Scissor Sisters「Fire With Fire」

Scissor Sistersが、「Fire With Fire」のPVを公開しました。「Fire With Fire」は、Scissor Sistersが6/30に日本発売を予定しているサード・アルバム『Night Work』から、最初のシングルカットです。共同プロデューサーに、ザ・キラーズやマドンナの作品で知られるスチュアート・プライスを迎えた『Night Work』、その仕上がりが楽しみですね。

BROKEN SOCIAL SCENE インタビュー

namy

’99年にカナダのトロントで結成されたロック・バンド、ブロークン・ソーシャル・シーン。Arts & Craftsレーベルを代表する彼らは、それぞれが別バンドやソロ・ミュージシャンとしても活動を行っている、大所帯のグループだ。現在のメンバーは、ケヴィン・ドリュー、ブレンダン・カニング、ジャスティン・ペロフ、チャールズ・スペアリン、ファイストなど、約23名。『You Forgot It In People』(’02)や『Broken Social Scene』(’05)といった人気作を送り出し、確固たる地位を確立している。

そんな彼らが、待望のニュー・アルバム『フォギブネス・ロック・レコード』をリリースした。なんと、シカゴ音響派の中心人物、ジョン・マッケンタイア(トータス etc)をプロデューサー兼メンバーに迎え制作した、注目作だ。気になるそのサウンドは、彼らならではの多様な音楽性と、マッケンタイアの緻密なプロダクションが融合した、マジカルでドリーミーなもの。新たな音世界が展開していく、充実した内容となっている。

本作の内容について、バンドの主要メンバー、アンドリュー・ホワイトマン(アポッスル・オブ・ハッスル)に話を聞いた。なお、本作の日本盤には、ボーナストラックとして『Lo-Fi For The Dividing Nights』(10曲、約22分の最新EP)が、なんと丸ごと収録されている。


ーー早速ですが、ニュー・アルバム『フォギブネス・ロック・レコード』について教えてください。前作から約5年ぶりとなる作品ですが、制作はいつ頃スタートしたんですか?

「1年くらい前だったかな。制作には、9ヶ月くらいかかったと思う。今回は、時間を見つけてはシカゴに行って、ジョニー(ジョン・マッケンタイア)と作業をしたんだ。で、トロントでオーバーダブを重ねて、またシカゴに戻って、ジョニーのところでミックスダウンをした。今回ジョニーは、本当に深いところまで作品に関わってくれたね。彼は、ヨーロッパ・ツアーの一部にも参加してくれる予定だよ」

ーー今回、ジョン・マッケンタイアに参加してもらった経緯は何だったんですか?

「たしか、ケヴィン(・ドリュー)が彼にコンタクトを取ったんだ。もともとは、ジョニーにリミックスをしてもらうつもりで、ケヴィンが話を持ちかけたんだけど、そうしたら “リミックスには興味がないけど、ブロークン・ソーシャル・シーンとしてつくる作品のレコーディングになら、参加してもいいよ”って言ってくれたらしい。それがきっかけだね(笑)」

ーーそうだったんですか(笑)。で、本作には、これまで同様というか、これまで以上に多数のミュージシャン、アーティストが参加していますね。追加メンバーやゲストまで含めると、計33名にもなりますよ。曲づくりは、どのように行っていったんですか?

「実際のプロセスは、まずチャーリー(チャールズ・スペアリン)の家でジャムをして、とりあえずレコーディング素材をためることからスタートした。いくつかはすぐに曲としてまとまっていったけど、基本的に僕らはゴチャゴチャしていて、まとまりのないグループだから(笑)、ただただジャムをしていただけだったよ。で、その後ジョニーのところに行くようになって、素材の中から良いと思える曲をレコーディングして、形にしていったんだ」

ーーなるほど。

「でも、シカゴにあるジョニーのスペース(ソーマ・スタジオ)って、大きいわけじゃない。それなのに、僕らは大勢いて、誰もがいろんなことをやりたがっていた。クローゼットくらいしかないスペースに、人がひしめき合っていて(笑)、仕方なく、仮でもう一つ別のスタジオをつくったよ。で、3人がメインのスタジオで録音している間、暇にしている連中は、その別のスタジオで別の曲をつくっているような感じだった。最終的には、42曲もでき上がっていたね。このアルバムは、そこから14曲ピックアップしたものなんだ」

ーーなるほど。

「でも、シカゴにあるジョニーのスペース(ソーマ・スタジオ)って、大きいわけじゃない。それなのに、僕らは大勢いて、誰もがいろんなことをやりたがっていた。クローゼットくらいしかないスペースに、人がひしめき合っていて(笑)、仕方なく、仮でもう一つ別のスタジオをつくったよ。で、3人がメインのスタジオで録音している間、暇にしている連中は、その別のスタジオで別の曲をつくっているような感じだった。最終的には、42曲もでき上がっていたね。このアルバムは、そこから14曲ピックアップしたものなんだ」

ーーでは、そんな本作のタイトルを、 “フォギブネス・ロック・レコード”(Forgive-ness Rock Record)とした理由は何でしたか?

「“言葉とその音による魔法”を表現したかったんだ。日本語に、コトダマ(言霊)って言葉があるよね? それを思い浮かべて思い浮かべてくれればいいよ。“forgiveness”(許し)って言葉をみんなが口にするようになれば、もっと良い世界になるんじゃないかな(笑)。まぁ、ファンやリスナーの人達自身で、その意味を考えて、感じ取ってほしいしね」

ーー分かりました。音楽的には、より多彩な音のレイヤーを配しながらも、シンプルで抑揚のきいたサウンドを追求しているように感じました。

「そこには、ジョン・マッケンタイアの功績があるだろうね。彼は、サウンドをすごく正確に捉えるんだ。トータスやザ・シー・アンド・ケイクなんかもそうだけど、サウンドはすごく面白いテクスチャーを持っているのに、音がとってもクリアだよね。どの音がどこにハマっていれば、その音はクリアに聴こえるのかってことを、彼はよく分かっているんだ。僕らはポジティブで、何に対してもオープンなバンドだけど、このアルバムでは、そういう僕らのオープンに何でも受け入れていく性質と、ジョニーの細かく正確に音を配置していく才能が、上手く結びついたと思う」

ーーシングル・カットされた「Forced to love/All to All」は、どのようにして誕生した楽曲ですか? 特に「All to All」の方は、ある種ダンス・ミュージック的なアプローチの曲になっていて、驚きました。

「「All to All」は、リサ(・ロブシンガー)が歌った、確かにダンス・ミュージック的な曲だね。いろいろと変更を重ねながらつくり上げていった曲だよ。もともとは、アコースティック・ギターやピアノがたくさん入っていたんだけど、最後のミックスで落とされた。そこに、ジョンがストリングスのパートを加えたんだと思う。今回のレコーディングでは、何かパートを録音した後、それを家に帰って聴き返してみたら、同じメロディーを全然違う楽器が奏でている、ってことがよくあったね(笑)」

ーーこの夏には、フジロックで久々に来日しますね。’06年に出演した時のことは、覚えていますか?

「もちろんさ! でも、あのときは、ほとんど日本にいる時間がなかったんだ。成田に着いて、現地に行って、プレイして、寝て、飛行機に乗る、みたいな感じだったね。僕は、日本や日本文化が好きで、歌舞伎も三度観たことがあるんだ。もっと日本にいたかったなぁ。次はちゃんとしたツアーで日本に行って、ゆっくりしてみたい」

ーーでは最後に、ブロークン・ソーシャル・シーンの次なる目標を教えてください。

「はっきりしてるよ。今、みんなで新曲のライブ・リハをしているんだけど、「Sentimental X’s」って曲があるんだ」

ーーファイストと、メトリックのエミリー・ヘインズと、スターズのエイミー・ミランをフィーチャーした曲ですね。

「で、チャーリーが今までにプレイした中でも、一番のベース・ラインが入っているんだけど、まだちゃんとライブで再現できてない(笑)。だから、次の目標は、「Sentimental X’s」をちゃんとライブでもプレイできるようになることだね!」

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SHINICHI OSAWAが、MEGA-MIXで新作『SO2』の全曲を公開

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SHINICHI OSAWAが、新作『SO2』(6/16デジタル・リリース、6/30CD&DVDリリース)のMEGA-MIXを、BIG BEACH FESTIVAL’10のサイトで公開しました。ジャケット・アートワーク横にいる鳥のくちばしをクリックすると聴けます。

ちなみに、CD/DVDのトラックリストおよびリリース・ツアーのスケジュールも発表になっております。

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Them Crooked Vultures、単独公演決定(2010年7月)

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Them Crooked Vulturesが来日、すでに出演が決まっている<FUJI ROCK FESTIVAL ’10>にさきがけ、7月28日にSHIBUYA-AXで一夜限りのライブを行うことになりました。Foo Fightersのデイヴ・グロール、Led Zeppelinのジョン・ポール・ジョーンズ、Queens of the Stone Ageのジョシュ・オムからなるスーパー・グループ、Them Crooked Vultures。昨年末にアルバム『Them Crooked Vultures』をリリースし、海外では精力的なライヴ活動を通じて大きな話題を呼んでいます。フジロックでは、7月30日(金)にライブを行う予定となっていますが、そちらに行けない方にとって、この単独公演は朗報ですね。ライブの詳細は、続きからチェックしてみてください。

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Charlotte Gainsbourg「Time of the Assassins」

シャルロット・ゲンズブールが、「Time of the Assassins」のPVを公開しました。「Time of the Assassins」は、Charlotte Gainsbourgが2010年1月にリリースしたサード・アルバム『Irm』からのニュー・シングルです。Beckプロデュースの『Irm』は、各メディアから高い評価を受けております。

AA=「GREED…」

上田剛士のソロ・プロジェクトAA=が、新曲「GREED…」のビデオを公開しました。「GREED…」は、6月9日にリリースされる、AA=のニュー・アルバム、『#2』のリード曲。重厚なロック・サウンドと、凶暴なシンセが鳴り響く、怒りの感情を表現した楽曲です。AA=のトレードマークである、ブタをモチーフにしたマスクや、動物の映像をフィーチャーした、鬼気迫るシリアスなビデオは、強烈なインパクトがありますね! ちなみに監督は、Visual Trapの近藤廣行氏が務めているそうです。

また、このたびAA= オフィシャルサイトがリニューアルされ、同サイトにて『#2』の収録内容も発表されました。詳細は続きをご覧ください。

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Beck/Record Club「Never Tear Us Apart」

Record Club: INXS “Never Tear Us Apart” from Beck Hansen on Vimeo.

Beckが中心となって、あるアルバムをすべてカバーしてしまおうというRecord Club企画の第4弾から、「Never Tear Us Apart」が公開されました。今回の企画題材に選ばれているのは、INXSの『Kick』(1987)。「Never Tear Us Apart」では、弦が大活躍しております。メイン・ボーカルは、St. VincentのAnnie Clarkです。

Pitbull VS Afrojack「Maldito Alcohol」

Pitbull VS Afrojackが、「Maldito Alcohol」のPVを公開しました。「Maldito Alcohol」は、Pitbullがこの夏リリースを予定しているスペイン語アルバム、『ARMANDO』からのニュー・シングルです。ダッチ・ハウス・プロデューサーのAfrojackは、各方面からひっぱりだこですね。

Namy インタビュー

namy

DJとして活動する高波由多加を中心に、多彩なミュージシャンが集い形成されたプロジェクト、Namy。ジャズ、ボサノヴァ、ソウルの要素を飲み込んだ、生楽器での音づくりにこだわり、ライブ活動を精力的に行ってきた気鋭集団だ。その活動コンセプトを、高波はこう話す。

「僕はもともとイベンターだったんですが、“生演奏でこんなに良い音楽を聞ける場があるのに、なんで人が集まらないんだろう”って、疑問を持ったのが始まりでした。そこで、つながりのあるミュージシャンに協力を仰ぎ、今っぽいアレンジの楽曲をつくって、新しいアプローチで生演奏を伝えていくプロジェクトとして、Namyを立ち上げたんです」

これまでに、イベント会場限定販売で、3枚のオリジナル・アルバムを発表してきた彼。あえてその形態を取ったのは、ライブの現場で、オーディエンスと密にコネクトすることに重点を置いているからだという。

そんなNamyがこのたび、自身の楽曲をフロア・フレンドリーに再構築したリミックス・アルバム、『Namy Black』を、初の公式流通音源としてリリースする。本作へ込めた思いを、高波はこう続ける。

「僕自身、ダンス・クラシックスみたいなキャッチーな音楽をきっかけに、昔のジャズとかを掘るようになったんですよ。そこはリスナーも同じだろうから、入り口がわかりやすい方がいいと考えたんです。より親しみやすい、このリミックス盤を聴いてもらうことで、オリジナル曲にも興味を持ってもらい、ライブ会場へ来てほしい、生音に回帰してほしいという思いがありますね」

若手注目ハウス・ユニット、Jazzin’ parkや、ジャズ / ヒップホップを自在に操る実力派トラック・メイカー、Shin-Ski、ショー・イベントの音楽ディレクションや、CM音楽のプロデュースで活躍を見せるKenichiro Nishiharaと、個性豊かな面々がリミキサーに名を連ねる本作。高波自身が、新星クリエイター@cと組んだユニット、Namy@c名義で手がけた、セルフ・リミックスも収録している。

「この『Namy Black』には、ハウスからヒップホップ、エレクトロ、ジャズまで、様々なスタイルのリミックスを収録しました。クラブ・ミュージックにもいろんなジャンルがありますけど、いろんなサウンドを虹のように楽しんでもらえたらいいですね」

音楽の原点とも言える生楽器のサウンドと、クラブ・ミュージックをつなぐ、架け橋的アルバム『Namy Black』。本作を聴いて、Namyが奏でる色彩豊かな音世界に、ぜひ触れてみてほしい。

Rihanna 「ROCKSTAR 101」

Rihannaが、 「ROCKSTAR 101」のPVを公開しました。「ROCKSTAR 101」は、2009年にRihannaがリリースした4thアルバム『Rated R: R指定』から、四枚目のシングルカットが予定されているトラックです。フィーチャーされているのは、ロックスターとかけてSlash。ビデオでも、それは分かりますね。

ちなみにリミックス・アルバムの『Rated R: Remixed』は、5/24にUSでリリースされました。