神聖かまってちゃん『つまんね』『みんな死ね』interview

幼稚園の同級生で、中学時代に曲づくりを始めた、の子(G/Vo)、高校時代にバンド活動を始めたmono(Key)、ちばぎん(B)の三名と、の子に声をかけられて’08年に加入したみさこ(Dr)からなる、千葉出身の4ピース・バンド、神聖かまってちゃん。彼らは、インターネット上で公開する過激なデモ曲/PVや、奇行とも呼べる破壊的なパフォーマンスを映した動画で話題を集め、この1~2年の間に一気にその名が知られるようになった注目株だ。特に’10年の活躍は目覚ましく、3月にインディーズからリリースしたファースト・ミニ・アルバム『友だちを殺してまで。』は、3万枚を越えるセールスとなり、7月に4千枚限定でリリースしたシングル『夕方のピアノ』は、即日完売を記録。9月には、渋谷AXで初の自主企画ライブも成功させている。

そんな時代の寵児、神聖かまってちゃんが、メジャー・デビューとなるアルバム『つまんね』(11曲収録)と、インディーズからの発売となるアルバム『みんな死ね』(13曲収録)の2作品を同時リリースした。新曲はもちろん、ネットで公開されている楽曲も全てレコーディングし直し、バンドの中心人物、の子が思い描く音世界をストレートに表現したというこの2作。その内容は、彼らにしか表現し得ないメロディーとサウンドに、リリックとボーカルが交差・衝突を繰り返す、時に恐ろしく、時に美しい、前代未聞のものとなっている。

2010年最大の衝撃作とも言える『つまんね』と『みんな死ね』。その内容について、神聖かまってちゃんのメンバー、mono、ちばぎん、みさこの三人に話を聞いた。当初メンバー全員にインタビューを行う予定だったが、の子は突然の発熱に見まわれ、急遽欠席となってしまった。


2010年の活動とメジャー・デビュー

__2010年の神聖かまってちゃんには、ファースト・ミニ・アルバム『友だちを殺してまで。』の発売やNHK出演をはじめ、様々なトピックがありましたが、一年の活動を振り返ってみてどんな感想をお持ちですか?

ちばぎん 「…キツかったですね。神聖かまってちゃんは、本当に絶妙なバランスの上に成り立っているバンドなんで、そのバランスがちょっとでも崩れると、すぐにバンド内でいざこざが起きるんですけど、そういうことも多かったですし、急激に増えたお客さんの反応についていくのも大変でした。お金も、とにかく全然入らなかったし…(笑)」

mono「僕は、このバンドを通じて、まさか骨折するとは思わなかったですね(編注:monoは、11/19に行われた渋谷WWWのこけら落とし公演で、の子と殴り合いとなり、その後楽屋の壁を殴り右手を骨折した)。バンドをやってなかったら、こんなことにはなってなかった。もっと平和に生きていたと思います。今年は、音楽業界でいろんなことに携わらせてもらって、他では味わえない経験をいろいろさせてもらう機会が多かったですね」

__それは、刺激的で楽しい経験でしたか?

mono「いやぁ、そういう感じじゃなかったですね。分からないことがまだまだいっぱいありますし、楽しいと思えるようになるのは、もっと先かなって思います」

__みさこさんは、いかがでしたか?

みさこ 「こんなマイナスなことばっかり言ってていいのかな(笑)。私は、わりと楽しかったですね。やっぱり、バンドをやっていて一番好きなのはライブなので、一年を通じてお客さんの数が増えて、ライブに来て盛り上げてくれたりするのは、楽しかった。ただ、不安定なライブをよくしてしまうので、ヒドいライブをして、すごくヘコんでしまった時もありましたけど(笑)」

__2010年末、神聖かまってちゃんはアルバム『つまんね』で、遂にメジャー・デビューを果たしました。メジャーから作品を発表するのは、かねてより目標にしていたことだったんでしょうか?

ちばぎん 「そういった目標は、特になかったですね。今マネージメントしてもらっているインディーズ・レーベルの人達から、“メジャーに行くと、流通や広告の力が大きくなって、よりいろんな人達に聴いてもらえるようになるよ”って勧めがあったので、こういう形になりました。だからメジャーに行くという目標があったわけじゃなくて、より多くの人達に聴いてもらえるなら、それでいいんじゃないか、ということでしたね。いろんな人達に聴いてもらいたいというのは、メンバー全員が純粋に思っていることでしたから」

__神聖かまってちゃんの音楽では、いわゆるメジャーとはかけ離れた部分に魅力があったりするわけですが、その点に関して不安などはありませんでしたか?

ちばぎん 「それは、僕らよりも、アルバムを出そうと思ったワーナーさんにあったんじゃないですかね(笑)。実際、某レコード会社の方がライブを観に来た時、内容がヒドくて怒って帰ったことがあった、という話を聞いたことがありますけど」

みさこ 「そういう時に限って、ものすごいヒドいライブなんだよね(笑)」

『つまんね』と『みんな死ね』の違いとは?

__メジャー盤『つまんね』は、インディーズ盤のアルバム『みんな死ね』と同時リリースされますが、メジャーとインディーズからアルバムを2枚同時リリースすることにしたのは、どうしてなんですか?

ちばぎん 「もともと、コンセプトをもとに収録曲を組み合わせて、アルバムを2枚出そう、というアイディアがあったんですよ。で、どっちのアルバムを先に出そうかという話になっていたんですけど、結局決着が付かなかったんで、じゃあ同時に出しちゃおうという話になりましたね」

__では『つまんね』と『みんな死ね』に、どのようなコンセプトで楽曲を振り分けていったんでしょうか?

ちばぎん 「『つまんね』の方が暗いアルバムで、『みんな死ね』の方が明るいアルバムです(笑)。もっと言うと、『みんな死ね』の方にはロック・バンドっぽい曲が多くて、そのメッセージも明るいものになっていると思います。で、『つまんね』の方は、打ち込み系の曲も入ってて、そのメッセージは暗いものになってますね」

みさこ 「タイトルと照らし合わせると逆じゃないのかって言われるんですけど、メンバーの総意で、暗い方が『つまんね』です。『つまんね』の方は、先にこのタイトルが決まっていたんですよ。で、アルバム・ジャケットに使う写真とか曲順を決める段階で、の子さんが“あ~、もう締め切りばっかで決めらんねぇ。みんな死ね!”って思って、もう一方のアルバム・タイトルは決まった感じでした」

__『みんな死ね』というタイトルは、その時の子さんが感じた心境を表したものなんですね。レコーディングは、2枚同時に進めていったんですか?

ちばぎん「いや。それぞれ全く別のスタジオで、違うエンジニアさんと一緒にレコーディングしました。で、『つまんね』の方は、7月に、『みんな死ね』の方は9月にレコーディングしましたね。レコーディング期間は、それぞれ1ヶ月です」


バンド形式に囚われない音づくり

__サウンド面について教えてください。『つまんね』の方は、シンセやエフェクター等を駆使した、かなりアヴァンギャルドなサウンドを打ち出したものとなっていますが、サウンドメイキング面で特に重視したことは何でしたか?

ちばぎん 「まず、これはどちらのアルバムにも言えることなんですけど、基本的にはの子のデモ音源に近づける、ということを意識しましたね」

みさこ 「の子さんが待っている曲のイメージ、“これはもっとキラキラした感じ”とか、“後半にかけてもっとうねらせる”とか、そういったことをエンジニアさんに伝えたんですけど、特に『つまんね』の方のエンジニアさんは、そのイメージをより洗練した形で音にしていってくれたと思います」

__monoさんはいかがでしたか?

mono「やっぱり、なるべくの子が表現したい世界観を壊さないよう、デモの音に近づけることを重視しましたね。あと、特に『つまんね』に関しては、バンドという意識での作業をあんまりしなかったです。バンドっていうものに囚われないやり方でやっていきました」

__それは、やはりの子さんの制作するデモのサウンドが一番良い、という判断からなんですか?

mono「というか、の子がそうしたいからそうなっちゃった、って感じでしょうか(笑)。の子のワガママを三人で聞いたってだけですよ」

ちばぎん 「まったくもって、その通りです」

__では、レコーディング作業自体も、一般的なバンドのレコーディング・プロセスとはかなり異なるものだったんでしょうか?ドラム、ベース、ギター、キーボードを順番にちゃんと録って…というような。

ちばぎん 「いや、そこはベーシックにやっていきましたよ」

mono「『つまんね』の方には、そこから後の作業で、ちゃんとレコーディングしたのかすら分からないくらいの方法で進めていった曲があった、ってことですね」

__ライブで再現してくのが大変そうですね。

ちばぎん 「いや、ライブでの再現という話では、『みんな死ね』の方がはるかに大変です。自分達でプレイできるかどうかは置いといて、の子のデモの中からコンセプト重視で曲を選んでいったんで、結果『みんな死ね』の方には、一回も練習したことのない曲が結構入ってしまったんですよ。なんで、レコーディング当日に練習しながら録った曲も、いくつかあるんです。だから、今やれって言われても、ちょっと無理(笑)」

__なるほど。現時点では『つまんね』と『みんな死ね』、どちらのアルバムが気に入っていますか?

mono「『つまんね』、ですね」

みさこ 「私も、『つまんね』の方が良くできたと思います」

ちばぎん 「エンジニアさんのタイプに違いがあったということもあるんですけど、『つまんね』の方が、世界観にまとまりが出たと思います。『つまんね』には、2週間くらいエンジニアさんの感覚でミックスしてもらえる時間があったんで、そのミックスを僕らが聴いて確認していく感じだったんですよね。一方『みんな死ね』は、ワガママをエンジニアさんに全部聞いてもらった分、良くも悪くもまとまりのない印象です」

みさこ 「『みんな死ね』のエンジニアさんは、言った通りのことを一つ一つやってくれる人だったので、結果的にの子さんの音づくりにおける荒々しさみたいなものが、そのまま残ったと思いますね」

ちばぎん 「まぁ、どちらのアルバムも、これが今の僕らにできる限界ですよ(笑)。技量的にも、時間的にも、予算的にも、これ以上のことはできないです」

__楽曲として気に入っている曲は、何になりますか?

ちばぎん 「僕は、「笛吹き花ちゃん」ですね。この曲は、の子も、mono君も、入れたい音が多すぎて、キーボードやギター・シンセを入れまくっていった結果、40トラックくらいのトラック数になっちゃったんですよ。もうグッチャグチャになってました。で、の子は、“もうコレは無理だ”って投げちゃったんですけど、僕とエンジニアさんで“なんとかしてみるよ”って言って、二人で作業をしていった結果…とまでは言わないですけど、いい感じにまとまって良かったなって思ってます」

mono「僕は、「美ちなる方へ」です。単純に、リスナーと同じ感覚で歌、メロディー、雰囲気、世界観が好きですね。ネット上で聴けるデモのバーションも良いんですけど、アルバムのバージョンにはまた違った良さがあるので、CDを買ってくれた人には聴き比べてもらえたらなって思います」

みさこ 「私は、「芋虫さん」です。デモのバージョンにあった世界観がもともとすごく好きだったんですけど、その柔らかい雰囲気をバンド演奏の方でも残せたので、良くできたなぁって感じてます」

神聖かまってちゃんは、シューゲイザー?

__曲づくりのプロセスについても少し話を聞かせてください。神聖かまってちゃんの場合は、の子さんがデモを制作した後、バンドとしてどのように楽曲をまとめていくことが多いんですか?

ちばぎん 「まずは、ネットに上がっているデモとほぼ同じ音源を、の子がメンバーにCD-Rで渡してくれますね。で、メンバーはそれを聴いて、それぞれフレーズをつくってきて、バンドで合わせます。その後、ライブでやるときはもうちょっと短くしようといったことを、の子と話し合いながら形にしていきますね」

mono「僕は、の子が考えたメロディーをそのままコピーしているだけですけどね(笑)。の子が、デモの段階で結構細かく考えてくるんで。だから、僕が常日頃考えていることと言ったら、常に切ない感情を表現しながら弾く、ってことくらいです。ライブでは、ちょっとアレンジを変えて弾いたりしてますけど、でも、あんまり目立たないようにやってます」

ちばぎん 「ベースに関しては、全曲イチからつくり直してますよ。そもそもベースが入ってないデモもあるし、そのまま弾くとグチャグチャになるのも多いんで」

__の子さん的には、その部分に関しては異論なく?

ちばぎん 「の子は、ベースなんて全く聴いてないんですよね(笑)。自分で“女子高生の耳”って言っているくらいですから。だから、好き勝手にやってます」

__神聖かまってちゃんが現在のメンバーで活動を始めてから、現在のスタイルに行き着くまでには、どのような試行錯誤がありましたか?

ちばぎん 「このメンバーになった時には、もう結構スタイルは確立していたと思いますね。その前の、の子、mono君、僕、もう一人ヘルプという編成で2~3年やっていた時とか、さらにその前の段階の時には、いろいろ試行錯誤もあったんじゃないかと思いますけど。このメンバーになる前の時代に、どんなバンドにしようかって話をしたことがあったよね?」

mono「うん、あったかもね。…覚えてない(笑)」

ちばぎん 「その頃の曲には、『みんな死ね』に入っている「あるてぃめっとレイザー!」みたいな、ハード・ロックっぽいものが多かったんですけど、そういう激しい曲の中にも、子供のような純粋さとか、純粋であるがゆえのねじれや怒りみたいな世界を出していった方がいい、って話をしたことがありました」

__具体的に、“あのバンドみたいなサウンドはどうだろう?”みたいな話をしたことはないんですか?

ちばぎん 「ほとんどないですね」

mono「強いて言うならば…マイ・ブラッディ・ヴァレンタインみたいにブワァ~とした、ノイジーだけど幻想的な感じの世界観を大事にしたい、という話をしたことはありますけど」

__では、神聖かまってちゃんのサウンドをシューゲイザー的だと評する人が多いのには、バンド側としても異論はない、という感覚なんですね。

mono「そうですね」

みさこ 「私は、まだシューゲイザーがどういうジャンルなのか分かってないんですけど(笑)」

mono「いや、実はオレも良く分かってないから(笑)。分かってないけど、“そうですね”って言ってるの」


の子の魅力は、メロディーセンス

__メンバー三人にとって、の子さんがつくり出す音楽の魅力は、どこにありますか?

ちばぎん 「メロディーラインのキレイなところ、ですかね」

みさこ 「私は、の子さんのメロディーと歌詞の組み合わせに面白さを感じています。歌詞だけを切り取ると、共感できないものもありますけど」

mono「…って感じですね(笑)」

ちばぎん 「の子自体は、実は歌詞にそれほど深い思い入れがあるってわけでもないみたいなんですよ」

__あなた達が、神聖かまってちゃんの音楽を通じて追求し、表現していきたい音世界とは何でしょうか?

ちばぎん 「それは、“の子の世界”ってことになるんじゃないでしょうかね。の子のメロディー、の子の音楽性を、バンドとしていかに表現していくか、ということに尽きると思いますよ」

__皆さん、の子さんの才能に惚れ込んだ、という感じなんでしょうか?

みさこ 「…そうですねぇ。でも、協力したいし手伝いたいし、って思っているんですけど、の子さんをリスペクトしてひたすら付いていく感じかというと、そういうわけでもなかったりして、複雑な感じです(笑)」

ちばぎん 「うん、惚れてはいないですね(笑)」

mono「僕の場合は、もう腐れ縁ですね。もはや、何か共通の思いがあって一緒にいる、という関係ではなくなっちゃってるんですよ。だから、バンドが終わった後に、なぜ一緒にいたのか、という理由が分かるんじゃないかなって思います」

__では最後に、神聖かまってちゃんの今後の活動目標を教えてください。

ちばぎん 「もう一年くらいは解散しないことですね」

mono「同じです」

みさこ 「今日も、本当はの子さんも来る予定だったのにね。申しわけないです」

mono「昨日無理したから熱が出ちゃったのかな…」

interview & text FUMINORI TANIUE

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中村舞子 メジャー・デビュー・アルバム『Answer』インタビュー

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2008年に、仙台の人気ヒップホップ・ユニット、LGYankeesのアルバム『No DOUBT!!!-NO LIMIT-』に参加、その収録曲「Because…feat.中村舞子」がデジタル配信で爆発的ヒットを記録し、一躍注目を集めたシンガー、中村舞子。19歳の若さとは思えない、感情表現豊かな歌声と深いメッセージ性で、同世代のリスナーを中心に支持を獲得している実力派です。2010年1月には、ミニ・アルバム『CURE』を発表、メロウな楽曲でリスナーを魅了しています。

そんな中村舞子が、このたびメジャー・デビューを果たし、アルバム『Answer』をリリースすることとなりました。これまで彼女が見せてきた、切なさ満点のバラードから、R&B、エレクトリックなダンス・チューンまで、彼女の新しい魅力を堪能できる本作。CLIFF EDGE、LISA、逗子三兄弟といった、豪華ゲストが参加している点も注目です。

ここでは、メジャー・デビュー作『Answer』に懸ける思いと、その制作背景に迫るべく、中村舞子本人のインタビューをお届けします。

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Heavenstamp『Hype – E.P. + REMIXES』インタビュー

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Sally#Cinnamon (Vo/G)、Tomoya.S(G)、Shikichin(B)、Mika(Dr)の、男性2名/女性2名からなるロック・バンド、Heavenstamp。それぞれ異なるバンドで活動してしていたメンバー達が、’08年のフジロックで体験したマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのライブをきっかけに、新たな音楽性を追求すべく結成したという新星です。

そんな彼らが、このたび『Hype – E.P. + REMIXES』で、CDデビューを果たしました。オリジナル曲の「Hype」「Wake up」「Mimei」「Morning glow」に、ラッセル・リサック(ブロック・パーティー)とジェイミー・エリスのユニットによるリミックス3曲を加えた注目作です。その内容は、ハードかつメロディックなギターワーク、ディスコ・パンクゆずりのダンサブルなビート、そしてカリスマ性に満ちたSally#Cinnamonのハイトーン・ボーカルが融合した、ユニークなものとなっています。

ブロック・パーティーのラッセルが、「Hype」のPVに魅了され、“Sallyの声に衝撃を受けた”と語るHeavenstamp。彼らのデビュー作『Hype – E.P. + REMIXES』の内容について、メンバーのTomoya.SとSally#Cinnamonに話を聞きました。

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Timmy Regisford 4thアルバム『At The Club』インタビュー

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’80年代に音楽活動をスタートし、NYのハウス・シーンを長年に渡り牽引しているビッグ・ネーム、Timmy Regisford。NYの名門クラブ、The Shelterのオーナーとしても知られるほか、DJとしては、職人技のロング・セットで多くのクラウドを魅了してきた重鎮です。

そんなTimmyがこのたび、通算4作目となるオリジナル・アルバム、『At The Club』をリリースしました。ダンスフロアに根ざしたドープなグルーヴ感や、エレクトリックなサウンドと、彼のルーツであるアフリカン / ラテン・ミュージックという要素が、これまで以上に調和した本作。ここではその聴きどころを、Timmyからのコメントを交えご紹介します。

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元気ロケッツ『“make.believe”3D Music Clips e.p.』インタビュー

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YUKI、中島美嘉ら様々なアーティストへの楽曲提供やプロデュースを手がけるクリエイター集団、アゲハスプリングス代表の玉井健二と、音楽とゲームの融合を続けてきたゲーム・クリエイターの水口哲也によるハイブリッドプロジェクト、元気ロケッツ。’06年に、ネット上で「Heavenly Star」のミュージック・ビデオを全世界に向けて公開し、そのフューチャリスティックな音と映像で、一躍注目を浴びた存在です。

そんな元気ロケッツが、’08年以来となる新作、『“make.believe”3D Music Clips e.p.』をリリースしました。本作は、なんと、今話題の3D技術を採用したフルCG映像と、5.1chの楽曲からなる、世界初のBlu-rayミュージック・ビデオ集となっています。収録されるのは、今年度第14回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門において、審査委員会推薦作品である新曲の「make.believe」と、既存曲の新ミックスとなる「Heavenly Star (3-Dimensionaly Mix)」「Star Surfer (3-Dimensionaly Mix)」の全3曲。全編を通して、元気ロケッツならではの、希望に満ちたポジティブでダンサブルな楽曲と、壮大な世界観が、立体的なスケールで目と耳に飛び込んでくる会心作です。

最新テクノロジーを駆使した音と映像で、元気ロケッツのネクスト・ステージを表現した『“make.believe”3D Music Clips e.p.』。その誕生背景について、二人に話を聞きました。

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『SUSHI RECORDS COMPILATION 002 – This is Electro』JAXX DA FISHWORKSインタビュー

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’90年代半ばにDJ活動を開始し、現在は日本/オーストラリアを拠点にDJ&プロデューサーとして活躍するJAXX DA FISHWORKS。そんな彼の運営するSUSHI RECORDSが、最新コンピレーションCD『SUSHI RECORDS COMPILATION 002 – This is Electro』を12/22にリリースします。“新旧問わず、ジャンルを問わず、自分たちがカッコ良いと信じるものを世界に発信したい”というレーベル・コンセプトのもと、独自の視点でエレクトロを捉えた、バラエティーに富んだサウンドを楽しめる注目作となっています。

ここでは、本作の内容について、JAXX DA FISHWORKSに話を聞きました。

なお、SUSHI RECORDSは、12月31日(大晦日)にSHINSAIBASHI MONOLITH(大阪 心斎橋モノリス)で、カウントダウン・イベント<WINTER ALERT>を開催します。iLOUDでは、当イベントのチケットを10組20名様にプレゼントしておりますので、 開催概要とプレゼントの応募方法は、コチラをご覧ください。

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THE ORB『メタリック・スフィアーズ』インタビュー/来日も決定(2011年1月)

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’80年代末にジ・オーブの名でデビューして以来、クラブ・シーン流アンビエント・サウンドのオリジネイターとして活躍してきたアレックス・パターソン。彼が、なんとロック・シーンに輝かしい栄光を残すバンド、ピンク・フロイドのギター/ボーカル、デヴィッド・ギルモアとのコラボレーション・アルバム『メタリック・スフィアーズ』の国内盤を、12月29日に発表します。

最先端のアンビエント・ミュージックが楽しめる本作の内容について、パターソン博士に聞いてみました。なお、本作の日本盤は、2チャンネル・ステレオCD & 3D60(新ヘッドホン・サラウンド・システム)CDの2枚組、ボーナス・トラック2曲収録、CD-EXTRAとしてミュージック・ビデオ2本収録、高品質のBlue-spec CD仕様という、スペシャル・パッケージとなっています。

また、ジ・オーブは、2011年1月22日(土)に代官山UNITで開催される<root & branch presents UBIK featuring THE ORB – METALLIC SPHERES>にて、来日も決定しております。

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Shinichi Osawa + Supabeatz “Cyclone”インタビュー

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世界レベルのDJ/プロデューサーとして知られる大沢伸一と、LOUD誌が共同主宰で立ち上げたデジタル・レーベル、LDK。その第一弾シングルであるCROQUEMONSIEUR「Wild Cat / Tiger」に続くニュー・シングルとして、大沢伸一と、イタリアを拠点にする24歳の新鋭プロデューサー、Supabeatz(スーパービーツ)とのコラボ・トラック、「Cyclone」がリリースされました。現在は、iTunes StorebeatportJuno Downloadで配信されています。

今回、大沢伸一にコラボレーターとして抜擢されたSupabeatzは、2009年に、Franz Ferdinandのリミックス・コンテストで優勝し、一躍脚光を浴びたニューフェイス。それ以降、Mighty Dub KatzやCrookers、Brodinski、Two Door Cinema Clubらのリミックスを手がけているほか、Fatboy SlimのSouthern Fried Recordsから、制作パートナーであるKiethとの共作EP、「Some1 EP」をリリースするなど、引く手あまたの状態です。そんな彼とのコラボで生まれた「Cyclone」は、テクノとフォークロアという最新モードを織り込んだ、起爆力抜群のキラー・エレクトロ・チューンとなっています。

そこで、「Cyclone」の制作背景について、大沢伸一とSupabeatzに話を聞きました。

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cro-magnon ボーカル・アルバム“joints”インタビュー

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米国ボストンにて出会った三人、大竹重寿(Dr&Per)、コスガツヨシ(G&B)、金子巧(Key)からなるジャム・バンド、cro-magnon。2006年に、ファースト・アルバム『cro-magnon』を発表して以来、4枚のオリジナル・アルバムと、1枚のリミックス・アルバム、そして2枚のカバー・アルバムをリリースし、それらの作品や精力的なライブ活動を通して、独自の音楽性を発信してきた実力派です。

そんな彼らが、初のボーカル・アルバム『joints』を発表します。多彩なアーティストを招いた、12のコラボ曲を収録した本作。その誕生背景について、メンバーの三人に話を聞きました。

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MASTERLINK『Muziiic Store』インタビュー

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NARU(Vo/G)、KOJI(B)、YASU(Dr)の三名からなる、東京出身のエレクトロ・ロック・バンド、MASTERLINK。’02年に活動をスタートして以来、様々な音楽コンテストやオーディションに出場し、高い評価を獲得してきた実力派です。今年6月にシングル『Traveling』でメジャー・デビューを果たすと、そのキャッチーなメロディー、ダンサブルなビート、ドリーミーなエレクトロ・サウンドで脚光を浴び、10月には、より多彩な楽曲を収録したセカンド・シングル『SUPER SPEED E.P』をリリースしています。

そんな彼らが、いよいよ待望のデビュー・アルバム『Muziiic Store』を12/8にリリースします。バンドの歴史を総括すべく、これまでに書き溜めてきた様々なタイプの楽曲を収録したという本作。その内容は、生音を軸にしたギター・ロックから、打ち込みを軸にしたエレクトロまでを網羅した、カラフルにしてディープなものとなっています。

本作『Muziiic Store』の内容について、メンバーのNARUに話を聞きました。なお、本作には、シングルに入っていた人気リミックス「Traveling TAKU REMIX -Radio Edit-」「SUPER SPEED SHINICHI OSAWA REMIX」「SUPER SPEED DAISHI DANCE REMIX -Full Extended ver.-」が、全て収録されております。

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