VARIOUS ARTISTS『House Mode Collection / Quasimode Jazz Selection』

現在クラブ・シーンで人気のサウンドと言えば、“美麗ハウス”と“踊れる生ジャズ”。それぞれを紹介する2枚のコンピが同時リリースされました。ハウス編の『House Mode Collection』には、DJ KAWASAKI、STUDIO APARTMENT、FreeTEMPOら、日本人アーティストによる近年のフロア・ヒットを中心に収録。ジャズ編の『Quasimode Jazz Selection』には、SLEEP WALKERやSOIL&”PIMP”SESSIONSらによる、アッパーなダンスフロア・ジャズを収録しています。後者では、選曲を担当したクラブ・ジャズ・バンド、quasimodeの未発表曲も楽しめますね。DJユースからホーム・リスニングまで、幅広く対応できる好企画盤です。
★★★★★★★☆☆☆ (SN)

VARIOUS ARTISTS
House Mode Collection / Quasimode Jazz Selection
(JPN) COLUMBIA / COCB-53599 / COCB-53600  
JAZZ CROSSOVER

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FENNESZ + SAKAMOTO『Cendre』

 エレクトロニカ/ラップトップ・ミュージック・シーンの鬼才、クリスチャン・フェネスと、日本を代表する音楽家、坂本龍一による、“サンドル(フランス語で灰の意)”と名付けられたコラボレーション・アルバム。約3年の制作期間を費やして完成させたという本作は、坂本のピアノとフェネスのギター、グリッチ/ノイズ音のみで構成された、非常に繊細なもの。お互いの“気”、“間”を極めていくような作品集となっています。かねてよりツアーで共演し、ライヴ盤もリリースしている間柄だけに、このような共作ができるのでしょう。そこには何者をも寄せ付けない緊張感と、そして静寂感があります。エレクトロニカというよりも、むしろ現代音楽として、両者の高度なセンスが堪能できますね。坂本龍一が昨年立ち上げた新レーベル“commmons”からのリリース。
★★★★★★★★☆☆

FENNESZ + SAKAMOTO
cendre
(JPN) commmons / RZCM-45525
ELECTRONICA

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砂原良徳『WORKS’95-’05』

傑作『LOVEBEAT』以来6年ぶりとなる、’95年から’05年までの10年間の活動を総括した強力2枚組ベスト盤。ディスク1はソロ作品の中から、ディスク2はプロデュース / アレンジ / リミックス・ワーク作品の中から厳選してコンパイル。
LOUD148号記事:インタビュー

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MOTOCOMPO『Chiptop Lips』

今秋に活動10周年を迎えるジャパニーズ・エレクトロポップ・デュオ、MOTOCOMPO。彼らの約6年振りとなるニュー・アルバムがリリースされました。ニューウェイヴ・ディスコやテクノポップ、エレクトロ・ハウスの要素を詰め込んだトラックに、キュート&ロボティックなヴォーカルが乗る、ポップを極めたカラフルな一枚。全体を流れる明るいトーンが魅力です。
★★★★★★★☆☆☆

MOTOCOMPO
Chiptop Lips
(JPN) AMG / COLUMBIA / QACA- 30007

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VARIOUS ARTISTS『ED REC Vol.2』

 Kitsuneと並んでパリの最先端エレクトロ・レーベルとして注目されている、Ed Banger Records。その所属アーティストによる楽曲を集めたコンピ・シリーズ第二弾が発売されました。看板アーティストのジャスティスやウッフィー、DJメディから、今後ブレイクが期待されるセバスチャン、レーベル・オーナーのBUSY Pことペドロ・ウィンターによる楽曲まで、全14トラックを収録しています。中でも、お抱えの名物デザイナー、ソーミーによるクラクソンズのリミックス作品は注目ですね。ブレイクスやヒップホップも咀嚼した楽曲アプローチ、収録曲の各アートワークをコラージュしたCDジャケットからは、ストリート・カルチャーに根づいたEd Recのヒップな精神も知ることができます。
★★★★★★★★☆☆ (TK)

VARIOUS ARTISTS
ED REC Vol.2
(FRA) ED BANGER / BECAUSE / 5772081
ELECTRO

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エンター・シカリ『テイク・トゥ・ザ・スカイズ』

自主シングル1枚でキャパ2000人の会場をソールド・アウトさせた、UK発驚異の新人ロック・バンド。デビュー・アルバムとなる今作も、メジャー・レコード会社のオファーを蹴ってのリリースです。レイブ+メタルの新時代サウンドは衝撃的!
LOUD147号記事:インタビュー

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LCD SOUNDSYSTEM『Sound Of Silver』

 2000年代的なダンス+ロック・サウンドを打ち出し、アンダーグラウンド・クラブ/ロック・シーンに影響を与えたLCDサウンドシステム(ジェームス・マーフィー/DFA)。約二年ぶりの最新作が到着しました。農場にある、アルミホイルで覆われたスタジオで録音されたという本作のタイトルは、スバリ『Sound Of Silver』。ストレートなネーミング・センスの通り、本作には気負いを感じさせないディスコでパンクな楽曲が収録されています。が、前作と異なるのは、パワーで押す曲が減り、全体的にムーディー&グルーヴィーになった点。出世曲「Losing My Edge」を彷彿とさせるビートからスタートするも、そこから先には、より熟れたダンス・サウンドの波が待ち構えています。アルバムとしての統一感も、前作よりアップしていますよ。
★★★★★★★★☆☆

LCD SOUNDSYSTEM
Sound Of Silver
(JPN) TOSHIBA EMI / TOCP- 66659
DISCO PUNK

LCD SOUNDSYSTEM『Sound Of Silver』

AIR『Pocket Symphony』

 ’98年のデビュー作『ムーン・サファリ』で華々しい成功を収めて以来、シルキーかつメランコリックなサウンドで人気を博しているダウンテンポ・デュオ、エール。フランスの音楽シーンをリードしてきた彼らが、制作に約一年半かけた最新作『ポケット・シンフォニー』をリリースしました。なんと琴や三味線といった日本の古楽器もフィーチャーし、ますますディープなサウンドスケープを探求している今作。現代音楽にも通じる楽曲をも手がけるようになった彼らだからこそ表現できる、アート感とポップ感がデリケートに交差する内容となっています。なお、本作のプロデュースはナイジェル・ゴドリッチが担当。ゲスト・ヴォーカルには、ジャーヴィス・コッカーや、ディヴァイン・コメディのニール・ハノンが名を連ねています。
★★★★★★★★☆☆

AIR
Pocket Symphony
(JPN) TOSHIBA EMI / TOCP-66654
CHILL

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dj KENTARO『Enter』

’06年にNINJA TUNEとのアーティスト契約を実現した、日本随一のターンテーブリスト、dj KENTAROによる1stソロ・アルバム。SPANK ROCK、THE PHARCYDE、FAT JONらが参加。

LOUD146号記事:インタビュー&ゼロDBとの対談

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