グルーヴ・アルマダ『サウンドボーイ・ロック』

UKのスーパー・ダンス・アクト。5年ぶり5作目のオリジナル・アルバムは、あらゆるジャンルを融合させたカラフルでポップな内容。キャンディ・ステイトン、トニー・アレンら、彼ら史上最大級の参加数を誇る多彩なゲスト陣も効果的です。

LOUD152号記事:アンディ・カトーのインタビュー

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LAURENT GARNIER『Public Outburst』

 フレンチ・ハウス / テクノ界で最前線を走るDJ / プロデューサー、ローラン・ガルニエ。彼がジャズ・ピアニストのブッゲ・ヴェッセルトフトらと6か月に渡って行なったセッションが、ライブ・アルバムになりました。全編にブラスなどジャジーなサウンドを緻密に配したエレクトロニカ、スリリングで扇情的なブレイクビーツ、スモーキーな四つ打ちトラックと、多彩に表情を変える7曲を収録。ライブの緊張感や力強くシャウトするヴォーカルが興奮をもたらす、ダンス・ミュージックの表現領域を押し広げる力作に仕上がっています。特典として、ライブ映像を収録したDISC2も同梱。9月に開催されるリリース・ツアーが楽しみですね!
★★★★★★★★☆☆(HT)

LAURENT GARNIER
Public Outburst
(JPN) HOSTESS / F COM / PIAS /F261CD

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BEASTIE BOYS『The Mix Up』

ニューヨーク出身の永遠の悪ガキ、マイクD、MCA、アドロックの三名によるスーパー・グループ、ビースティ・ボーイズが、2004年の『To The 5 Boroughs』に続く、通算7作目となるアルバムをリリースします。『ザ・ミックス・アップ』と題された今作の内容は、彼ら初となる全編インストゥルメンタル。自身の演奏に集中したというだけあり、サンプル音もなければスクラッチ音すらもない、激シブの、ファンクでダブでジャズでロックな音楽を展開しています。演奏のノリは、’94年の名作『Ill Communication』時代に近い感じでしょうか。ドープなグルーヴですね〜。趣味人ですね〜。ところで、フジロックでは、ばっちりラップもやってくれるんでしょうか?!
★★★★★★★☆☆☆(FT)

BEASTIE BOYS
The Mix Up
(JPN) TOSHIBA EMI / TOCP-66697

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ケミカル・ブラザーズ『ウィ・アー・ザ・ナイト』

エレクトロミュージック界の巨匠による、約2年半ぶりとなる6枚目のオリジナル・アルバム。クリーンで光沢感のある、新ケムズ・サウンドを展開しています。クラクソンズ、アリ・ラヴ、ウィリー・メイソンらゲスト陣も魅力。
LOUD151号記事:インタビュー

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V.A『5 Years Get Physical Music』

エレクトロ・ハウスや、アシッドハウス・リヴァイバル・シーンで重要な位置に立つドイツのレーベル、Get Physical。トップDJたちからの支持も厚いこのレーベルが、設立5周年を記念して、二枚組コンピレーションをリリースしました。CD1はM.A.N.D.Y.やDJ T、ブッカ・シェイドら所属アーティストの過去音源を、ハーバートやモービー、ザ・ラプチャーらが料理したリミックス集。クールなエレクトロからニューウェーブ、はたまた陽気なラテン調トラックまで、原曲が多彩に変貌を遂げています!CD2には、本作のためのエクスクルーシヴ・トラックを11曲も収録。ユルめのハウス・グルーヴと、毒気に満ちたスリリングさにハマったら脱け出せなくなりそう!
★★★★★★★★☆☆(HT)

VARIOUS ARTISTS
5 Years Get Physical
(JPN) GET PHYSICAL / GPMCD013J
ELECTRO
 
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THE WHITE STRIPES『Icky Thump』

 ザ・ストロークスらと共に00’sガレージ・ロック・リヴァイヴァルを席巻した、米デトロイト出身の姉弟デュオ、ザ・ホワイト・ストライプス。’05年発表の前作以降、別々に活動していた二人が、ついに再始動、通算六枚目となる新作をリリースしました。前作のオーガニックな作風も秀逸だったけれど、約二年ぶりの本作では、『エレファント』時代を想起させる、カントリー / ブルース×激烈モダン・ロックンロール・スタイルを展開しています! 正気の沙汰とは思えないギター・リフ&アナログ・シンセで、アドレナリン全開間違いなし。そこに、マリアッチ風トランペットやハモンド・オルガン、バグ・パイプを加えるニクいアイディアもお見事。このナマナマしい感じ、たまりませんな。
★★★★★★★★☆☆ (TK)

THE WHITE STRIPES
Icky Thump
(JPN) WARNER / WPCR-12660
ROCK

THE WHITE STRIPES『Icky Thump』

MIKA『Life In Cartoon Motion』

デビュー・シングル「Grace Kelly」が、全英チャートで5週連続1位に輝いた、ベイルート出身イギリス在住のシンガーソングライター、ミーカ。フレディ・マーキュリーにも匹敵する、5オクターヴ以上の美声は、日本で行われたショーケース・ライヴでも大好評でした。そんな彼の、全英チャート初登場1位を記録したデビュー作がコレ。カートゥーン・アートワークに包まれた本作は、オペラやディスコ、ピアノ・バラード、バロック音楽と、正当な音楽教育も受けた彼の幅広いレパートリーが凝縮された、スウィート・ポップ・アルバムです。“どうせポップ・スターでしょ?”と斜に構えず、ピュアで愛らしいミーカ流エンターテインメントを堪能してみてください。
★★★★★★★★☆☆ (TK)

MIKA
Life In Cartoon Motion
(JPN) UNIVERSAL / UICU-1139
POP

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ザ・ホワイト・ストライプス『イッキー・サンプ』

故郷デトロイトからナッシュビルへ移住し製作された6枚目。米南部のポジティブな空気を感じる、パワフルかつクレイジーな仕上がりです。タイトルは英国北部で驚きを表現するときに使われる「Ecky-thump」をもじったものとか。
LOUD152号記事:ジャックのインタビュー

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Outlines『Our Lives Are Too Short』

’05年のクロスオーバー・シーン・アンセムとなった「Just A Lil Lovin」の大ヒットで注目を集めたパリのユニット、アウトラインズが、満を持してデビュー・アルバムをリリース! 「Just A Lil Lovin」や「Matter Of Time」といったフロア・ヒット・トラックから、リスニングに最適なポップ・ソングまで、ソウルフルなヴォーカル/ MCを配した攻めのブレイクビーツで、バラエティー豊かに聴かせてくれます。いずれも、クリックやカットアップを大胆に施す遊び心がポイント高し! ボーナス・トラックとしてDJメディ「Lucky Boy」のリミックスも収録しているので、フレンチ・ヒップホップ / エレクトロを追いかけているリスナーも要チェックですよ!
★★★★★★★☆☆☆ (SN)

OUTLINES
Our Lives Are Too Short
(GER) SONAR KOLLEKTIV / SK139CD  
JAZZY

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MIGHTY DUB KATZ a.k.a. NORMAN COOK & CAGEDBABY『Southern Fried & Tasted 』

ファットボーイ・スリムこと、ノーマン・クックが主宰するレーベル、Southern Friedより、同レーベル初のミックスCDリリースされました! CD1はノーマンの別名義マイティー・ダブ・カッツが、CD2は今やSouthern Friedの看板アーティストとなったケイジドベイビーがミックスを手がける、豪華二枚組です。アーマンド・ヴァン・ヘルデン「My My My」、スペース・カウボーイ「I World Die For You」、エリック・クラプトン「Are You Ready For Love」のマイロ・リミックスといったクラブ・アンセムと、Southern Friedの既発ヒット・ナンバーに加えて、巷で話題のマイティー・ダブ・カッツ「Magic Carpet Ride ’07」も収録。終始アップリフティングな、パーティー・チューンぞろいの一枚です。
★★★★★★★☆☆☆ (EU)

MIGHTY DUB KATZ a.k.a. NORMAN COOK & CAGEDBABY
Southern Fried & Tasted
(JPN) Manhattan / LEXCD07003

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