2011年4/3-4/9の注目リリース

今週の注目リリースのうち、THE SOUNDSまでは3月31日発売のLOUD196号にて、HOUSE NATION Party Anthems、砂原良徳はiLOUDにてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

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FAR EAST MOVEMENT/ Free Wired
ジャパニーズ/チャイニーズ・アメリカンのケヴ・ニッシュ、コリアン・アメリカンのプログレス、J-スプリフという3MCと、フィリピーノ・アメリカンのDJヴァーマンからなる、LAを拠点に活動するヒップホップ・ユニットのメジャー・デビュー盤。全米No.1「Like A G6」収録。
4/6リリース(HIPHOP / HOUSE)

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THE KILLS/ Blood Pressures
ジェイミー・ヒンス(G/ホテル)とアリソン・モシャート(Vo/ヴィヴィ)からなる、ロンドンを拠点に活動するロック・デュオ、ザ・キルズの4作目。シンプルさを極めた、エモーショナルにしてクールな楽曲群が詰まった進展作。
4/6リリース(ROCK)

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THE SOUNDS/ Something To Die For
’99年にスウェーデンで結成されたニューウェイブ・ロック・バンド、ザ・サウンズの4作目。彼ららしいワイルドかつ華麗なニューウェイブ・サウンドをベースに、従来作以上にダンス・ミュージックの要素を導入した、ダンサブルな一枚。彼らの新しくも成熟した音楽性を楽しめる。
4/6リリース(ROCK)

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V.A./ HOUSE NATION Party Anthems
’07年から続く、ハウス・コンピレーションの人気シリーズ最新版。最新潮流になっているディスコやエレクトロ、ヒップホップとの融合を存分に楽しめる17曲入り。「YMCA」のHOUSE NATION版カバーやDJ Masterkeyのオリジナル新作など話題曲も収録。
4/6リリース(HOUSE)

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砂原良徳 / liminal
電気グルーヴの元メンバーであり、’95年からソロ・アーティストとして活動を行ってきた砂原良徳が、10年ぶりにリリースしたフル・アルバム。テクノやブレイクビーツ、エレクトロニカなどの要素を含みながらも、そのどこにも属さないエレクトロニック・サウンドを展開。
4/6リリース(TECHNO)

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THE STREETS / Computers And Blues
全英No.1リリシスト、ザ・ストリーツことマイク・スキナーの、同名義での最終作(通算5作目)。ザ・ミュージックのロブ・ハーヴェイが、ファースト・シングル「ゴーイング・スルー・ヘル」をはじめとする4曲にゲスト・ヴォーカルとして参加している。
4/6リリース(UK GARAGE / HIPHOP)

2011年3/20-3/26の注目リリース

今週リリースのうち、アルバムのIKE YARDまでは、3月31日発売予定のLOUD196号にてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

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V.A./ 渚音楽祭 presents IN THE MIX mixed by TOMOYUKI TANAKA (FPM)
’03年の初開催以来、東京と大阪で計21回開催されているオールジャンル野外フェスティバル、<渚音楽祭>の初となるオフィシャル・ミックスCD。その第一弾はTOMOYUKI TANAKA (FPM)が、ハウスを軸に、エレクトロ、フィジェット、テック、ディスコのテイストを盛り込んだミックスを展開。Sinden & SBTRKT、VOODOO CHILLI、Shinichi Osawa、DEXPISTOLS、FPM、Etienne De Crecyら国内外のアーティストをピックアップ。
3/23リリース(HOUSE / ELECTRO)

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IKE YARD/ Nord
’70年代末〜’80年代前半に活躍し、マンチェスターのFactoryからも作品を発表している、NYのノー・ウェイブ系バンドによる、約30年ぶりとなる新作。往年の彼らそのままの、シンセやエフェクターを駆使したダークで無機質な音楽性と、エレクトロニカのエッセンスが融合した、モダンにして前衛的なサウンドを展開。映画やTVのサントラを数多く制作していたメンバー、スチュワートのキャリアも手伝ってか、映像的なサウンド・テクスチャーも印象的。
3/23リリース(PUNK/ ROCK)

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SHY CHILD/ Liquid Love
NYを拠点に活動し、’06年にWall Of Soundと契約を交わしている、シンセ&ボーカルとドラムからなるインディー・ポップ・デュオ。約3年ぶりの新作では、ハイテンションなボーカルが際立つ、キャッチー&ダンサブルでカラフルなエレクトロ・ポップ・サウンドを展開。
3/22リリース(POP/ ELECTRIC)

2011年3/13-3/19の注目リリース

今週リリースのうち、アルバムのsupercellは現在発売中のLOUD195号にて、BRADBERRY ORCHESTRAからXA-VATまでは、3月31日発売予定のLOUD196号にてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

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supercell/ Today Is A Beautiful Day
動画共有サイトで人気に火が点き、’09年にメジャー・デビューを果たした、コンポーザーのryoと、複数のイラストレーター、デザイナーからなるクリエイティヴ・ユニットの2ndアルバム。supercellらしい、青春の1ページをモチーフにした、エバーグリーンな輝きを放つ、シンフォニックなポップ / ロック・サウンドにさらに磨きをかけつつ、これまでになかったジャンルやテイストも取り入れた成長作。全収録曲で、歌い手のnagiをフィーチャー。
3/16リリース(POP)

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BRADBERRY ORCHESTRA/ Vol.0
小林武史と大沢伸一が’09年に立ち上げたニュー・プロジェクトによるミニ・アルバム。スマートフォンCMのタイアップソング、「LOVE CHECK」、「To be (or not)」、「L.P.D」、ゲーム『龍が如く OF THE END』のオープニング曲、エンディング曲など、ポップスやロックの要素とエレクトリックなダンス・ビートを融合させた、ハイブリッドな6曲を収録。
3/16リリース(ELECTRIC)

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FIVESTA/ Fivesta
2MCヒップホップ・ユニット、クレンチ&ブリスタと、女性ボーカリストのjyA-Me、DEM(Foxxi misQ)、謎のプロデューサー / トラックメイカーのNo.5からなるスペシャル・ユニットの1stアルバム。リード曲「最後のKISS」をはじめ、US R&Bのトレンドはおさえつつ、リスナーに共感してもらえるようなメッセージも盛り込み、曲によって主役が変わる、カラフルで変幻自在な楽曲を展開。
3/16リリース(HIP HOP / R&B)

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XA-VAT/ 艶℃
石井秀仁(GOATBED、cali≠gari)、小間貴雄(ex-goatbed)、SADIE PINK GALAXY(SPEECIES)、Közi(ex-MALICE MIZER)という、4人のアーティストが’10年9月に始動させたプロジェクト。この1stアルバムでは、官能的で耽美的かつダンサブルなニューウェイヴ・サウンドを軸に、エレクトロ・ポップやグラム・テイストの要素を持つ独自の音世界を展開。
3/16リリース(ELECTRIC/ ROCK)

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VERBAL/ Visionair
m-floやTERIYAKI BOYZの活動でも知られる、プロデューサー / MCによるソロ・アルバム。Lil Wayne、安室奈美恵、Nicki Minaj、大沢伸一、Swizz Beatz、MADEMOISELLE YULIAといった豪華アーティストをゲストに迎え、ボーダーレス&ジャンルレスなサウンドを展開。
3/16リリース(POP)

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BIBIO/ Mind Bokeh
UK出身のSSW、スティーヴン・ウィルキンソンによるソロ・プロジェクトのWarp移籍後3作目となるアルバム。エレクトリックな音の粒とオーガニックなサウンドを、独特の美意識で紡ぎ上げた、幻想的なトラックにボーカルが乗る作品。
3/16リリース(ELECTRONICA)

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FACT/ Eat Your Words
’09年にUSデビューを果たしている覆面5ピース・ロック・バンド。このミニ・アルバムは、これまでのアグレッシヴなサウンドはそのままに、よりメロディックな側面が際立った楽曲を収録。昨年行われたジャパン・ツアーの映像を収録したDVDを同梱。
3/16リリース(ROCK)

SINGLES

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LADY GAGA/ Born This Way
’08年にデビューし、一気にスターダムへと駆け上がった新世代エレクトロ・ポップ・アイコンによる最新シングル。5月にリリース予定のニュー・アルバム、『Born This Way』からの先行シングルで、バウンシーなエレクトロ・ポップをベースに、“自分の道を歩め”という力強いメッセージを発する一曲。全米チャートでは1位を記録。
3/16リリース(POP)

2011年3/6-3/12の注目リリース

今週リリースのうち、アルバムのbuzzGまでとシングルのMizcaは、現在発売中のLOUD195号にてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

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SOUTH CENTRAL/ Society Of The Spectacle
ワイルドなDJ/ライブで人気を博す、’06年にイギリスのブライトンで結成されたエレクトロ・ダンス・アクトによる最新オリジナル・アルバム。彼ららしいハード&ヘビーなロッキン・エレクトロはもちろん、シューゲイザー・バンドに影響を受けたという、ノイジーにしてエモーショナルな楽曲や、ダブ・ステップの要素を取り入れたトラックまでを収録した、アッパーにして知的な音世界を堪能できる作品。
3/9リリース(ELECTRO/ ROCK) ★★★★★★★★☆☆

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THE JAPANESE POPSTARS/ Controlling Your Alleglance
パワフルなライブで急速にファン層を拡大してきた、北アイルランド出身の大型ダンス・アクトによる2ndアルバム。彼らが得意とするグルーヴィーでヒプノティックなエレクトロ/テクノ・トラックに、グリーン・ヴェルヴェット、ロバート・スミス(ザ・キュアー)、ジョン・スペンサー、トム・スミス(エディターズ)、モーガン・キビー(M83)といった、個性的なゲスト・ボーカル陣をフィーチャーした、カラフルな作品。
3/9リリース(ELECTRO/ TECHNO) ★★★★★★★☆☆☆

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killing Boy/ Killing Boy
ART-SCHOOLのフロントマン、木下理樹と、ART-SCHOOL、ZAZEN BOYSを経て、現在はストレイテナー、Nothing’s Carved In Stoneで活躍するベーシスト、日向秀和の新プロジェクトによる1stアルバム。ファンクやアフロ・ビートにも通ずる、ダンサブルなグルーヴ&ループ感、ボトム・ヘヴィーなサウンド、立体的な音像を主軸とした、シンプルながらも深みのある楽曲が堪能できる作品。
3/9リリース(ROCK) ★★★★★★★☆☆☆

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EMI MARIA/ Blue Bird
パプアニューギニア人の父、日本人の母を持ち、音楽活動を始めた当初から、作詞作曲に加え、トラック制作、プロデュースにも挑戦してきた実力派R&Bシンガーの最新作アルバム。ダンサブルなR&Bチューンはもちろん、バラードやエレクトロ・トラック、深みのあるソウル・ナンバーなど、幅広い音楽性を持った楽曲の中に、歌のストレートな魅力が堪能できる作品。
3/9リリース(R&B)★★★★★★★☆☆☆

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buzzG Feat.初音ミク × Vocalists/ Symphony
シリアスな歌詞の世界観を持つ、重厚でエモーショナルなギター・ロックに、ボーカロイドのMegpoid(GUMI)や初音ミクをフィーチャーした楽曲で人気を博すクリエイターのメジャー・デビュー・アルバム。初音ミクに加え、相沢舞、nana takahashi(SOUND HOLIC)、花たんら、4人のボーカリストをフィーチャーし、「GALLOWS BELL」「アルビノ」「かくれんぼ」といったニコニコ動画での人気曲等11曲を収録。
3/9リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆

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GIL SCOTT-HERON and JAMIE XX/ We’re New Here
伝説的なジャズ・ファンク / ポエトリー・リーディング・アーティスト、GIL SCOTT-HERONの最新作『I’m New Here』を、The XXのビートメイカー、ジェイミーが解体 / 再構築した作品。ダブステップやテクノ / ハウスの要素を独自に解釈した、ジェイミーならではのシンプルさを極めたトラックと、GIL SCOTT-HERONのブルージーなポエトリー / ボーカルが一体化。心に染み渡るような、何とも言えぬダビーでディープな味わいの音がつまった会心作。
3/9リリース(DUBSTEP) ★★★★★★★★☆☆

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POLYSICS/ Oh! No! It’s Heavy Polysick!!!
三人体制となったニューウェイブ・ロック・バンドによる、新体制後初のフル・アルバム。Does It Offend You, Yeah?らを手がける、アレックス・ニューポートをミキシング・エンジニアに招いた本作。パンク / ニューウェイブという軸はそのままに、3人体制となったことで、よりストレートなバンド・サウンドに傾き、全て録りおろしの13曲がノーブレーキで駆け抜ける、これまで以上にスピード感あふれる快作。
3/9リリース(ROCK/ POP) ★★★★★★★☆☆☆

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DOES IT OFFEND YOU, YEAH?/ 2011年からの警告
’08年に『未知との遭遇』でデビューを果たした、英レディング出身のエレクトロ・ロック・バンドが、自分達の音楽を追求すべく、メジャー・レーベルを自ら去り、新メンバー2名を加えて制作に挑んだアルバム。中心メンバー、ジェームズ・ラシェントの、自由でパンクな感性が炸裂した、レイヴ、オルタナティブ・ロック、エレポップの要素が渾然一体となったハイパーで斬新な楽曲を収録。
3/9リリース(ROCK) ★★★★★★★☆☆☆

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HOLIDAYS OF SEVENTEEN/ Let There Be Pop
’04年に福岡で結成され、ウィーザーやthe HIATUSら、国内外のバンドと共演を果たし、現在は東京を拠点にする5人組ロック・バンドの2ndアルバム。前作以上にダンサブル&ポップな、ギター・ロック・サウンドを展開しているだけでなく、ガレージ / ハード・ロックも取り入れた意欲作。
3/9リリース(ROCK) ★★★★★★☆☆☆☆

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うさ/ LINK / RING
ニコニコ動画の“歌ってみた”タグで高い人気を博し、1,000万回以上の総再生数を記録している歌い手、“うさ”のソロ・アルバム。うさ自身が、「ココロ」や「夕日坂」など、人気のボーカロイド曲を選曲し、RAM RIDER、秋葉工房がそれらをリミックス。切なく澄み渡る、うさの歌声を存分に堪能できる、ファン垂涎の注目作。
3/9リリース(POP) ★★★★★★☆☆☆☆

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DEXPISTOLS X SOUND PELLEGRINO/ Les Jeunes Annees 若かりし日々
TTCのテキ・ラテックスとオーガスミックが運営するINSTITUBES傘下のフレンチ・エレクトロ・レーベル、SOUND PELLEGRINO初のコンピ。Zombie Disco Squad、Renaissance Man、Bart B More、Para One、Gucci Vumpらレーベルの人気アーティストの楽曲を収録し、CD1ではそれらの楽曲をDEXPISTOLSがDJミックス。
3/9リリース(ELECTRO) ★★★★★★☆☆☆☆

SINGLES

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Mizca/ 1925
レトロ・フューチャリスティックなエレクトロ・サウンドと、キュートなビジュアル・イメージで注目を集めている、’09年10月デビューのダンス・ポップ・シンガー。最新シングルでは、ニコニコ動画で130万再生を突破している、超人気ボーカロイド曲「1925」のカバー。トランス調にアレンジされたこのカバーでは、Mizcaの新たな方向性を、うかがい知ることができる。ジャケットの異なるタイプAとタイプBを同時リリース。
3/9リリース(POP/ ELECTRO) ★★★★★★★☆☆☆

2011年2/27-3/5の注目リリース

今週リリースのうち、アルバムの『LET THE CHILDREN TECHNO』までは、3月1日発売のLOUD195号にてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

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RIP SLYME/ STAR
’02年のアルバム『TOKYO CLASSIC』を、日本のヒップホップ・アーティストで初となる、オリコン・チャート1位に送り込んだ5ピース・ユニットの最新作。ゲスト・アーティストを迎えずに、メンバー5人だけで制作するという、原点に立ち返るスタンスで曲づくりに臨んだ作品。遊び心満点の楽曲群からは、メンバーそれぞれの自由奔放な感性を、うかがい知ることができる。
3/2リリース(HIP HOP/ POP)★★★★★★★★☆☆

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BEARDYMAN/ I Done A Album
’06、’07年に、史上初となる2年連続UKヒューマン・ビートボックス・チャンピオンに輝いている、UK出身の人気ビートボクサーによる1stアルバム。制作アドバイザーにTom Middletonを招き、一聴すると一般的なエレクトロニック/ブレイクビーツ・ミュージックに匹敵する、衝撃的なヒューマン・ビートボックス・ワールドを展開。ダブ・ステップ、ヒップホップ、テクノ、ドラムンベースを横断する、ユニークな楽曲群が詰まった作品。
3/2リリース(ELECTRONIC)★★★★★★★☆☆☆

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MORITZ VON OSWALD TRIO/ Horizontal Structures
ベルリンのアンダーグラウンド・エレクトロニック・ミュージック・シーンを牽引する、Moritz Von Oswald率いるユニットの最新アルバム。本作ではゲスト・ミュージシャンを迎え、デビュー作の『Vertical Ascent』以上にフリーフォームなインプロヴィゼーションを展開。Vladislav Delayがプレイするメタル・パーカッションや、Max Loderbauerがプレイするシーケンス・シンセの質感も変化し、よりオーガニックかつ音楽的に、より聴きやすい形で表現された作品。
3/2リリース(ELECTRONIC)★★★★★★★☆☆☆

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V.A./ More SQ
FINAL FANTASYやSaGaシリーズなどのゲームBGMをリミックス&カバーしたコンピ・シリーズの第三弾。sasakure.UKや、ELECTROCUTICAのTreow、kz(livetune)によるRE:NDZ、→Pia-no-jaC←、SPECIAL OTHERS、SAKEROCK、JABBERLOOP、畠山美由紀 meets 平戸祐介トリオらが参加し、生音からエレクトロニック・サウンドまで、多様なアプローチを提示している。
3/2リリース(ALL GENRE)★★★★★★★☆☆☆

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V.A./ LET THE CHILDREN TECHNO
フレンチ・エレクトロを牽引する人気レーベル、ED BANGERの主宰者であるBusy Pと、’90年代からフランスのヒップホップ・シーンで活躍する DJ Mehdiの二人による、コンピレーション。彼らが解釈する“テクノ”をテーマに、Mr. Oizo、Breakbot、Zombie Nation、Skream、Flying Lotusら、20名のプロデューサーにエクスクルーシヴ曲の制作を依頼。さらに、それらのトラックを二人がDJミックスした注目作。
3/5リリース(TECHNO/ ELECTRO)★★★★★★★☆☆☆

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RHYMESTER/ POP LIFE
いまやポップ・リスナーからも支持されているヒップホップ・ユニットの、約1年ぶりとなる新作。日常生活で感じる喜びや理不尽さを、時にストレートに、時にシニカルに斬るリリックが炸裂した本作。DJ JINのほか、DJ WATARAI、DJ HASEBE、BACHLOGICら、実力派トラックメイカーがプロデュースを手がけている。
3/2リリース(HIP HOP)★★★★★★★☆☆☆

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BRIGHT EYES/ People’s Key
コナー・オバーストを中心とするUSのインディー・ロック・バンドによる、約4年ぶりのアルバム。警察の人種プロファイリングを容易にする、アリゾナ州法SB1070号への反対活動にコナーが参加した流れで制作された作品で、Bright Eyes名義ではラスト・アルバムとなると噂される注目作。
3/2リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆

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BLACKBIRD BLACKBIRD/ Summer Heart
昨年ブロガーの間で話題沸騰だった、サンフランシスコをベースに活動するマイキー・サンダースのプロジェクトによるデビュー・アルバム。キラキラとしたシンセ~サンプリング音と、淡く涼しげなボーカル~メロディーが融合した、正しくこれぞチルウェイブなドリーム・ポップを展開。
3/2リリース(POP)★★★★★★☆☆☆☆

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ANNA CALVI / Anna Calvi
Brian EnoやNick Caveが注目し、Arctic Monkeysのアレックス・ターナーのオープニング・アクトに抜擢された、ロンドン出身の女性シンガーによるデビュー作。欲望と愛、悪魔、デイヴィッド・リンチ的なドラマチックなシュールレアリズムの新解釈といったテーマを掲げ、彼女の官能的なボーカルとムーディなギター・サウンドが絡み合う、ドラマティックな世界観を作り上げている。
3/2リリース(ROCK/ POP)★★★★★★☆☆☆☆

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V.A./ TWILIGHT ~in my sweet room~
国内で人気のハウス・チューンを集めたコンピ・シリーズ、『Twilight』の第一弾。いまだフロア・アンセムとなっている、STUDIO APARTMENT「One True Love」、DAISHI DANCE「P.I.A.N.O.」や、注目のクリエイター、Floor on the Intelligenceによる「Light」など、メロディアスな楽曲づくしの一枚。
3/2リリース(HOUSE)★★★★★★☆☆☆☆

2011年2/20-2/26の注目リリース

今週リリースのうち、アルバムのBOOM BOOM SATELLITESからREEL PEOPLEまでは、3月1日発売のLOUD195号にてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

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BOOM BOOM SATELLITES/ Experienced
’97年にR&Sからデビューして以来、エレクトロニック・サウンドとバンド・サウンドを自在に行き来する、独自の音楽性を展開してきた2ピース・ユニット。本作は、彼らが昨年10月に幕張イベントホールで開催したツアー・ファイナル公演の模様を収録した、ライブCD+DVD作品で、圧倒的なスケールを感じさせる音世界と、臨場感あふれるパフォーマンスをダイレクトに収めたもの。彼らのライブ・アクトとしての魅力を凝縮した好作品。
2/23リリース(ROCK/ ELECTRIC)★★★★★★★★☆☆

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deadmau5/ デッドマウス2
高い完成度を誇るエレクロニック・ハウス / エレクトロ・サウンドで、世界的な人気を博すプロデューサー / DJの日本デビュー盤。世界各地でのギグの合間につくり溜めたというトラックをノンストップで収録した、彼ならではのモダンかつキャッチーなハウス/エレクトロ・サウンドを楽しめる作品。ノンストップに仕立て直した『4×4=12』に加え、ヒット曲「Ghosts ‘n’ Stuff 」「I Remember」を収録した日本特別仕様。
2/23リリース(ELECTRO HOUSE)★★★★★★★☆☆

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TORO Y MOI/ Underneath The Pine
弛緩したドリーミーかつトロピカルなエレクトロニック・サウンドで注目を集め、Washed Outと並び、チルウェイブ / グローファイ・シーンを代表するクリエイターの2ndアルバム。前作でのエレクトロニック/サンプリング的な音づくりを排し、生音を主体にした楽曲群を詰め込んだ進展作で、彼独特の淡く、甘い音世界を、よりナチュラルなサウンドで表現。
2/23リリース(POP)★★★★★★★★☆☆

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beatmania IIDX 18 Resort Anthem
’97年の登場以来、長年人気を博している音楽ゲーム『beatmania』の最新アーケード・ゲーム、『beatmania IIDX 18 Resort Anthem』の収録曲に、ロング・バージョンを含めた全67曲を集めたサウンドトラックCD。イビサのクラブ・パーティーをモチーフにした、リゾート感あふれるサウンドをイメージ・コンセプトに、トランス、ガバ、ハードコアをはじめとした、高速ダンス・トラックを中心としつつも、チルアウト・ミュージックやエレクトロ、R&Bテイストの楽曲も盛り込んだ作品。
2/23リリース(ALL MIX)★★★★★★★☆☆☆

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AGORIA/ Impermanence
フランスでLaurent Garnierと並ぶ人気を誇る、リヨン出身のDJ / プロデューサーが自身のレーベルInfineからリリースする3rdアルバム。Carl CraigやSeth Troxler、Kid Aらのスピーチやボーカルをフィーチャーし、フロアライクな四つ打ちの楽曲にとどまらず、ボーカルやピアノ、ストリングスを取り入れた楽曲や、叙情的でミステリアスなトーンに貫かれた、アンビエント調の楽曲など、多彩なサウンドを展開。
2/23リリース(TECHNO / HOUSE)★★★★★★★☆☆☆

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REEL PEOPLE/ Golden Lady
クラブ・トラックと、生楽器を用いたバンド・サウンドを行き来する高いポテンシャルで、トップDJからも支持を獲得しているジャズ / クロスオーバー・ユニットが設立した新レーベル、REEL PEOPLE MUSICの最新コンピ。シアトル出身のネオ・ソウル・シンガー、Chocolate、シカゴのディスコ・バンドBSTC、フィル・アッシャー率いるRestless Soul Fun Band、サイモン・グレイらが参加したほか、Reel Peopleの新曲も収録。
2/23リリース(JAZZ / CROSSOVER)★★★★★★★☆☆☆

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CRYSTAL FIGHTERS/ Star of Love
スペイン・バスク地方の民族音楽とエレクトロを融合させた、ユニークなサウンドを提示する新星ユニットのデビュー・アルバム。アップテンポなダンス・ビートとトライバルなリズム、浮遊感あふれる歌声、エレクトリック・サウンドが、縦横無尽に展開された、エキセントリックな作品。’09年にKitsuneから発表されたヒット・シングル、「Xtatic Truth」も収録。
2/23リリース(ELECTRO)★★★★★★★☆☆☆

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BEADY EYE/ Different Gear, Still Speeding
元オアシスのリアム・ギャラガーが、アンディ・ベル&ゲムのオアシス・メンバーとともに結成した新バンドのデビュー・アルバム。昨年11月にフリー配信され話題となった「Bring The Light」や、オフィシャル・サイトで公開されている、ギター・サウンドが印象的なハイテンポなナンバー「Four Letter Word」を筆頭に、ストレートなロックンロール・サウンドがつまった作品。
2/23リリース(ROCK)★★★★★★★★☆☆

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V.A./ Andre & Gildas present Kitsune Parisien
人気フレンチ・レーベルのKitsuneが、パリ出身の新鋭アーティストをフィーチャーしたコンピレーション。Housse de RacketやBeatauCue、Cascadeurら、いい意味で力の抜けた、どこかレトロスペクティブな、現在のフレンチ・タッチ・サウンドが満載の本作。フレンチ・シーンにおける、若手の充実ぶりを示す好作。
2/23リリース(POP)★★★★★★★☆☆☆

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DISCODEINE/ Discodeine
マニアックなリエディット作品で知られるフランス人クリエイター、ピロスキーが率いるユニットのアルバム作品。マジカルでストレンジなシンセ・ディスコ~ポップが詰まった内容で、Matias Aguayoをフィーチャーした「Singular」、Jarvis Cockerをフィーチャーした「Synchronize」を収録。
2/22リリース(ELECTRO)★★★★★★☆☆☆☆

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ESBEN AND THE WITCH/ Violet Cries
’08年に英ブライトンで結成された、女性1名/男性2名のバンドで、“BBC Sound of 2011”に選出された注目株のデビュー・アルバム。とことんダーク&メランコリックな内容で、その静けさと激しさが交差するドラマチックな音世界は、正にナイトメア・ポップといった趣き。ゴス好きの方は要チェック。
2/23リリース(POP)★★★★★★☆☆☆☆

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WAGON CHRIST/ Toomorrow
MO’WAX、WARP、NINJA TUNEといったレーベルから作品をリリースしてきた鬼才、Luke Vibertによるプロジェクトの7年ぶりとなる新譜。ヒップホップ、ジャズ、ファンク、ディスコ、ハウスなど多種多様なサンプルを、彼ならではのビート・メイキング・センスでまとめ上げた、ユニークな作品。
2/26リリース(BREAK BEATS)★★★★★★☆☆☆☆

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WORKSHY/ Bittersweet
’86年にロンドンで結成されたコンテンポラリー・ポップ~ジャズ~ソウル・グループの、通算9作目となるオリジナル・アルバム。彼ららしいスムーズでソフトで都会的な、タイトルの通り“ほろ苦い”大人のポップスを堪能できる内容。Janet Kay「シリー・ゲイムス」、Bjork「少年ヴィーナス」のカバー曲を収録。
2/23リリース(POP)★★★★★★☆☆☆☆

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DESIGNER DRUGS/ Hardcore / Softcore
Little Boots、Flo Rida、N.A.S.Aなどの楽曲リミックスを手がけた、NYを拠点とする注目のエレクトロ・デュオの1stアルバム。ロック、ハウスの要素も織り交ぜた、フロア栄え満点のバンギンな楽曲が満載で、ブリーピーなシンセ病みつきになりそうな作品。
2/22リリース(ELECTRO)★★★★★★☆☆☆☆

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THE BOXER REBELLION/ Cold Still
’01年にロンドンで結成され、’09年のアルバム『ユニオン』で、同年のiTunes(US)ベスト・オルタナティヴ・アルバムを獲得したロック・バンドの3rdアルバム。Kings of Leonらを手がけるイーサン・ジョンズをプロデューサーに迎え、息を呑むような展開や、強力なギター・リフ、胸を引き裂くような歌詞など、彼ららしい要素が詰まった楽曲を展開。
2/23リリース(ROCK)★★★★★★☆☆☆☆

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YUCK/ Yuck
元Cajun Dance Partyのヴォーカル、ダニエルとベースのマックスを中心に、ニュージャージー、広島、ロンドン、スコットランドのミュージシャンが参加する多国籍バンド、Yuckのデビュー・アルバム。Dinosaur JrやSparklehorseに影響を受けた、’90年代のUSインディー・ロック色を持ったサウンドを展開。
2/21リリース(ROCK / POP)★★★★★★☆☆☆☆

2011年2/13-2/19の注目リリース

ALBUMS

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androp/ door
アーティスト・プロフィールや素顔を一切公開していないにも関わらず、デビュー前から注目を集めているロック・バンドのメジャー・デビュー・アルバムを。繊細で透明感あふれるアートな音世界と、エッジの効いたロック・サウンド、ポップな音楽性を併せ持つ本作。日本語で綴られた詩的な歌詞も、独特の世界観を醸し出している。
2/16リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆

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ASOBI SEKSU/ Fluorescence
日本人女性ボーカリストのユキを擁する、ブルックリン出身のシューゲイザー・デュオ。この4thアルバムでは、これまで以上にカラフルなメロディーを展開した、ドリーム・ポップ・サウンドを展開。ジャケットは、ピクシーズやコクトー・ツインズのアートワークを手がけてきたヴォーン・オリヴァーによるもの。
2/15リリース(POP)★★★★★★★☆☆☆

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Tiara/ Tears
ケツメイシの作品にフィーチャーされたことで脚光を浴び、’09年にデビュー。配信世代の歌姫として、同世代の女性から多大な支持を集めているシンガーの2ndアルバム。「ヒカリ」「愛しすぎて」などタイアップ曲をはじめ、傳田真央やSo’Fly、K.J.といったゲストが参加した楽曲など、全14曲を収録。
2/16リリース(POP)★★★★★☆☆☆☆

SINGLES

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KREVA/ 挑め
KICK THE CAN CREWを経て、現在はソロとして活躍するMCによる14枚目のシングル。タイトル曲は、リリックが特徴的な、聴く人全てに「挑む」ことを促す応援歌で、カップリングには’90年の大ヒット曲、高野寛「ベステンダンク」のカバーと、MCU&LITTLEが参加した「挑め Remix」を収録。
2/16リリース(HIP HOP/ POP)★★★★★☆☆☆☆

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AYUSE KOZUE/ CRY FOR YOU / 君のせい~u knocked my heart~
アレンジやDTMまで自ら手がけるシンガーソングライターの、レーベル移籍後第一弾となるダブルAサイド・シングル。今作では、西野カナやTiaraらを手がけるヒットメイカー、GIORGIO CANCEMIをプロデューサーに迎え、恋愛のハッピーではない側面に焦点を当てた、これまでとは一味違う切ないラブソングを展開。
2/16リリース(POP)★★★★★☆☆☆☆

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Rie fu/ For You
’04年にデビューし、アーティストとしても活躍するシンガー・ソングライターによる13枚目のシングル。アニメ「放浪息子」のエンディング・テーマに起用されているタイトル曲は、彼女の新たな世界観を感じさせる歌詞で、“あなたとわたしのために”という優しさが込められた愛の歌となっている。
2/16リリース(POP)★★★★★☆☆☆☆

2011年2/6-2/12の注目リリース

今週リリースのうち、アルバムのLILは、3月1日発売のLOUD195号にてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

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LIL/ Synchronize
トラック・メイカーのTSUGE、ボーカルのucioからなるエレクトロニック・ユニットの1stフル・アルバム。au by KDDI Karada Managerと、レコチョクのTV-CMに起用された先行シングルの「Watching you feat. WISE」に加え、環ROY、雅-MIYAVI-など個性派ゲストを迎えた新曲、DEXPISTOLSによるリミックス、Cardigans「Carnival」のカバーなど、バラエティー豊かな15曲を収録。
2/9リリース(ELECTRIC / POP)★★★★★★★☆☆☆

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難波章浩 -AKIHIRO NAMBA-/ Punk Rock Through The Night
Hi-STANDARDや、TYUNK、ULTRA BRAiNの活動で知られる難波章浩の、レーベル移籍第一弾ミニ・アルバム。電子音を前面にフィーチャーした前作とは対照的に、自身の真骨頂であるパンク・ロックに根ざした、ストレートなバンド・サウンドを展開。彼の持ち味である、心に響くエモーショナルなメロディーと歌声、ポジティブなメッセージを存分に楽しめる会心作。
2/9リリース(ROCk)★★★★★★★☆☆☆

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TAHITI 80/ The Past, The Present & The Possible
’10年で日本デビュー10周年を迎えた、フランスのポップ・ロック・バンドによる5thアルバム。ライブのサポートを務めてきたメンバー2人が正式加入し、6人編成のもと制作を進めた本作。甘酸っぱくてキャッチーなメロディーが満載のダンサブル・ポップを軸に、よりいっそうサイケデリックでエレクトリックな要素が増した、バンドのニュー・フェイズを示す作品。
2/9リリース(POP)★★★★★★★☆☆☆

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THE DEATH SET/ Michel Poiccard
ローファイなエレクトロニック・サウンドをかき鳴らすパンク・バンドが、オリジナル・メンバー、ボウ・ヴェラスコの死を乗り越えて放つ2ndアルバム。XXXchangeをプロデューサーに迎え、いっそう破壊力と厚みを増した、自由奔放で痛快なハイブリッド・パンクを展開しています。DiploとSpank Rockも参加!
2/12リリース(PUNK / ELECTRONIC)★★★★★★★☆☆☆

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TOKYO No.1 SOUL SET/ 全て光
昨年デビュー20周年を迎えたヒップホップ・バンドが、往年のヒット曲をカバーしたアルバム。小泉今日子、真木よう子、中納良恵(EGO-WRAPPIN’)、原田郁子(Clammbon)、HALCALIら、多彩なゲストを招き、’90sクラブ・シーンの代表格ともいえる彼らのヒップホップ・サウンドと、懐かしいメロディーを融合させた楽曲を展開。
2/9リリース(HIP HOP / POP)★★★★★★☆☆☆☆

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JAMES BLAKE/ James Blake
英BBCが、その年の新人スターを占う“Sound Of 2011”で2位にランクインした、新鋭シンガー・ソングライターによるデビュー・アルバム。幼少期よりピアノを習い、ソウルやR&B、ジャズといった音楽に慣れ親しんだ背景を生かし、自身のソウルフルなボーカルを取り入れた、ディープでドリーミーなポスト・ダブステップ・サウンドを展開。
2/8リリース(DUB STEP / POP)★★★★★★★☆☆☆

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STEFFI/ Yours & Mine
OSTGUT-TON、UNDERGROUND QUALITYといったレーベルから作品をリリースし、ベルリンのクラブ、PANORAMA BARのレジデントとしても活躍する、アムステルダム出身の女性DJ / プロデューサー。デビュー・アルバムでは、モダンなディープ・ハウス・シーンの先端を行く、カッティング・エッジなサウンドを展開。
2/9リリース(TECH HOUSE)★★★★★★☆☆☆☆

DVD

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Perfume/ 結成10周年、メジャーデビュー5周年記念 ! Perfume LIVE @東京ドーム 「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」
人気沸騰中の3人組テクノ・ポップ・ユニットの結成10周年、メジャー・デビュー5周年を記念する、昨年11月に東京ドームで行われたライブ、『1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11』のDVD。本編には、ライブでおなじみの楽曲から、最新シングル「ねぇ」、Perfume自身の監修によるカメラ・アングルを含む、未公開の「575」「Perfumeの掟」等を収録。
2/9リリース(POP)★★★★★★★☆☆☆

2011年1/30-2/5の注目リリース

今週リリースのうち、アルバムのMODEWARPまでは、1月31日発売のLOUD194号にてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

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HOME MADE家族/ seven emotions
ヒップホップをポップに昇華させた、エネルギッシュかつハートフルな音楽性で、幅広いリスナー層から支持されているヒップホップ・トリオ。このデビュー7周年記念ミニ・アルバムでは、彼らの“今もっとも伝えたい感情”を7曲に凝縮。ときにアコースティックでメロウに、ときにダンサブルで爽快に変化する楽曲群にのせて、彼らならではの躍動するフロウで、心揺さぶる感情を表現している。
2/2リリース(HIP HOP/ POP)★★★★★★★☆☆☆

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MOGWAI/ Hardcore Will Never Die, But You Will
’90年代後半以降のポスト・ロック/インストゥルメンタル・ロックを語る上で欠かすことのできない、スコットランドの重要バンドによる7thアルバム。彼らのデビュー作『Mogwai Young Team』(’97)を手がけたプロデューサー、ポール・サヴェージと、約14年ぶりにダッグを組み、新たなサウンドを追求。従来作以上にダイナミックで多彩な楽曲が詰まった、エモーショナルな音世界が広がる注目作。
2/2リリース(ROCK)★★★★★★★★☆☆

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MODEWARP/ Sound Chamber
国内のクラブ・シーン黎明期よりDJとして活動し、実にキャリア25年を誇るKO KIMURAと、バンド活動やサウンドエンジニアの経験を持ち、現在はDJとして活躍するKAZUAKI NOGUCHIによるハウス・ミュージック・プロジェクト。初のオリジナル・アルバムでは、最先端のテック・ハウスを軸に、アシッド・シンセやパーカッション、ピアノ、ブレイクビーツにも通ずるレトロな音ネタなど、多彩なサウンドを展開。
2/5リリース(HOUSE)★★★★★★★☆☆☆

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シグナレス/ No Signal
京都在住のシンガー・ソングライター、ゆーきゃんと、エレクトロ・ダブ・ユニット、あらかじめ決められた恋人たちへの池永正二がスタートさせたプロジェクト。1stアルバムでは、エレクトロニックにしてオーガニックなサウンド、甘美でドリーミーなメロディーとノイズ、そしてゆーきゃんのエモーショナルなボーカルと詞が絶妙に融合した、時にチルウェイブ系のサウンドとリンクするような、独特の楽曲を展開。
2/2リリース(ELECTRIC)★★★★★★★☆☆☆

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AKRON/FAMILY/ S/T II: The Cosmic Birth and Journey of Shinju TNT
’02年にブルックリンで結成されたサイケデリック・バンドの、通算4作目となるアルバム。デトロイトの廃駅で録音したというもので、前作以上にフリーキーながらも、スピリチュアルなムードに磨きをかけた、統一感のある音世界が詰まった作品。ツアーで訪れた日本に影響を受けた曲も収録。
2/2リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆

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GRUFF RHYS/ Hotel Shampoo
Super Furry Animalsのフロントマン、グリフ・リースの3rdソロ・アルバム。アルバム・タイトルは、彼のホテル・シャンプー収集癖に因んだもので、今作は、収集したホテル・グッズを日記代わりに、曲づくりを進めていったという作品。彼ならではの、カラフルでマジカルなサイケポップを楽しめる好作。
2/2リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆

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V.A./ BLACK★ROCK SHOOTER ORIGINAL SOUNDTRACK & REMIXES
イラストレーターのhukeがデザインしたキャラクター、“ブラック★ロックシューター”から派生したアニメの、オリジナル・サウンドトラックとリミックス集。サントラはsupercellのryoが手がけた24曲を収録。リミキサーには、大沢伸一やFPM、福富幸宏、半野喜弘、DEXPISTOLS、RE:NDZ(kz)ら多彩な面々が参加。
2/2リリース(SOUNDTRACK)★★★★★★★☆☆☆

SINGLES

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LIL/ Watching you feat.WISE
トラック・メイカーのTSUGE、ボーカルのucioからなるエレクトロニック・ユニットの1stシングル。au by KDDI Karada ManagerのTVCMと、レコチョクのTV-CMに起用された「Watching you feat. WISE」に加え、1stフル・アルバム『Synchronize』とデビュー・ミニアルバム『LIPS IN LUSH』からの8曲をノンストップでつないだ、LIL体験トラック「ALBUM DIGEST~LIL MOUSE MIX~」を収録。
2/2リリース(ELECTRIC/ POP)★★★★★★★☆☆☆

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JASMINE/ ONE
’09年6月のデビュー作「sad to say」で、同年のUSEN年間総合ランキング1位を獲得した、女性シンガー・ソングライターの6thシングル。タイトル曲は、スペシャルなプロデューサー・チームの全面協力のもと、彼女の個性的なリリックと歌声、メロディが完全にマッチした楽曲で、SONY WALKMAN CM曲に起用されている。
2/2リリース(R&B/ POP)★★★★★★★☆☆☆

DVD

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サカナクション/ SAKANAQUARIUM 2010(B)(C)(D)
ダンサブルなロック・サウンドと詩的な世界観で人気を博している、札幌出身の5ピース・バンドの初となるライブDVD。’10年10月に行なった初の日本武道館公演と、同年のツアー“kikUUiki”から、ファイナルとなる新木場STUDIO COAST公演の模様を収録。初回盤はは、ドキュメンタリーやインタビュー映像を収録したDISC Dも同梱した3枚組。
2/2リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆

2011年1/23-1/29の注目リリース

今週リリースのうち、アルバムのMIAMI HORRORまでは、1月31日発売のLOUD194号にてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

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黒木メイサ/ MAGAZINE
女優やモデルとして多彩な活躍を見せている黒木メイサの1stフル・アルバム。国内外の気鋭プロデューサーを招き、R&Bやヒップホップ、エレクトロ、ロックなど、様々な要素を飲み込んだ、カラフルなハイブリッド・ポップを展開。これまでのタフでアグレッシヴな側面だけでなく、自身の内面を赤裸々にさらけ出した意欲作。本作の初回限定盤AとBは、撮りおろし写真や黒木メイサのインタビュー等を掲載した50Pのマガジン仕様。
1/26リリース(POP/ R&B)★★★★★★★☆☆☆

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MIAMI HORROR/ Illumination
オーストラリアはメルボルン出身のエレクトロ・インディー・バンドのデビュー・アルバム。チルウェイブを代表するアーティスト、アラン・パロモ(ネオン・インディアン/ヴェガ)らをゲストに招いた、とにかくポップでダンサブルでファンタジックなサウンドが目白押しな作品。
1/26リリース(ELECTRO)★★★★★★★☆☆☆

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DAVID LYNCH/ Good Day Today – I Know
数々の名作カルト映画を手がけてきた巨匠が、昨年11月に突如発表した初のソロ楽曲作品「Good Day Today / I Know」と、そのリミックスを収録したアルバム。リミキサーに、Underworld、Basement Jaxxのサイモン、Sasha、Boys Noize、Skreamらバラエティー豊かな面々が参加し、エレクトロニックなサウンドを展開した衝撃作。
1/26リリース(ELECTRONICA)★★★★★★★☆☆☆

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GLASSER/ Ring
ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト、キャメロン・メジローによるプロジェクトのデビュー作。弦楽、ウッドウィンド、パーカッション、シンセ、そして彼女の美しいボーカルが、ミニマルかつスローに浮遊する、神秘的な音世界が詰まったディープな内容で、’10年度のベスト・アルバムに数多く選出された話題作。
1/26リリース(POP)★★★★★★★☆☆☆

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SHANTI/ Romance with me
ジャズ・ミュージシャンとのセッションや、アコースティック・ライブ、CM音楽などで活躍しているバイリンガル・シンガーの2ndアルバム。冬の夜にぴったりの、スローでロマンティックなジャズが楽しめる本作。オリジナル曲のほか、ミニー・リパートン、忌野清志郎などの、名曲カバーも収録。
1/26リリース(JAZZ)★★★★★★☆☆☆☆

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quasimode/ Magic Ensemble
’09年に名門レーベルBLUE NOTEと契約し、ワールドワイドな活躍を見せる、国内を代表する若手クラブ・ジャズ・バンドの5thアルバム。AFRA、畠山美由紀、菊池成孔、タブゾンビ(SOIL & “PIMP” SESSIONS)ら、多彩なゲストを迎え、quasimodeの洗練された音楽性を、新しい形に発展させた意欲作。
1/26リリース(CLUB JAZZ)★★★★★★☆☆☆☆

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MUTRON/ Stratum
’02年にZombie NationのレーベルDekathlonからデビューした、日本人プロデューサー/ DJが自身のレーベルからアルバムを発表。ゲーム・ミュージックやシンセ・ミュージックの影響を感じさせる、ポップなサウンドを展開し、フロアライクながらも、DJツール的なミニマル・トラックとはひと味違う、リスニングでも楽しめる意欲作。
1/28リリース(TECHNO)★★★★★★☆☆☆☆

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Mr.V/ Mix The Vibe -king Street To The Future-
King Street SoundsのミックスCDシリーズシリーズ第20弾を、Masters At Workの二人も才能を認めるMr.Vが担当。jOHNNYDANGEROUs、Chris Brann (ananda project、P’taah)、DJ Roland Clarkといった往年のハウス・アーティストから、日本のJazztronik、Tomo Inoueまで、世界各国の気鋭プロデューサーによるリミックスを中心に収録。ニュースクールからオールドスクールへの愛と敬意のこもった、現在進行形の新たなハウスを楽しめる作品。
1/28リリース(HOUSE)★★★★★★☆☆☆☆