BLUE KING BROWN『Keep It Dubbed』

今年初頭にリリースされた『Stand Up』で国内盤デビューを果たした、ブルー・キング・ブラウン。リード・ボーカル兼ギタリストのナタリーがフロントに立つ、オーストラリアの7人組ジャム・バンドです。アーシーでパーカッシヴなサウンドを持ち味とする彼らは、今年5月にサーフ・カルチャーを代表するフェスのトリとして来日したほか、にもブッキングされ、話題を振りまいていました。本作『Keep It Dubbed』は、彼らが日本のファンに向けて制作した企画盤。自身のルーツでもある、ルーツ・レゲエを前面に配した、ダビーな音世界で楽しませてくれます。ユル〜く過ごす、休日のお供にどうぞ!
★★★★★★★☆☆☆ (SN)

BLUE KING BROWN
Keep It Dubbed
(JPN) VILLAGE AGAIN / VAAA-0003  
DUB

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YANOKAMI『yanokami』

 ピアニスト / シンガー・ソングライターとして世界に知られる矢野顕子と、類い稀なメロディ・メイキング・センスを持つレイ・ハラカミ。この二人のユニットであるYANOKAMIが、四年の歳月をかけて生み出したアルバム、『yanokami』をリリースします。iTunes Storeで先行発売された「気球に乗って」や、細野晴臣の作詞・作曲による「恋は桃色」など、収録曲の多くは、矢野顕子の既存曲をレイ・ハラカミが再プロデュースしたもの。美しく繊細なエレクトリック・サウンドと、矢野顕子の柔らかな歌声がつくり出す世界は、どこまでも心地よく、夢見心地な気分に浸らせてくれます。まさに両者のコラボレーションは必然であったと思わせる程、お互いの要素が見事に溶け合ったアルバム。
★★★★★★★★☆☆(HT)

YANOKAMI
yanokami
(JPN) YAMAHA MUSIC COMUNICATIONS / YCCW-10034

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THE VIEW『Hats Off To The Buskers』

 スコットランド出身の4人組ロックバンド、ザ・ビュー。今、平均年齢18歳という若さの彼らが、UKロック・シーンで人気急上昇中なんです。どれだけ人気かというと、レコード・デビュー前にしてベイビー・シャンブルズのサポートアクトへ抜擢され、発売された三枚のシングルを、すべてNMEチャートの1位に送り込んでしまうほど。UKの新しいロック・アイコンとして、すでに定着しはじめているんです。そんな彼らのデビュー・アルバムが、ついにお目見え! 本作には、ザ・リバーティンズのやさぐれた佇まいとオアシスのメジャー性を兼ね備えた、直球ロック / 青春パンク(?)が凝縮されています。中でもUKチャート15位を記録した「Wasted Little DJ’s」は出色の出来ですよ!
★★★★★★★☆☆☆ (TK)

THE VIEW
Hats Off To The Buskers
(JPN) BMG / BVCP-271205101 12857
ROCK

THE VIEW『Hats Off To The Buskers』

グルーヴ・アルマダ『サウンドボーイ・ロック』

UKのスーパー・ダンス・アクト。5年ぶり5作目のオリジナル・アルバムは、あらゆるジャンルを融合させたカラフルでポップな内容。キャンディ・ステイトン、トニー・アレンら、彼ら史上最大級の参加数を誇る多彩なゲスト陣も効果的です。

LOUD152号記事:アンディ・カトーのインタビュー

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LAURENT GARNIER『Public Outburst』

 フレンチ・ハウス / テクノ界で最前線を走るDJ / プロデューサー、ローラン・ガルニエ。彼がジャズ・ピアニストのブッゲ・ヴェッセルトフトらと6か月に渡って行なったセッションが、ライブ・アルバムになりました。全編にブラスなどジャジーなサウンドを緻密に配したエレクトロニカ、スリリングで扇情的なブレイクビーツ、スモーキーな四つ打ちトラックと、多彩に表情を変える7曲を収録。ライブの緊張感や力強くシャウトするヴォーカルが興奮をもたらす、ダンス・ミュージックの表現領域を押し広げる力作に仕上がっています。特典として、ライブ映像を収録したDISC2も同梱。9月に開催されるリリース・ツアーが楽しみですね!
★★★★★★★★☆☆(HT)

LAURENT GARNIER
Public Outburst
(JPN) HOSTESS / F COM / PIAS /F261CD

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BEASTIE BOYS『The Mix Up』

ニューヨーク出身の永遠の悪ガキ、マイクD、MCA、アドロックの三名によるスーパー・グループ、ビースティ・ボーイズが、2004年の『To The 5 Boroughs』に続く、通算7作目となるアルバムをリリースします。『ザ・ミックス・アップ』と題された今作の内容は、彼ら初となる全編インストゥルメンタル。自身の演奏に集中したというだけあり、サンプル音もなければスクラッチ音すらもない、激シブの、ファンクでダブでジャズでロックな音楽を展開しています。演奏のノリは、’94年の名作『Ill Communication』時代に近い感じでしょうか。ドープなグルーヴですね〜。趣味人ですね〜。ところで、フジロックでは、ばっちりラップもやってくれるんでしょうか?!
★★★★★★★☆☆☆(FT)

BEASTIE BOYS
The Mix Up
(JPN) TOSHIBA EMI / TOCP-66697

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SWITCHES インタビュー

 スウィッチズは、4歳でロックに目覚めた生粋のロックンロール・フリーク、マット・ビショップ(Vo, Gu)を中心に結成された、四人組ロック・バンド。ロンドンをベースに活動する彼らは、昨年4月にEP『Message From Yuz EP』でメジャー・デビュー。フランツ・フェルディナンドにも通じる、親しみやすいサウンドが噂を呼び、ハード・ファイやザ・レイクスらのサポート・アクトに抜擢された、2007年期待の注目株です。
 デビュー・アルバム『ハート・チューンド・トゥ・D.E.A.D.』も好評な彼らの、5月来日時のインタビューをお届けしましょう。なお、彼らは7/28のFUJI ROCKに出演します。

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ケミカル・ブラザーズ『ウィ・アー・ザ・ナイト』

エレクトロミュージック界の巨匠による、約2年半ぶりとなる6枚目のオリジナル・アルバム。クリーンで光沢感のある、新ケムズ・サウンドを展開しています。クラクソンズ、アリ・ラヴ、ウィリー・メイソンらゲスト陣も魅力。
LOUD151号記事:インタビュー

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アンダーワールドのニュー・アルバム『OBLIVION with Bells』全曲レビュー

 アンダーワールドの5年ぶり5枚目のアルバム『OBLIVION with Bells』が、その全貌をあらわにしました。展開されているのは、磨き上げられたまさにアンダーワールドの音。全体を通して聴いて感じたのは、この作品がディープかつ美しい、アンダーワールドの世界観を反映しているということでした。ダンストラックからアンビエントまで、フィジカルな面だけでなく、スピリチュアルな領域にも訴えかける、完成度の高い作品だと思います。影響源には、ニック・ドレイク、Def Mix、リカルド・ヴィラロボス、カン、ジェームス・ホールデン、イーノといった名前が挙がっている模様。ジャーマン・サウンド、映画音楽、アンビエントがバックグラウンドにはあるようです。
 9月5日には、この中から「Crocodile」がシングル・カットされるとのこと。アルバムはTrafficから、10月3日の発売予定です。11月には、2年ぶりの来日公演も予定アリ。

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オーブのニューアルバム、8/29発売決定!

 アレックス・パターソン率いるオーブの、2年ぶり通算9作目となるニューアルバム『ザ・ドリーム』が、8/29日本先行発売となります。新作では、なんと盟友ユースとコンビを組み、ダビーでトリッピーな世界を展開しています。前作のクリック/アンビエント路線とはまったく違ったサイケデリックなサウンドスケープが楽しめます。