Beatportが日本語対応に

 クラブミュージック・ダウンロード・サイト最大手のBeatport.com(本社:コロラド州デンバー)は、2008年1月21日、バージョン3.3.2で、多国語対応になった。これは、増え続ける国際的ユーザーの期待に応えるもので、日本語にも対応している。
 日本語化範囲は現在、レジストレーション、ログイン、アカウント設定、チェックアウトなどだが、今後その範囲は拡張予定。この動きによって、DJツールのPC化に拍車がかかりそうだ。

JOSE JAMES インタビュー

 NYを拠点とするジャズ·シンガー、ホセ·ジェイムズ。日本には以前、ジャイルス·ピーターソンが主宰するブラウンズウッド·レーベルのローンチ· パーティー出演のため、’07年4月に来日している。ライヴではSOIL&”PIMP”SESSIONSとセッションし、話題を振りまいた。
 そんなクラブ·ジャズ·シーンの注目株が、この度ファースト·アルバム『The Dreamer』を完成させた。本作では、スタンダードな演奏を聴かせるヴォーカル·ジャズ、スキャットをコラージュさせた実験的なナンバー、さらにク ラブ·ミュージックのビート感を取り入れたものまで、さまざまな楽曲を聴かせている。いずれの収録曲でも、ジャイルスをして“15年に一人の素晴らしい 声”と言わしめた、ホセのスモーキーで艶やかで、スピリチュアルな歌声が出色だ。
 ホセ·ジェイムズに、音楽的背景と『The Dreamer』について話を聞いた

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ニュー・エレクトロの次と目される、フィジェット・ハウスって何?

 2007年のダンス・ミュージック・シーンは、ジャスティス、シミアン・モバイル・ディスコ、デジタリズムらが相次いでアルバムをリリースし、ニュー・エレクトロが最盛期を迎えた一年となりました。

 では、2008年、ニュー・エレクトロの次を担うサウンドは何なのか? もちろん、ニュー・エレクトロ勢もさらなる発展を遂げていくことでしょう。しかし、昨年からニュー・エレクトロと並行するかたちで勢力を広げ、既にDJやコア・リスナーの間で注目されているサウンドがあります。それが、“フィジェット・ハウス(FIDGET HOUSE)”です。“フィジェット(fidget)”は、動詞で“そわそわする/せかせかする/もじもじする/気をもませる”、名詞で“そわそわ/せかせか/いらいら/落ち着きのない人物”の意。要するにフィジェット・ハウスとは、ソワソワハウス、セカセカハウスということになります。皆さん、どんな音だか連想できましたか? おそらくもう聴いたことがあるハズなんです。 実はフィジェット・ハウスの代表格とは、「A Bit Patchy」のヒットを生んだスイッチなんですね。

 そんなフィジェット・ハウスの特徴をざっくりと解説しますと、(1)ブリーピーなシンセ&ベース・サウンド。シンセ音には、ベンドやポルタメント機能を使ったものが多し。曲によっては、レイヴィーなシンセ音を使ったものもあります。(2)派手で大胆なカットアップ・サウンド。大ネタ・サンプリングを用いたものも多し。(3)曲中、曲間、及びブレイク部分にブレイクビーツを応用。曲によっては、バイレファンキ的ノリと融合したものもあります。(4)おバカなヴォーカル&ヴォイス・サンプル。こんなところでしょうか。

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