Sigur Ros『INNI』特集

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’97年に『Von』でアルバム・デビューを果たして以来、『Ágætis byrjun (アウギャイティス・ビリユン)』(’99)、『 ( ) 』(’02)、『Takk… (タック)』(’05)、『Með Suð Í Eyrum Við Spilum Endalaust (残響)』(’08)といった作品を通じて、’00年代のポストロック・シーンを代表するアーティストとして活躍してきた人気バンド、シガー・ロス (Sigur Rós)。

彼らが、’08年11月にバンドの活動休止を発表して以来約3年ぶりとなる、バンド初のライブ・アルバム(2CD/約105分)と、『ヘイマ ~故郷』以来となる2作目のライブ映像(DVD/約80分)を収めた作品、『インニイ』(INNI)を11/2に日本先行リリースします。彼らの活動休止発表前最後のツアーの、しかもその最終ステージとなったロンドンはアレクサンドラ・パレスでの2夜連続公演(’08年11月)の模様をパッケージした話題作です。

ここでは、そんな『インニイ』の内容についてご紹介しましょう。

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RADIOHEAD『TKOL RMX 1 2 3 4 5 6 7』特集

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今年2月に、バンドの公式サイトで通算8作目となる最新アルバム『ザ・キング・オブ・リムス』を発表し、ナイジェル・ゴドリッチと共につくりあげた新展開のサウンドを披露したレディオヘッド。彼らが、キャリア初となるCD2枚組のリミックス・アルバム、『TKOL RMX 1 2 3 4 5 6 7』を9/21に緊急リリースします。すでに限定12インチ・シングルが次々とリリースされ話題をさらっている、TKOLリミックス・シリーズの音源を、今後リリースされるトラックも含めて全19曲収録した話題作です。
ここでは、そんな、『TKOL RMX 1 2 3 4 5 6 7』の内容をご紹介しましょう。

なお、レディオヘッド関連情報を二つ。1つは、『RADIOHEAD KING OF LIMBS LIVE』完全版が、BSフジにて9月18日(日)17:00~18:00に放送されます。もう1つは、現在 One Thirty BPMで、トム・ヨークがXFMのために制作した25分の「Money Back mix for XFM」と、彼の新曲「Twist」のフリーダウンロードが可能ですよ。

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『WIRE11 COMPILATION』特集

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今年で通算13回目の開催となる、石野卓球がオーガナイズする国内最大級の屋内レイヴ・パーティー<WIRE>。毎年、国内外の人気&注目テクノ系アーティスト/DJが集結する、もはや説明不要のビッグ・イベントですね。今年の開催日は8月27日(土)、場所は横浜アリーナとなっています。今年は、遂にカール・クレイグが、しかも69名義のライブアクトでやってきますね。初出演のダブファイアや、久々の出演となるウエストバムも注目でしょうか。

そんなWIREですが、今年も毎年恒例のWIREコンピ『WIRE11 COMPILATION』が、8/3にリリースされます。例年同様、WIREに出演する全アーティストのトラックを収録した、CD2枚組、全21曲のボリュームとなっていますが、今年はなんと石野卓球、ケンイシイ、田中フミヤ、DJ TASAKA、ダブファイア、レン・ファキらの、計10曲もの新曲、2曲の未発表バージョンを収録。従来作以上にクラブ系テクノ・サウンドの現在をチェックできる、イベントのノベルティ・コンピを超えた内容を誇っています。また、今回はイベント開催の約20日前にリリースされるので、正に<WIRE11>の予習が可能な、好サンプラーともなっています。

ここでは、そんな『WIRE11 COMPILATION』の収録アーティスト&楽曲をご紹介しましょう。

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『Club Camelot –International Camelot Mix- 』特集

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 東京にクラブは数あれど、今一番勢いのあるスペースと言えば、間違いなくClub Camelotの名前が挙がってくるでしょう。あらゆるパーティー・ピープルを魅了するその動員力は、強力の一言につきます。

 そのClub Camelotで、毎週金曜にレギュラー開催されている“INTERNATIONAL CAMELOT”にちなんだミックスCD『Club Camelot –International Camelot Mix-』が、このたびリリースされました。本作には、ケイティ・ペリー、ブラック・アイド・ピーズ、デヴィッド・ゲッタから、はてはコールドプレイに至るまで、豪華セレブ・アーティストたちによるヒット・チューンが30曲も詰め込まれています。

 ということで、この記事では、ミックスを担当したDJ TAKUMAのインタビューを通じて、その背景を探ってみることにしました。

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ABC Project feat. 巡音ルカ 『WORLD MUSIC COVERS』特集

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 動画サイトを中心に活況を示している、ボーカロイド(歌声合成ソフト)を使った音楽のシーン。その中で、英語も流暢に歌えるということで注目を集めているキャラクターが、巡音ルカです。
 このたび、その巡音ルカをフィーチャーしたABC Projectから、デビュー・アルバム『WORLD MUSIC COVERS』がリリースされました。“巡音ルカというクールでミステリアスな存在の歌手が、その魅力をもって洋楽をカヴァーし、名曲の新たな魅力を伝えていく”ことをコンセプトとするこの作品、国内外問わず、幅広い世代に知られていている曲が満載です。歌声合成クオリティーは非常に高く、この作品を通して、巡音ルカの海外でのさらなる飛躍も期待できるでしょう。
 ここでは、サウンド・プロデューサーのMiracleCyderと、3DCGによるイラストレーションを担当したIKEDAのメール・インタビューを通して、その魅力を探ってみました。

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SUMMER SONIC 2011 特集 PART 3

 SUMMER SONIC特集第三弾。今回は東京会場の深夜に開催されるパートをチェックしてみましょう。まず、“MIDNIGHT SONIC – DARK SIDE OF THE MOON – ”には、THE HORRORS、THESE NEW PURITANS、ESBEN AND THE WITCH(どのアクトもダークですねぇ)が登場します。

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SUMMER SONIC 2011 特集 PART 2

 SUMMER SONIC特集第二弾。ここでは、MARINE STAGE/OCEAN STAGE以外を、のぞいてみましょう。まず、LOUD/iLOUDのオススメは、ポスト・パンク時代のレジェンド、P.i.L.(PUBLIC IMAGE LIMITED)、THE POP GROUP、BOW WOW WOWの3組。彼らがどんなライブを見せてくれるか、興味津々ですね。 

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SUMMER SONIC 2011 特集 PART 1

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 東京と大阪で同時開催&出演アーティスト総入れ替え、そして都市近郊という地の利の良さを武器に、日本の夏を代表する大型ミュージック・フェスティバルとなったサマーソニック(SUMMER SONIC)。2000年に初開催されて以来、年と追うごとに内容を充実させ、近年は20万人の動員を数える規模に成長を遂げています。

 そんなサマーソニック、もちろん今年も、東京はQVCマリンフィールド(旧・千葉マリンスタジアム)&幕張メッセ、大阪は舞洲サマーソニック大阪特設会場にて開催されます。日程は、8月13日(土)と8月14日(日)の2日間。今年は、東京と大阪で異なるライナップが増え、さらに東京ではダンス・ステージの形を変えることで、大阪ではステージ数を絞り込むことで、よりリーズナブルなチケット代を実現。また、東阪共に、自由にテントを張れる無料解放スペースも用意されるとのことなので、従来よりも、よりゆったりとした気分でフェスを楽しむことができそうですね。

 すでに、東京8/14(日)1日券はSOLD OUT、東京2日券もまもなくSOLD OUTということなので、ここでは、動画も交えてサマーソニックの見どころをチェックしてみましょう。

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The Chemical Brothers『HANNA』特集

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’92年にデビューして以来、本国イギリスはもちろん、世界を代表するエレクトロニック・ミュージック・アーティストとして活躍してきたケミカル・ブラザーズ。彼らが、昨年発表した通算7作目のオリジナル・アルバム『時空の彼方へ』に続き、キャリア初となるサウンドトラック作品『ハンナ』を7月13日にリリースします。8月27日に全国公開されるジョー・ライト監督最新作『ハンナ』(主演:シアーシャ・ローナン)のために書き下ろした音楽をまとめた、オリジナル作品です。

ここでは、そんなケミカル・ブラザーズ初のサウンドトラック、『ハンナ』の内容についてご紹介しましょう。なお、彼らは今年のフジロック最終日7月31日に、グリーン・ステージにてヘッドライナー出演することが決定しています。

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