストリングスやピアノなど、ギター以外の楽器も活躍していて、メロディーが際立っていますね。ゲストには、Pete Doherty(The Libertines、Baby Shambles)、Neil Hannon(The Divine Comedy)、Andrew Wyatt(Miike Snow)が名を連ねております。

ちなみにCarl Barâtは、『Threepenny Memoir』という初めての本も、本日UKで出版したのだそうです。

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渚音楽祭 2010 秋、いよいよ開催間近!(2010年10月)

オール・ジャンルの音楽を楽しめる都市型野外フェスとして、’03年の初開催以来、大阪は19回、東京は20回を数え、これまでに計20万人以上を動員してきた<渚音楽祭>。今年は、10月3日に大阪・舞洲スポーツアイランド(B広場)で、10月17日に東京・お台場 青海オープンコート(ヴィーナスフォート斜前)にて開催されます。

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ゆらゆら帝国、ライブ盤を2ヶ月連続リリース

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今年3月末日に、オフィシャル・ホームページにて突如解散を発表したゆらゆら帝国。彼らのライブの模様を収録したCD / DVD作品が、2ヶ月連続でリリースされることになりました。

その第1弾となる『YURA YURA TEIKOKU LIVE 2005-2009』は、2005年~2009年のライブ音源や映像に加え、新曲を2CD+DVDに収録したもので、2010年11月24日にリリース。第2弾となる『YURA YURA TEIKOKU LIVE 1998-2004』(仮)は、1998年~2004年に収録されたライブ映像を中心にコンパイルする予定で(内容は未定とのこと)、12月22日にリリースされることになりました。また、それぞれの作品の初回盤には、坂本慎太郎が描き下ろした三方背BOXに加え、カメラマン加藤仁史による、オフショットを含むレア写真満載の超豪華フォトブックが同梱される予定となっています。ゆらゆら帝国のライブ映像がDVD商品化されるのは今回が初ということで、ファンにとっては永久保存版となりそうですね。

INFO: ゆらゆら帝国 オフィシャル・ホームページ

Schroeder-Headz interview

DE DE MOUSEや佐野元春、PUFFY、CHEMISTRY、BONNIE PINKなど、著名ミュージシャンのライブやレコーディングに参加しているキーボーディスト、渡辺シュンスケ。自身のソロや、カフェロン名義で、精力的なライブ活動を行っている。DE DE MOUSEのライブで、激しいパフォーマンスを披露しているキーボーディストといえば、ピンとくる読者も多いことだろう。

そんな彼が、このたび新たなソロ・プロジェクト、Schroeder-Headz(シュローダーヘッズ)を始動。ファースト・アルバムとなる『newdays』をリリースした。エレクトロニカ、ブレイクビーツ、ポスト・ロックといった現代音楽の要素を、ジャズやクラシックのフィルターを通し、ピアノ、ベース、ドラムのトリオ編成+プログラミングで独自に構築した本作。ときにセンチメンタルに、ユーモラスに、情熱的に変化していく、リリカルな楽曲群を楽しむことができる、斬新な作品となっている。

生演奏と打ち込みの融合を、ピアノ・トリオという最小限の編成で追求した『newdays』。その誕生背景を探るべく、渡辺シュンスケに話を聞いた。


ーー本誌初登場ということで、まずは音楽遍歴から教えてください。

「幼い頃からピアノをやっていたわけではなく、学生の時にバンド・ブームだったので、そこから音楽の道に入ったんです。坂本龍一さんに憧れて、あんな風にピアノを弾けたらいいなと思っていましたね。で、音大に進学する前後あたりから、さまざまな音楽を聴き始めました」

ーー渡辺さんの活動で軸となっているジャズには、いつ興味を持ったんですか?

「クラシックの勉強は大学でやったんですが、それとは別にジャズを習いに行っていました。ビル・エヴァンスのようなモダン・ジャズの、知性を感じさせるところが好きで、自分でも弾けたらと思ったんです。進学で上京した頃、ちょうど’90年代でアシッド・ジャズが流行していたのも、ジャズに興味を持ったきっかけでしたね」

ーーSchroeder-Headzを始動したきっかけは何だったんですか?

「まずは、ピアノ・トリオをやりたかったんです。ピアノ・トリオって、ベース、ドラム、ピアノという一番ミニマムなアンサンブルの基本形態だと思うんですね。で、ピアノ・トリオってジャズのイメージがあるけど、ジャズにとらわれず、いろんな音楽をこの形態で表現したかったんです。特に、DE DE君がやっているような音楽を、生のピアノ・トリオ・アンサンブルに翻訳したら、すごく面白いんじゃないかと思いました」

ーーなるほど。Schroeder-Headzでは、音を音に翻訳するというのが活動のスタンスなんですね。

「そうですね。エイフェックス・ツインをジャズ・ピアノ・トリオで演奏する、ザ・バッド・プラスというアメリカのバンドがいるんですが、彼らが生でドリルンベースとかを演奏しているライブを観て、すごくカッコいいと思ったんです。原曲は、いわゆるジャズ的にカバーしやすい構造の曲ではないと思うけど、彼らの場合は、それをピアノ・トリオのアンサンブルにうまく翻訳しているんですよね。ほかには、エレクトロニカとかフォークトロニカも好きで、北欧のmumとか、morr musicのラリ・プナをよく聴いています。生楽器とエディットした音との境目が分からないものって、心地良いんですよね。Schroeder-Headzでも、完全な生演奏のみではなく、エディットを取り入れたりして、リリカルで気持ち良い音を表現できたらと思っています」

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ーー渡辺さんは、カフェロンではボーカルも担当されていますが、完全インストのSchroeder-Headzとは、全くテイストが違いますね。

「歌があると、どうしてもそちらに意識が傾くので、Schroeder-Headzでは、もうちょっと純粋に音を掘り下げてみたかったんです。それに、僕自身もダンス・ミュージックが好きなので、そちら側のリスナーにアピールできたらと思ったんです」

ーーなるほど。今作『newdays』の収録曲は、ベーシストとドラマーとともにセッションを重ね、その音をエディットして制作したんですか?

「ベーシストとドラマーに簡単なデモを聴いてもらって、まずはラフな音をつくり、それをエディットして、固めていった感じですね。通常の人間の演奏家は、曲の盛り上げる部分や抑える部分を、無意識に感覚でとらえて演奏していると思うのですが、そこを意識的かつ客観的に上手く引き出して、コントロールしたいと思いました」

ーーどんな部分に、エディットを加えたいとイメージしましたか?

「リズムですね。パソコンや機材でつくったビートの持つ、ズレのないジャストな気持ち良さってありますよね。そんな打ち込みのビートと、生演奏との一番いいバランスを、試行錯誤しながら探っていきました」

ーーさまざまなアーティストのサポートや、渡辺さん自身のライブ活動から得たフィードバックもまた、今作の軸になっているように感じました。

「そうですね。やっぱり人と演奏するのは、意外性もあるし、すごく楽しいんですよ。機材はずっと同じ音を繰り返し奏でることができるけど、人間が演奏する場合、いつも全く同じ音にはならないですよね。何でそれが気持ちいいんだろう? って思っていて、そこを掘り下げたかったんです。たとえば、手書きの文字が持つ味と、パソコンで打った文字の整然とした気持ち良さ、そのどちらもほしいので、うまいバランスで一緒になればいいなと思いました」

ーー本作の中で、特に印象深い曲はありますか?

「やっぱり「newdays」ですかね。制作中は、これをアルバムのタイトル曲にしようとは考えていなかったけど、完成した音を聴いたとき、やっとつくりたかった音を形にできたなと思いました」

ーーなるほど。「newdays」は、アルバムを象徴する一曲なんですね。

「そうですね。このアルバムをつくれたことで、自分の中でちょっと世界が変わったというか、初恋をしたときのような気分になりました。“景色が違って見える!”みたいな(笑)。今までと違う感覚で、すごく楽しんで制作できました」

ーーインストながら、どの収録曲からもエモーションを感じるのには、そういう理由があったんですね。最後に、読者へメッセージをお願いします。

「Schroeder-Headzは、ピアノ・トリオですが、ジャズとか特定のジャンルに偏らず、さまざまな音楽を聴く、現代の耳を持ったリスナーの方に、ぜひ聴いてもらいたいですね」

interview & text HIROKO TORIMURA

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Local Natives、来日決定(2011年1月)

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Local Nativesが来日、2011年1月31日に渋谷CLUB QUATTRO、2月2日に心斎橋CLUB QUATTROをまわるジャパン・ツアーを開催することになりました。カリフォルニア出身の5ピース・インディー・バンド、Local Natives。2009年、SXSW フェスで一気に脚光を浴びると、同年11月に『Gorilla Manor』でアルバム・デビューを果たし、そのユニークな音楽性とアートワークで高い評価を得た注目株です。今年夏には、フジロックのWHITE STAGEに出演し、『Gorilla Manor』の国内盤もリリースされるなど、ここ日本でも注目度が高まっている中、遂に初のジャパン・ツアーが決定。この機会に、美しいボーカル・ハーモニーと、ダンサブルでパーカッシヴなリズムが結合した、ポップかつハイセンスなLocal Nativesのサウンドを、ぜひ体感してみましょう。ライブの詳細は続きからチェックしてみてください。

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FreeTEMPO、活動10周年を飾るラスト・ライブを開催(2011年1月)

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DJ / クリエイターとして活躍を見せる、半沢武志によるソロ・プロジェクト、FreeTEMPO。2010年3月には、同プロジェクトとしては最後となるオリジナル・アルバム、『Life』を発表したことでも、話題を呼びました。

そんなFreeTEMPOが、このたびデビュー10周年を記念したベスト・アルバムを引っさげたラスト・ライブを、2010年1月31日に、SHIBUYA-AXにて行います。様々なミュージシャン、ボーカリストを迎え、半沢武志も自ら演奏を披露するという、これまでにない編成のこのライブ、見逃せませんね。イベントの詳細は、続きをご覧ください。

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skrew kid インタビュー

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高校時代に、Pavementに影響を受け作曲活動を開始し、名古屋を拠点に活動するポスト・ロック・バンド、ALL OF THE WORLDのメンバーとしても活躍する、YOSHIHIRO TSUCHIE。彼がバンドと並行して行っているソロ・プロジェクトのskrew kid(スクリュー キッド)名義で、約5年ぶりとなるセカンド・アルバム『room tapes』を発表しました。穏やかな休日の雰囲気をそのまま閉じ込めたかのような、ローファイで緩やかなインスト曲がつまった『room tapes』。本作がどのようにして生まれたのか、YOSHIHIRO TSUCHIEに話を聞きました。

「バンドでは、ダンス・ミュージックを意識していますが、その流れを汲みつつ、もっとテンポが緩くて、間のある音楽をやりたいと思い、skrew kidを始めました。あまりつくり込みすぎず、未完成な粗さが残っていて、体を揺らして聴ける音楽が好きなので、skrew kidでは、そんな自分が聴きたいと思えるものを、ライフワークとして制作したいと思っています」

そんなskrew kidの約5年ぶりとなるセカンド・アルバムが、ここにご紹介する『room tapes』だ。クラシック・ギターやローズ・ピアノの楽器音と、打ち込みのビートを軸に、シンプルなメロディーのループで構成された本作。まるで、穏やかな休日の雰囲気をそのまま閉じ込めたかのような、素朴で優しいサウンドに満ちた作品だ。その収録曲は、どのように形にしていったのだろう?

「外でお茶をしている時とかにイメージを膨らませて、それがある程度形になってから、絵を描くように音を具現化させていく感じです。実際に録音してみると、音の質感が変わってくることもあるので、そこからまた新たにイメージを膨らませていくこともあります。それと、前作よりも踊れる作品にしたいと思ったので、多少ビートも入れました」

オープンリールやテープ・エコー、テープ・レコーダー等、デジタル主流の現代には珍しい機材を用いて制作された本作。レコーディングの際は、録音した音をアナログのオープンリールで再生し、それを、細かなノイズも含めて、ハイビットでデジタル録音するというプロセスを繰り返し、心地よく聴こえる音の質感を探っていったという。

「デジタル・レコーディングだけでは、、すごくツルっとした音になるというか、楽器の持つキャラクターが消えてしまう気がするんですよね。それをまた、ザラついた音に加工するのは嘘くさいし、抵抗があったんです。ノイズも含めて、その時に偶然生まれた音が好きなので。それに、できるだけ使う音を少なくしたかったので、存在感のある音ができれば、一つ楽器を減らせるとも思いました」

風通しのよい軽やかさと、味わい深さをあわせ持つ、日常生活に心地よく馴染む音がつまった『room tapes』。本作は、聴き手のくつろぎの時間を、優しく彩ってくれることだろう。

SPECIAL OTHERS「Wait for The Sun」

ポップ・チャート上位にランクインする人気となっているジャム・バンド、SPECIAL OTHERSが、「Wait for The Sun」のPVを公開しました。「Wait for The Sun」は、SPECIAL OTHERSが10/6にリリースする4thアルバム『THE GUIDE』からのリード・シングルです。応援団の踊りから生まれたというこの曲、日本人の好みにピッタリですね。