英ロック・バンド、シミアンから派生したダンス・ユニット。メンバーのジェイムスはクラクソンズらのプロデュースでも有名。シングルのヒットで注目を集める彼らの、待望のデビュー・アルバム。
LOUD150号記事:インタビュー
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DIZZEE RASCAL『Math And English』
XLが送り出した、UKヒップホップ・シーンを牽引する天才的ラッパー、ディジー・ラスカル。彼が、マーキュリー・ミュージック・アワードを受賞した『Showtime』以来、約2年ぶりとなるサード・アルバムをリリースします。タイトルは、“マス(数学)=音楽、イングリッシュ=言葉”を意味しているんだそうな。リリー・アレン、シャイFX、UGK、アークティック・モンキーズらが参加した華やかなサウンドと、オールド・スクールかつレゲエがかったグルーヴからは、UKヒップホップならではの心意気が伝わってきます。もちろん、ストリート感満点な高速ラップも健在。今回は、初のヴォーカルにも挑戦していますよ。堂々の充実作。★★★★★★★★☆☆(FT)
DIZZEE RASCAL
Math And English
(JPN) BEGGARS JAPAN/WARNER / WPCB-10027
COLDER『Heat』
自身が手掛けたDVD、ヴィジュアルとセットでリリースされた前作『Again』がヨーロッパを中心に評価され、カルト的な人気を博したコールダー。パリ出身のマーク・ニュエイン・タンによるソロ・プロジェクトで、彼はコム・デ・ギャルソンやケンゾーらファッション・シーンとも繋がりのある人物です。いわゆる新世紀型ポスト・パンク・サウンドにおける重要アーティストの一人ですが、ディスコ・パンクとは異なるダークで耽美的なサウンドが特徴。例えるならば、“コクトー・ツインズ(4AD)・ミーツ・ジョイ・ディヴィジョン(FACTORY)”。新作『Heat』でも、闇を漂うシンセ、軋むギター、ミニマルなドラム、漆黒のサウンドスケープは健在です。
★★★★★★★★☆☆
COLDER
Heat
(UK) OUTPUT / OPRCD85
HOT CHIP『DJ Kicks』
’06年発表の『The Warning』が出世作となり、欧州で大ブレイク中のニューエレポップ・ユニットが、本邦初デビューです。メンバー二人で民主的に選曲したという本作は、テクノからR&Bまで、何でもござれの珍味ミックスCD。通して聴けば、彼らの一筋縄ではいかない魅力と、幅広いルーツに触れることができます。彼らの新曲も収録されているので、ファンは要チェック!
★★★★★★★☆☆☆ (TK)
HOT CHIP
DJ Kicks
(JPN) HOSTESS / !K7 / K7213CDJ
ALL GENRE
VARIOUS ARTISTS『Kitsune Maison Compilation 4』
カッティング・エッジで“オシャレ”なロック、エレクトロを提案してくれるパリのレーベル、Kitsune。近頃は、大沢伸一とコラボCDを発売するなど、日本でもトレンドセッターとして定着しています。そんな彼らの名物コンピ・シリーズ第四弾が登場! 今回は全15曲入りで、おなじみのボーイズ・ノイズやガンズン・ボムズに加えて、ポテンシャルの高い新星、フォアルスやパッションズをピックアップしています。相変わらず、キャッチーな最先端ロック / エレクトロ満載ですね。とりわけ注目なのは、日本人ならイヤでもピンときてしまうエレクトロ・バンド、ハドウケン! すっとんきょうなシンセ・リフとラップ調ヴォーカルの融合はインパクト特大!!!
★★★★★★★☆☆☆ (TK)
VARIOUS ARTISTS
Kitsune Maison Compilation 4
(JPN) P-VINE / KITSUNE / PCD17110
ELECTRO
ジャスティス『†』
ダフト・パンクのマネージャーでもあるエド・バンガーが心底ほれ込んで、自らのレーベルで契約したというニューエレクトロ・デュオ。待望のデビュー・アルバムです!子供たちの歌声が意表をつく「D.A.N.C.E.」など注目曲目白おし!
LOUD150号記事:インタビュー
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TIEFSCHWARZ『10 Years Of Tiefschwarz Blackmusik』
エレクトロ・ハウスの先駆けとなるサウンドをいち早く打ち出した、ドイツ出身の兄弟ユニット、ティーフシュワルツ。本作は、彼らの活動10周年を記念する、2枚組CD作品です。ミックスCDのCD1は、ブリープ・ハウス、ディープ・ガラージ・ハウス、ミニマル・ハウス、デトロイト・テクノといったサウンドを、彼ら独自の選曲センスでまとめ上げたもの。マリアンヌ・フェイスフルの楽曲などもミックスし、タイトル通りの、漆黒のように美しい音世界をつくり出しています。CD2は、「Ghostrack」「Blow」など6曲の、オリジナルおよびリミックス・バージョンで構成されたマニアックなトラック集。彼らの深層部に手が届く内容です。
★★★★★★★★☆☆(FT)
TIEFSCHWARZ
Black Musik
10 Years Of Tiefschwarz
(GER) SOUVENIR / SOUVENIRCD001
VARIOUS ARTISTS『Brownswood Bubblers For Japan』
クラブ・ジャズ界の巨匠、ジャイルス・ピーターソンが主宰するブラウンズウッド・レコード。そのレーベル・コンピ第一弾と第二弾をまとめた、日本独自企画盤がリリースされました。今作には、ベン・ウエストビーチのエクスクルーシヴ・トラックなど、新鋭陣の力作を中心に、計32曲がコンパイルされています。早耳でいたいリスナーには、まさに打ってつけの内容でしょう。個人的なオススメは、コロネル・レッドのハウシーなナンバー「Blue Eye Black」、IGカルチャーのソロ・プロジェクト、ニュー・セクター・ムーヴメントの「The Hype」あたり。ウエスト・ロンドン感満点です。マニアックなファンにはもちろんのこと、“クラブ・ジャズって何?”という方にもオススメできる二枚組。
★★★★★★★★★☆ (SN)
VARIOUS ARTISTS
Brownswood Bubblers For Japan
(JPN) TRAFFIC / TRCP-3/4
JAZZY
THE PIGEON DETECTIVES『Wait For Me』
NMEの’07年度最注目新人に、ザ・ビューと並んで選ばれたことがきっかけとなり、にわかに注目を集めているザ・ピジョン・ディテクティヴス。リーズ出身のファイブ・ピース幼馴染パンク・バンドです。彼らのデビュー・アルバムがコレ。“シングルに相応しい曲しかつくらない”というだけあって、収録曲は、UKシングル・チャートTOP40にランクインした「I Found Out」を始め、疾走感あふれる楽しいものばかり。バズコックスやジ・アンダートーンズを彷彿とさせる甘酸っぱいメロディー・ラインは、リスナーに青春まっしぐらだったティーンエイジャー時代を想起させてくれることでしょう。フジロックにて、そのヤングな勇姿を目撃すべし!
★★★★★★★☆☆☆ (TK)
THE PIGEON DETECTIVES
Wait For Me
(JPN) V2 / V2CP325
ROCK
GROWLING MACHINES『Rounders』
PSYトランスの超人気アーティスト、GMSが、同シーンの急上昇株、レックド・マシーンズとタッグを結成、グローリング・マシーンズ名義でファースト・アルバムをリリースしました。アルバム・タイトル・ソングの「Rounders」は、GMSによる’00年代中盤を代表するクラシックですが、今作には、イスラエルのイケメンPSYトランサー、アストリックスによるリミックスで収録しています。これだけでもファンは買いでしょう! 他にも、KLFによる往年のレイヴ・アンセム「3 A.M Eternal」やアメリカのインダストリアル・メタル・バンド、セルドゥエラーの楽曲を、グローリング・マシーンズ名義でリミックスしているのは注目です。全10曲、フルオンでアゲまくりの疾走盤。
★★★★★★★★☆☆ (SN)
GROWLING MACHINES
Rounders
(JPN) SOLSTICE MUSIC / SOLMC-086
PSY TRANCE