‘90年、ZINGIのメンバーとして活動開始以来、ジャパニーズ・ヒップホップ・シーンにおける先駆者の一人として認められてきた童子-T。’00年からは、ソロとして活躍。’08年には「もう一度…feat.BENI」をオリコン・トップ10圏内に送り込み、コンセプト・アルバム『12 Love Stories』で50万枚のセールスを記録した重鎮です。
そんな童子-Tが、ソロ活動10周年を記念して、ベスト盤『10th ANNIVERSARY BEST』をリリースしました。すでにクラシックとなっている「少年A」から、「もう一度…feat.BENI」の2011年バージョン、新録曲「夢のかけら」までを網羅した、まさに童子-Tの歴史が分かるこの一枚。初回限定盤には、DJ KAORIによるミックスCDつきや、ミュージック・ビデオを全て収録したDVDつきも存在する注目作です。
そこでiLOUDでは、童子-Tにインタビュー。この10年とベスト盤について語ってもらいました。
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autoKratz『Self Help for Beginners』インタビュー
デヴィッド・コックス(Vocal/Guitar/Machine)とラッセル・クランク(Machine/Guitar)からなる、イースト・ロンドンを拠点に活動するエレクトロ・アクト、オートクラッツ。’09年にKITSUNÉからデビュー・アルバム『アニマル』をリリースし、本国UKやフランスはもちろん、日本でも高い評価と人気を獲得した人気ユニットです。同年9月には、幕張メッセで行われた<Warrior’s Dance Fest>で初来日を果たし、ザ・プロディジー、ペンデュラム、マスタークラフトらと共に、定評あるライブ・パフォーマンスを披露しています。
そんな彼らが、待望のニュー・アルバム『セルフ・ヘルプ・フォー・ビギナーズ』リリースしました。デヴィッドが、“ソングライティング自体を向上させたかった”と語っている通り、彼ららしい楽曲性の高いロッキンなエレクトロを、よりエモーショナルでビッグなサウンドに発展させた注目作です。その内容は、なんとピーター・フック(ニュー・オーダー/ジョイ・ディヴィジョン)が参加した「Becoming the Wraith」、アンドリュー・イネス(プライマル・スクリーム)が参加した「Kick」といった楽曲も収録した、聴きどころ満載ものとなっています。
シングル「Opposite of Love」を筆頭に、オートクラッツの進化した音世界が楽しめる『セルフ・ヘルプ・フォー・ビギナーズ』。今作の内容について、メンバーのデヴィッド・コックスに話を聞きました。
Art vs. Science『The Experiment』インタビュー
’08年に、ティーンネイジャー時代からの仲間だった、ダン・マック(G/Key/Vo)、ジム・フィン(Key/Vo)、ダン・ウィリアムズ(Dr)の三名が結成した、オーストラリア出身のダンス・ロック・バンド、Art vs. Science(アート・ヴァーサス・サイエンス)。新人バンドであるにも関わらず、’09年にリリースしたシングル「Parlez Vous Francais?」が、オーストラリアのラジオ局、Triple Jが行っているリスナー投票で年間2位を記録し、オーストラリアの音楽賞、ARIAで2年連続複数部門ノミネートされるなど、本国では高い評価と人気を獲得している注目株です。
そんな彼らが、この度デビュー・アルバム『ザ・エクスペリメント』を5/3にリリースします。彼らの持ち味であるライブ感満点のパワフルなサウンドを追求すべく、ほとんどの曲を一発録りでレコーディングしたという本作。その内容は、ノイジーなシンセ、ソリッドなギター、キャッチーなメロディー、ダンサブルなビートが次々に飛び出す、正に緩急のきいた人力エレクトロ・ロックが楽しめるものとなっています。
既存のエレクトロ・ロック勢とは一線を画す『ザ・エクスペリメント』。ここでは、その内容とArt vs. Scienceの音楽性について、メンバー三名に話を聞いてみました。
BATTLES『GLOSS DROP』インタビュー
アメリカのハードコア・シーンや前衛音楽シーンで活躍してきた、名うてのミュージシャン四名、イアン・ウィリアムス(G/Key/Electronics:元ドン・キャバレロ)、デイヴ・コノプカ(B/G/Effects:元リンクス)、ジョン・ステニアー(Dr:元ヘルメット)、タイヨンダイ・ブラクストン(G/Vox/Key/Electronics)が、’02年に結成したスーパー・バンド、バトルス。3枚のEP作品を経てWARPからリリースしたアルバム『ミラード』(’07)で、アヴァンギャルド〜インストゥルメンタル・ロックの中でも、ずば抜けて実験的かつ洗練されたサウンドを披露し、一躍世界的に知られる存在となった大物です。
そんな彼らが、待望の最新アルバム『グロス・ドロップ』を本日リリースしました。制作途中で、タイヨンダイがバンドから離脱したために、イアン、デイヴ、ジョンの三人体制でアルバムをイチからつくり直し完成させたという、様々な意味で注目の作品です。その内容は、なんとマティアス・アグアーヨ、ゲイリー・ニューマン、カズ・マキノ(ブロンド・レッドヘッド)、Yamantaka Eyeという四名の個性派ゲスト・ボーカリストをフィーチャーした楽曲を収録した、驚きのもの。バンド・サウンド自体も、従来作品以上にワイルドでダイナミックで、「Ice Cream (feat. Matias Aguayo)」や「Sundome (feat. Yamantaka Eye)」を筆頭に、マジカルで斬新なサウンドスケープが堪能できるものとなっています。
バトルスの新たな音世界が詰まった『グロス・ドロップ』。本作の内容について、メンバーのデイヴ・コノプカに対面で話を聞きました。なお、彼らは、フジロックへの出演が決定しております。
AISHA 『AISHA.EP II』 インタビュー
トロンボーン奏者であるアメリカ人の父親と、日本人シンガーの母親のもと、幼い頃からブラック・ミュージックに囲まれて育ってきたAISHA。正式デビュー前にして、すでにグールー(ギャング・スター)の作品に客演参加している他、昨年暮れにリリースされたデビュー盤『AISHA.EP』では、DMC(ラン DMC)との共演も果たしている実力派ボーカリストです。
そのバイリンガルなキャラクターでも注目を集めているAISHAが、新作『AISHA.EP II』を完成させました。いわゆる“セツナ系”アーティストの作品とは一線を画す、ソウルフルなサウンドが堪能できる本作は、J-HIPHOP / R&Bシーンの中でも強烈な個性を放っています。大御所のDJ Hasebe、origami PRODUCTIONSの注目株mabanuaがリミックス作品で参加しているのも話題でしょう。
iLOUDでは、まだ学生だという若き才能AISHAに、この新作について語ってもらいました。
London Elektricity『YIKES!』インタビュー
’96年にEP『Sister Stalking』でデビューを果たすと、クラブ・ジャズとドラムンベースを融合させたそのハイ・センスな音楽性で一躍脚光を浴びたロンドン・エレクトリシティ。以降『プル・ザ・プラグ』(’98)、『ビリオン・ダラー・グレイヴィー』(’03)、『パワー・バラッズ』(’05)、『シンコペイテッド・シティ』(’09)と、コンスタントに作品を発表し続けている人気アクトです。ちなみに、プロジェクトを操縦するトニー・コールマン(蛇足ですが、ユニット時代のパートナー、クリス・ゴスは、現在ロンドン・エレクトリシティらが所属するレーベル、HOSPITALの運営に専念してます)は、もともと’90年代初頭に活躍したアシッド・ジャズ〜ダウンテンポ・バンド、イジットのメンバーだったことでも有名ですね。
そんなロンドン・エレクトリシティが、活動15周年の節目を飾る、待望の最新アルバム『ヤイクス!』を4/27にリリースします。というわけで、ここでは本作の内容について語った、トニーさんのインタビューをご紹介しましょう。
Panda Bear『Tomboy』インタビュー
ニューヨークを拠点に活動を続ける、現在のUSインディー・シーンに欠かせない人気バンド、アニマル・コレクティヴ。’00年にアルバム・デビューを果たして以来、アヴァンギャルドなポップ・サウンドを武器に、作品を出すごとに支持層を広げてきた重要アーティストです。全米チャート13位を記録したアルバム『メリウェザー・ポスト・パヴィリオン』(’09)における活躍は、記憶に新しいところでしょう。
そのアニマル・コレクティヴの中心メンバーとして知られる奇才、パンダ・ベア(ノア・レノックス)が、各メディアで絶賛された『パーソン・ピッチ』(’07)以来となる、久々のソロ・アルバム『トムボーイ』を4/27にリリースします。ミックスに、昨年MGMT『Congratulations』のプロデュースで話題を集めたソニック・ブーム(元スペースメン3)を招き制作した進展作です。その内容は、サンプリングを軸に制作した前作とは異なる、ギターやシンセ、リズムにスポットを当てた、ベーシックにしてエモーショナルなもの。バンダ・ベアらしいドリーミーなテイストはそのままに、よりディープな音世界を描いた作品となっています。
ここでは、そんな『トムボーイ』の内容について語った、バンダ・ベアのインタビューをご紹介しましょう。なお現在、http://www.hostess.co.jp/pandabear/ にて、フリーダウンロード楽曲のキャンペーンも実施されてますので、チェックしてみてください。
アルファ 『BOYS&GIRLS』 インタビュー
MCのTSUBOIとWADA、DJ/トラックメイカーのSUZUKIからなるハイパー・ヒップホップ・ユニット、アルファ。ハッピーでウィットあふれるキャラクターと、テクノ、エレクトロ、ドラムンベースをも飲み込む音楽性で、着実に支持を獲得してきた存在です。
そんな彼らが、2005年の『ALIEN』以来となる、5年ぶりのオリジナル・フルアルバム『BOYS&GIRLS』を、本日4/20(配信4/6)にリリースしました。先行公開され話題を呼んだ、「STEREO LOVE」「She Sea Girl」『Boy Meat Girl」「君にポゴシッポヨ」を含む進展作です。lecca、SU(RIP SLYME)、HALCALI、RYO(ケツメイシ)、スチャダラパーといった豪華ゲスト陣の参加も注目でしょう。
iLOUDでは、この新作の核心に迫るべく、アルファの三人に対面インタビューを行いました。
露崎春女 『Now Playing』 インタビュー
‘95年にメジャー・デビュー、’01年~’08年にかけてはLyricoという名義で、日本のR&Bシーンで活躍してきた、露崎春女。マライア・キャリーやホイットニー・ヒューストンを彷彿とさせる、その表現力豊かな歌声から、ボーカリストとしてのイメージが強い彼女ですが、実は作詞作曲からプロデュースまでこなす才人です。
そんな彼女が、通算10作目となるオリジナル・アルバム『Now Playing』をリリースしました。BACH-LOGIC、Nao’ymt、松原憲といったJ-POPシーンのヒット・メイカーから、miu-clips、ROOT SOUL、RUDEJACKといった新鋭陣、はてはクラブ・ミュージック・ファンにはおなじみのMark de Clive-Loweまでが参加したこの新作、一曲一曲が異なる表情を見せる、カラフルな内容となっています。先行配信されたデジタルEP『Sacrifice』が、iTunes R&B / ソウルチャートで1位を記録したのも話題でしょう。
2008年の『13 years』で、今までの集大成をした彼女。新たなる第一歩は、どんな踏み出し方をしたのでしょうか? 対面インタビューで探ってみました。
HONDALADY 『ギミアブレイク』 インタビュー
デジタルブルーカラーの代弁者と自らを語る、テクノ・ロック・ユニット、HONDALADYが、1年1か月ぶり、通算9枚目のニューアルバム『ギミアブレイク』を本日4月20日、リリースしました。’70年代フォークと’90年代テクノの要素を合わせ持つ彼らが、新作についてどう語っているのか、ここでご紹介しましょう。