The Aston Shuffle『Seventeen Past Midnight』インタビュー

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ミカ・フリーマンとヴァンス・マスグローヴからなる、オーストラリア出身のエレクトロ&ハウス・ユニット、ジ・アストン・シャッフル(The Aston Shuffle)。’06年に活動をスタートさせた彼らは、本国では名門ダンス・ミュージック・レーベル/クラブ、Ministy Of Soundの看板アーティストとして活躍している人気アクトです。
彼らが、初のアルバム『セヴンティーン・パスト・ミッドナイト』(Seventeen Past Midnight)をリリースしました。既にヒットを記録しているシングル「Your Love」「I Wanna See You」「Do You Want More」を筆頭に、幅広いテイストのエレクトロ&ハウスが詰まった本作。エレクトロの次を感じさせる、ロッキンで、ディープで、モダンで、グルーヴィーなサウンドを、キャッチーなセンスで描いてみせた好作となっております。

ここでは、そんな本作の内容と彼らの音楽性について、ジ・アストン・シャッフルの二人に話を聞きました。

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HOME MADE 家族 『AKATSUKI』インタビュー

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MICRO(MC)、KURO(MC)、U-ICHI(DJ)からなるHOME MADE 家族は、1996年に結成されたヒップホップ・ユニット。2004年にメジャー・デビューしてからは、5枚のオリジナル・アルバムを発表、幅広い音楽性と、リスナーの共感を呼ぶリリックを武器に、数々のヒット曲を生み出しています。

 彼らが、1年半ぶりとなる6thアルバム『AKATSUKI』を完成させました。着うたフル®デイリーチャート1位を記録した「ぬくもり」、アニメ『NARUTO-ナルト-疾風伝』エンディングテーマの「FREEDOM」、新展開に取り組み始めたHOME MADE 家族のテーマ曲とも呼べる「スターとライン」など、12曲を収録した話題作です。王道のヒップホップのみならず、ラテンやエレクトロといった意外なジャンルに挑戦しているのも注目でしょう。

 メジャー・デビュー8年目に発表された新作の背景には、はたして何があるのか? メンバーの三人に話を聞きました。

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MARC ANTONA『Rules of Madness』インタビュー

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 パリに生まれ、現在はポルトガルのリスボンとスペインのイビサを拠点としているテクノ・クリエイター、マーク・アントナ。クラシック・ピアノを10年間学び、ファンクやブラック・ミュージックのレコード・コレクターだったというバックグラウンドを持つ彼は、2007年からFreak N’Chic周辺でリリースを重ね、ファブリック、パノラマ・バー、レックスといった名だたるクラブでライブを披露してきた、注目の存在です。彼の作品は、しばしばルシアーノにプレイされているので、早耳の方は、ご存知でしょう。

 そんなマーク・アントナが、デビュー・アルバム『Rules of Madness』を完成させました。自身のニュー・レーベル、DISSONANTからのリリースとなる本作は、オーガニックなグルーヴとミニマル・テクノの魅力が共存する、味わい深い一枚です。

 テクノ / テック・ハウス・シーンに、新たなサウンドスケープを描き出す『Rules of Madness』は、いかにして生まれたのか。その背景をマーク・アントナ本人に聞いてみました。

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The Wombats『This Modern Glitch ~ポップ中毒患者への処方箋~』インタビュー

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マシュー・マーフィー(Vo/G/Key)、トード・オーヴァーランド・クヌーゼン(B)、ダン・ハギス(Dr)からなる、英リバプール出身のロック・バンド、ザ・ウォンバッツ。’07年にリリースしたデビュー・アルバム『ア・ガイド・トゥ・ラヴ、ロス・アンド・デスパレーション』がUKで30万枚を超えるヒットとなり、プラチナ・アルバムを獲得。一気にトップ・アーティストとなった人気バンドです。

そんな彼らが、前作から約4年ぶりとなる、待望のニュー・アルバム『ディス・モダン・グリッチ ~ポップ中毒患者への処方箋~』(原題:Proudly Present…This Modern Glitch)を9/21にリリースします。本国では、すでにUKチャート初登場3位を記録している話題作です。リッチ・コスティ、エリック・ヴァレンタイン、ブッチ・ウォーカー、ジャックナイフ・リーら有名プロデューサー陣を招き、ロサンゼルスでレコーディングしたという本作。その内容は、「Techno Fan」や「Our Perfect Disease」を筆頭に、前作以上にカラフルでダンサブルなポップ・チューンを満載したものとなっています。

ここでは、本作の内容について、メンバーのトードに話を聞きました。なお、現在ザ・ウォンバッツの日本公式サイトでは、アルバム未収録曲「Techno Fan (Diplo Remix)」のフリーダウンロードを実施中ですよ。

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Diskjokke『Sagara』インタビュー

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オスロ在住のDJ/プロデューサー、ディスクヨッケ。’08年にSMALLTOWN SUPERSOUNDからデビュー・アルバム『Staying In』をリリースすると、リンドストロームやプリンス・トーマスに続く、ノルウェイ・ディスコ・シーンの新星として脚光を浴びた注目株です。’10年には、セカンド・アルバム『En Fin Tid』を発表し、そのユニークな音楽性で、国内外から高い評価を獲得しています。

そんなディスクヨッケが、サード・アルバム『サガラ』(Sagara)を9/21にリリースします。なんと、バリ、ジャワ、ジャカルタに長期滞在し、現地で得たアイディアや音源をベースに制作していったというアンビエント作品です。

ここでは、そんな『サガラ』の内容について、ディスクヨッケに話を聞きました。なお、彼は9/30(金)の東京 LIQUIDROOMをかわきりに、<Smalltown Supersound Japan Tour 2011>で来日することが決定しています。

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ShinSight Trio『Moonlight Sunrise』インタビュー

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神戸出身のトラックメイカー/プロデューサー、Shin-Ski、ボストンを拠点に活動するラッパー、Insight、東京を拠点に活動するDJ RYOW a.k.a smooth currentの三名からなるヒップホップ・グループ、ShinSight Trio。それぞれがソロとしても活躍している彼らは、’06年に発表したファースト・アルバム『Shallow Nights Blurry Moon』がロング・セールスを記録し、着実に支持を集めてきた実力派です。

そんな彼らが、台湾や中国でも好評を得て、日本やアメリカ以外にもファン層を広げるきっかけとなった飛躍作『wheres there a moon that is mine』に続く、通算3作目となるニュー・アルバム『Moonlight Sunrise』を9/21にリリースします。その内容は、彼らならではのジャジーで、ファンキーで、時にメロウなトラック群と、彼らと親交のある国内外のMC陣、Sondu、SayLove、Geronimo MC、Midicronica、SKY-HI、Educated Advocates、Shazzo、Soft Lipa、Moby Deeが放つ個性的なラップが結合した、これまで以上にカラフルでグルーヴィーなサウンドが詰まったもの。“ライブで威力を発揮する”というShin-Skiの言葉通り、テンションの高い、楽しいアルバムに仕上がっています。

ここでは、本作『Moonlight Sunrise』の内容について、メンバーのShin-Skiに話を聞きました。

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Plaid『Scintilli』インタビュー

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エド・ハンドリーとアンディ・ターナーからなるテクノ・ユニット、プラッド。UKテクノ黎明期の’80年代末から活動を開始し、ブラック・ドッグ・プロダクションのメンバーだったことでも知られる彼らは、後のエレクトロニカ、IDMに多大な影響を与えてきたベテラン・アーティストです。近年は、マイケル・アリアス監督の映画『鉄コン筋クリート』と『ヘブンズ・ドア』に音楽を提供するなどして、活躍の場を広げてきました。

そんな彼らが、オリジナル・アルバムとしては’03年の『Spokes』以来となる最新作『Scintilli(シンティリ)』を9/17にリリースします。彼らが、“きっとこの先、現代の音楽再生デバイスから受けるせわしないテンションにも打ち勝って、長く聴き続けられる音楽になるだろう”と語る力作です。

ここでは、そんな『シンティリ』の内容について、プラッドのメンバー、エドに話を聞きました。

(追記 9/15)なお、12/3 (SAT) に渋谷WWWで行われる来日公演に、追加アーティストに日本のAOKI takamasa、Ametsub、coppe’+kenseiの出演が決定しています。

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Martyn『Ghost People』インタビュー

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’90年代中頃にドラムンベースのDJとしてキャリアをスタートさせ、’00年代以降はコード9らと共にベース・ミュージック・シーンの発展にも貢献してきたオランダ出身のアーティスト、マーティン。’07年にリリースしたシングル「Broken/Shadowcasting」で打ち出した、新機軸のダブステップ・サウンドで一躍脚光を浴びると、’09年には自身が運営するレーベル、3024からファースト・アルバム『Great Length』を発表。高い評価を獲得しています。

そんな彼が、フライング・ロータスが主宰するLAの人気レーベル、BRAINFEEDERから、待望のセカンド・アルバム『ゴースト・ピープル』を9/17にリリースします。フライング・ロータスが彼のサウンドに惚れ込み声をかけたことで実現したという注目作です。

ここでは、そんな『ゴースト・ピープル』の内容について、マーティンに話を聞いてみました。

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Idjut Boys『Cellar Door』インタビュー

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ダン・タイラーとコンラッド・マクドネルからなるUK出身のユニットで、DJハーヴィーと並びハウス・ミュージック以降のディスコ・ダブ・サウンドを開拓してきたイノベイターとして知られるイジャット・ボーイズ。’90年代初頭に音楽活動を開始し、U-Star、Noid、Discfunction、Droidといったレーベルを通じて、様々な音楽性要素が融合したサイケデリック&ダビーなダンス・ミュージックを送り出してきた、知る人ぞ知る人気アーティストです。

そんな彼らが、なんと単独名義では初となるオリジナル・アルバム『セラー・ドア』を9/10にリリースします。彼らとは旧知の仲であるアンディー・ホプキンス(G)、マルコム・ジョセフ(B)、ブッゲ・ヴェッセルトフト(Piano)、ピート・Z(Keys)、サリー・ロジャース(Vo:ア・マン・コールド・アダム)らを呼び寄せ、彼らと共にレコーディングし完成させたという本作。その内容は、アルバム・トータルの流れを重視した、ナチュラルでアトモスフェリックな音世界を堪能できるものとなっています。

レイドバックしたサウンドを堪能できる本作の内容について、ダン・タイラーとコンラッド・マクドネルに話を聞きいてみました。

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SPICY CHOCOLATE 『渋谷 RAGGA SWEET COLLECTION』 インタビュー

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 ‘94年に南青山のアフロマニアを拠点に活動を開始した、SPICY CHOCOLATE。これまでにオリジナル作品、数々のコンピレーションなどを発表する一方、レギュラー・ダンスやダンサー・コンテスト、“渋谷レゲエ祭”も主催するなど、多方面に渡ってアクティブに活動している、ジャパニーズ・レゲエ界の重要サウンド・クルーです。レゲエの本場ジャマイカとのパイプラインも太く、彼らの活動は、常にリスペクトの対象となっています。

 そんなSPICY CHOCOLATEが、ミックスCDとの二枚組アルバム『渋谷 RAGGA SWEET COLLECTION』、通称“渋ラガ”をリリースします。すでに先行配信リリースされてヒットしている「君に会いたい…feat. 青山テルマ & RYO the SKYWALKER」、夢のコラボが実現した「信ジルモノ feat.YU-A, AK-69 & HAN-KUN from 湘南乃風」を含む注目盤です。ジャケットに、人気モデルの宮城舞を起用しているのも話題でしょう。

 そこでiLOUDは、ジャマイカから帰ってきたばかりだという、中心人物のKATSUYUKI a.k.a. CONTROLERに時間をつくってもらい、新作について話を聞いてみました。

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