TV ON THE RADIOが、9月にアルバムをリリース

 ’06年にリリースした『リターン・トゥ・クッキー・マウンテン』で一躍世界的に脚光を浴びた、ニューヨーク出身のアヴァンギャルド・ロック・バンド、ティービー・オン・ザ・レディオ(TVOTR)。バンドの中心人物、デヴィッド・シーテックは、最近フォールズやスカーレット・ヨハンソンの作品を手がけるなど、プロデューサーとしても活躍しています。
 そんな彼らが、9月24日に3作目となる待望の最新アルバム『ディア・サイエンス(Dear Science)』をリリースすると発表しました。ジャズ、ソウル、ロック、ダブ、エレトロニックといった音楽的要素を融合した独自のサウンドは、いかなる進化をとげたのか? ニュー・エキセントリック系バンドの先駆けとなった影響力のあるバンドなだけに、今後のシーンの流れを左右する注目作だといえるでしょう。

 詳細は以下のサイトへ

ベガーズ・ジャパン http://www.beggarsjapan.com/
TVOTR公式サイト http://www.tvontheradio.com/
TVOTRのMySpaceページ http://www.myspace.com/tvotr

海外音楽雑誌ななめよみVol.2(’08/07)

 海外の音楽シーンを知るには、海外の音楽専門誌は欠かせません。というわけで、iloud.jpでは、月1回、海外雑誌をLOUD目線で斜め読みしています。
 今月も、クラブミュージック・ファンにはおなじみの英MIXMAGと、ロック・ファンには定番のNMEをチェックしてみました。

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KUNIYUKI TAKAHASHI『Remixed』

 スピリチュアルな心情描写で名高い、KUNIYUKI TAKAHASHのリ ミックス集。コブルストーン・ジャズによる、生ドラムとテッキーな キックの個性的なコンビネーション、ムーディーマンによる哀愁のラテ ン・グルーヴ、ヘンリク・シュワルツが炸裂させたコズミックなギター など、バリエーションに富んだサウンドがフィーチャーされています。 ディープ!
HOUSE ★★★★★★★☆☆☆ (HT)

KUNIYUKI TAKAHASHI
Remixed
(JPN) mule musiq / MMD007

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KUNIYUKI TAKAHASHI『Remixed』

フジロック最終日トリは、プライマル・スクリームに

 7月27日(日)GREEN STAGEの大トリとして出演する予定だった忌野清志郎 & NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS plus 仲井戸“CHABO”麗市が、忌野清志郎氏の健康上の理由でキャンセルとなってしまったフジロック。
 …でしたが、彼らの代役が決定しました。そのバンドとは、なんとプライマル・スクリーム! 前日にも出演する予定なので、二日連続のライブとなります。最終日には、果たしてどんなセットでパフォーマンスをしてくれるのでしょう。彼らのロック・フリークっぷりを発揮してくれるのか? 楽しみですね。
 また、最終日GREEN STAGEのラインナップで、長らくTBAとなっていたところには、ROSSOのチバユウスケ率いるバンド、The Birthdayの出演が決定しました。二日目のWHITE STAGEにも登場する彼らは、フジロック初出演です。さらに、同日のスペシャル・ゲスト枠には、エイジアン・ダブ・ファンデーションの出演が決定しました。

詳細は、フジロックのサイトへ。

PRIMAL SCREAM『Beautiful Future』

 特異な輝きを放ち続けてきたUKロック・バンド、プライマル・ スクリームが、通算10作目のアルバムをリリースします。ポー ル・エプワース、ピーター・ビヨーン・アンド・ジョンのビヨーンらを プロデューサーに起用し、オーセンティックなロックにモダンなテイス トを加えた本作。その内容は、明るくポジティブな「Beautiful Future」、ディスコっぽい「Uptown」、ラブフォックス (CSS)の参加した「I Love To Hurt」を筆頭に、彼らの 新たな方向性を感じさせるものとなっています。また、ジョシュ・オム の参加した「Viva!」などでは、R&Rフリークっぷ りも披露。新旧のプライマル節が揃った、不思議なフレッシュ感にヤラ れちゃう作品です。
ROCK ★★★★★★★★☆☆ (FT)

PRIMAL SCREAM
Beautiful Future
(JPN) WARNER / WPCR-12969

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PRIMAL SCREAM『Beautiful Future』

VARIOUS ARTISTS『Cafe Apres – midi File』

 カフェ・アプレミディ・シリーズでお馴染みの橋本徹が、真夏の昼と 夜をコンセプトに、ライムスター、いとうせいこう、チャリ・チャリ、 福富幸宏らの、メロウ・チューンからフロア・キラーまで、全31 曲をセレクトした、ファイル・レコード20周年記念コンピ。二枚 組CD全編に渡って流れている、心地よい雰囲気がグッ ド! お買い得盤です。
ALL GENRE ★★★★★★★☆☆☆ (SN)

VARIOUS ARTISTS
Cafe Apres – midi File
(JPN) FILE RECORDS / FRCD-176~7

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VARIOUS ARTISTS『Cafe Apres – midi File』

デジタリズム、新曲「Taken Away」を発表

 ドイツ出身の人気ニュー・エレクトロ・デュオ、デジタリズムが、新曲「Taken Away」をリリースすると発表しました。この曲は、海外メルセデスとのタイアップ企画として書き下ろされたもので、PC配信と着うた®で販売されます。リリースは、PC配信が、7月14日、着うた®が7月23日となっています。

 また、彼らは、7月17日に、KITSUNEの新シリーズから初のミックスCD『キツネ・タブロイド・ミックスド・バイ・デジタリズム』をリリースします。レイト・オブ・ザ・ピア、ホット・チップ、ザ・キルズ、カルヴィン・ハリス、ミッドナイト・ジャガーノーツ、ハーキュリーズ・アンド・ラブ・アフェアー、ヒューマン・リーグ、ザ・ジョンズン・クルーらのトラック全25曲を盛り込んだ力作ですので、こちらも注目ですね。

「Taken Away」の詳細はEMIのデジタリズム・ページ

『KITSUNE TABLOID Compiled & Mixed by Digitalism』をHMVでチェック

FUCK BUTTONS『Street Horrrsing』

 いま英米双方から脚光を浴びているブリストル出身の二人組、ファッ ク・ボタンズ。これがデビュー作です。ニュー・エキセントリック・ ブームの中でも極めて異端な彼らの音楽は、α波混じりの轟音ノイズ、 催眠ビート、玉虫色のシンセが溶け合う、新感覚エクスペリメント・ ポップ・ミュージック。開放的な野外で聴いたら、安らかに逝けること でしょう。
ROCK ★★★★★★★★☆☆ (TK)

FUCK BUTTONS
Street Horrrsing
(JPN) HOSTESS / ATP / HSE50050

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FUCK BUTTONS『Street Horrrsing』

BENJAMIN DIAMOND『Cruise Control』

スターダスト最大のハウス・ヒット、「Music Sounds Better With You」。あの曲でボーカルを務めていたベンジャミン・ダイアモンドか ら、約3年ぶりとなる新作が届きました。本作で彼は、エレクト ロ・ポップ、ファンク、ネオアコといった幅広い楽曲群に乗せて歌声を 披露。少しU2ボノに似てますね。声もギターも、フレンチな流麗 さが○。
ROCK ★★★★★★★☆☆☆ (TK)

BENJAMIN DIAMOND
Cruise Control
(JPN) KING / KICP-1292

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BENJAMIN DIAMOND『Cruise Control』