’09年にイギリスのリーズで結成されたバンド、サブモーション・オーケストラ。メンバーは、ドン(Engineer/FX)、トミー(Dr)、ルビー(Vo)、ボビー(Trumpet)、タズ(Keys)、クリス(Ba)、ダニー(Perc)の7名。彼らは、“教会で生演奏のダブステップをやってほしい”という、国のアート・カウンシルから受けた依頼をきっかけに集結した、ユニークなグループです。後にジェームス・ブレイクも参考にしたという、その画期的な教会でのパフォーマンスを経て、本格的にライブ活動を開始すると、昨年『Submotion EP』(’10)を発表。同作収録曲の「Finest Hour」がジャイルス・ピーターソンにプッシュされるなどして、注目を集めてきました。
そんな彼らが、初のアルバム『ファイネスト・アワー(Finest Hour)』を9/7にリリースします。バンドがこれまでに行ってきた様々な音楽的実験を形にしたという注目作です。気になるそのサウンドは、ダブステップ、ソウル、ジャズ、そしてルビーの美しい歌声が融合した、ディープでオーガニックなもの。「All Yours」や「Finest Hour」を筆頭に、時にマッシブ・アタックにも通じるような、クールかつエモーショナルな音世界が詰まった内容となっています。
本作『ファイネスト・アワー』の内容とバンドの音楽性について、メンバーのトミーに話を聞きました。