SEEKAE『+DOME』インタビュー

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’06年にアレックス、ジョージ、ジョンの3名で結成された、シドニーを拠点に活動する実験的エレクトロニカ・バンド、シーケイ。’08年にリリースしたデビュー・アルバム『The Sounds of Trees Falling On People』が、オーストラリアやアメリカで高い評価を獲得し、世界の音楽ブログにおけるピックアップ・アーティスト・ランキングのトップ10に入った逸材です。

そんなシーケイが、待望のニュー・アルバム『+ドーム』を7/6にリリースします。その内容は、ポスト・ロック、グリッチ・ポップ、ダブステップ、アンビエント…といった要素を、バンド演奏という形で結合させたユニークなもの。“アルバムを象徴するような曲”だという「3」や、タイトル曲の「+DOME」を筆頭に、ビートと音のディテールにこだわり抜いた、彼ら独自の音響世界が広がる作品となっています。

緻密で芸術的なビート・メイキング、サウンド・コラージュが詰まった『+ドーム』。本作の内容について、シーケイに話を聞きました。

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The Horrors『Skying』インタビュー

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’05年にファリス・バドワン(Vo)、ジョシュア・サード(G)、トム・ファース(B/Synths)、リス・ウエッブ(Org/B)、コフィン・ジョー(Dr)の五名で結成された、ロンドン出身のロック・バンド、ザ・ホラーズ。’06年にシングル「Sheena Is A Parasite / Jack The Ripper」でデビューを果たすと、そのサイコティックなサウンドとルックスで、UKの音楽シーンに旋風を巻き起こした逸材です。’07年にはアルバム『Strange House』を発表。現在は、アート/ファッション・シーンからも注目を集める存在となっています。

そんな彼らが、ポーティスヘッドのジェフ・バーロウ、鬼才映像作家のクリス・カニンガムをプロデューサーに迎え制作し、その飛躍的に成長した音楽性で話題をさらったセカンド・アルバム『プライマリー・カラーズ』(’09)に続く、待望のサード・アルバム『スカイング』を7/6にリリースします。自分達のスタジオをつくり、セルフ・プロデュースで完成させたという本作。その内容は、前作以上に淡く美しいメロディーと、前作以上にディープで実験的なサウンドが浮遊する、正にアーティスティックでサイケデリックなものとなっています。

さらなる音楽的進化を遂げた『スカイング』。本作の内容について、メンバーのリス(スパイダー・ウエッブ)に話を聞きました。サマーソニックでのパフォーマンスが楽しみですね!

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SBTRKT『SBTRKT』インタビュー

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レディオヘッドの楽曲を再構築した「Right Place」(’09)、ゴールディーの楽曲を再構築した「Timeless」(’09)で脚光を浴び、ベースメント・ジャックス、ゴリラズ、M.I.A、モードセレクター、アンダーワールドらの楽曲リミックス等を通じて一気に頭角をあらわしたSBTRKT(サブトラクト)。アーロン・ジェロームの名でも知られる彼は、様々な才能がひしめくUKのポスト・ダブステップ・シーンから登場した、注目の新鋭プロデューサーです。今年、フジロック初日(7/29日金曜)深夜のRED MARQUEEに登場することが決定していますね。

そんな彼が、ファースト・アルバム『サブトラクト』を7/6にリリースします。ダブステップの枠に限定されないサウンドをつくり出すべく、毎晩スタジオで実験を重ねながら曲を制作していったという本作。その内容は、多彩なビート、メロディックでどこかメランコリックなシンセ、そしてサムファ(ライブ時のパートナーでもある新人シンガー)、ユキミ・ナガノ(リトル・ドラゴン)、ローゼス・ガボールらのソウルフルなボーカルをフィーチャーした、不思議なポップ・センスを感じさせる楽曲群が詰まったものとなっています。

ダブステップを経由した新たなクラブ・サウンドが楽しめる『サブトラクト』。の本作の内容について、SBTRKTに話を聞きました。

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Washed Out『Within And Without』インタビュー

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’09年にMexican SummerからリリースされたデビューEP、『Life Of Leisure』で一躍脚光を浴び、ネオン・インディアンやトロ・イ・モアらと共にチルウェイブ~グローファイ・サウンドの中心的アーティストとなったウォッシュト・アウト。米ジョージア州出身のアーネスト・グリーンが手がける、世界のインディー・シーンで話題のエレクトロニック・ポップ・プロジェクトです。

そんなウォッシュト・アウトが、遂に待望のデビュー・アルバム『ウィズイン・アンド・ウィズアウト』を7/6に日本先行リリースします。アニマル・コレクティヴ、ディアハンター、ナールズ・バークレイらの作品を手がけてきたことで知られるベン・アレンとレコーディングし、完成させたという注目作です。

ここでは、その『ウィズイン・アンド・ウィズアウト』の内容と、ドリーミーなウォッシュト・アウトのサウンドについて、アーネスト・グリーンに話を聞きました。なお、ウォッシュト・アウトはフジロックで来日することが決定しています。

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DJ MURAKAMIGO『GO! GO! TRAX! mixed by DJ MURAKAMIGO』インタビュー

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‘90年代初頭から、名古屋を拠点に活動してきたDJ MURAKAMIGO。年間200本以上にのぼる現場スケジュールをこなす、知る人ぞ知る人気DJです。

彼が、ついにメジャーに進出、6/22にMIX CD『GO! GO! TRAX! mixed by DJ MURAKAMIGO』をリリースしました。ワールドワイド・ヒットとなったエド&ヴィカ「ステレオ・ラブ」からレニー・クラヴィッツ「自由への疾走〜Are You Gonna Go My Way」、はてはベリンダ・カーライル「ヘヴン・イズ・ア・プレイス・オン・アース」まで、年代もジャンルも超越したキラー・チューン33曲が収められているこのCD。強烈なオリジナリティーを持って迫ってきます。ここでは、その背景と魅力を探るべく、iLOUDがDJ MURAKAMIGOに行ったメールインタビューをご紹介しましょう。

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P’Taah『PERFUMED SILENCE』インタビュー

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’94年にワムデュー・キッズ/ワムデュー・プロジェクト名義で音楽活動を開始した、米アトランタ在住のハウス・プロデューサー、クリス・ブラン。「King Of My Castle」(’98)や、アナンダ・プロジェクト名義の「Cascades of Color」(’98)といったヒット・トラックで知られる実力者です。そんな彼の、’99年に始めた実験的なプロジェクト、ピターが、『Staring At The Sun』(’03)以来となる新作『パフュームド・サイレンス』を6/29にリリースします。

ここでは、クリス・ブランに『パフュームド・サイレンス』の内容とピターの音楽性について聞いてみました。

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『Championship Midnight Carizma 2』インタビュー

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東京発のディスコ・フレイバーなパーティー・トラックを送り出すべく、2004年に設立されたレーベル、CARIZMA。Kagami、JJ Flores & Steve Smooth、NEON、Arai Lazerらのアンセミックなトラックを次々に送り出してきた、国内屈指のディスコ・テクノ・レーベルです。

そんなCARIZMAが、2007年の『CHAMPIONSHIP MIDNIGHT CARIZMA』以来約4年ぶりとなる、待望の最新コンピレーション『CHAMPIONSHIP MIDNIGHT CARIZMA 2』を6月25日にリリースします。その内容は、Kagami「Guardians Hammer」やNEON「Ship In Ship (HATIRAS Remix)」といった、リリース時に話題となったトラックから、Arai Lazer、A-Inc、DJ Funsko、そしてレーベル・オーナーのMOAらの最新トラックまでを収録したもの。現在のCARIZMAサウンドを凝縮した、こだわりの作品となっています。

ここでは、そんな『CHAMPIONSHIP MIDNIGHT CARIZMA 2』の内容について、CARIZMAのレーベル・オーナーで、DJ/クリエイターとして活躍するMOA氏に話を聞きました。

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REMO-CON 『VIBLE 02』インタビュー

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‘90年代にDJ活動を開始、現在はテック・ダンス界の第一人者、YOJI率いるHELLHOUSEに所属するクリエイター、REMO-CON。これまでに200作以上のコンピレーションCD制作に参加している他、’09年にはファースト・アルバム『a life with remote controllers』を発表、その実力を世界に知らしめています。

彼が、HELLHOUSEのMIX CDシリーズ“VIBLE”の第二弾を担当、このたびリリースしました。ここでは、その背景と魅力について、メールインタビューでご紹介しましょう。

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DJ KAORI 『DJ KAORI’S PARTY MIX 2』インタビュー

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 ‘92年に単身渡米、DJとしてのキャリアを着実に積み上げてきたDJ KAORI。現在は、東京とニューヨークを拠点に、DJのみならず、リミキサー、プロデューサー、歌手としても活躍するスーパースターです。特に、MIX CD制作における実績は素晴らしく、これまでに手がけた作品を、累計で360万枚以上も売り上げています。

 そんな彼女が、最新MIX CD『DJ KAORI’S PARTY MIX 2』をリリースしたということで、iLOUDでは、いくつかの質問に答えてもらいました。

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kous 『機械の花ラボラトリ』インタビュー

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’08年、ニコニコ動画に「籠の中」をアップロードして以来、二年間で自主制作アルバムを8枚も発表してきたkous(コウス)。ドラム、ベース、ギター、キーボードをこなすマルチ・インストゥルメンタリストです。もちろん初音ミクを始めとするボーカロイドや、DTMも操り、ニコニコ動画では絶大な支持を獲得しています。

そんな彼が、このたびレコード会社からのリリースとしては初となる、アルバム『機械の花ラボラトリ』を発表しました。そこでiLOUDではkousを直撃、新作の背景をインタビューで探ってみました。

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