1999年に結成された、ニュージーランドを拠点に活動する7人組ジャム系バンド、Fat Freddy’s Drop(ファット・フレディーズ・ドロップ:FFD)。2005年にリリースした「Hope」が、ジャイルス・ピーターソンにピックアップされるなどして世界的に注目を集めるようになった彼らは、これまでに『Based on a True Story』(’05)と『Dr Boondigga and the Big BW』(’09)、二作のスタジオ・アルバムを発表。レゲエ、ダブ、ソウル、ファンク、ジャズ、クラブ・ミュージックの要素を取り込んだ、カラフルかつディープなオーガニック・サウンドでファン層を広げ、『Based on…』は、本国ニュージーランドのみでも13万枚のセールスを記録している実力派です。
そんなFat Freddy’s Dropが、前作から約4年ぶりとなるサード・アルバムで、初の日本リリースとなる『Blackbird』(ブラックバード)をリリースしました。自分達のスタジオで、約18ヶ月かけてジャム・セッションやソングライティング、編集作業をし完成させたという本作。その内容は、サンプラーから生み出されたダンサブルなビートと、各メンバー(編成は以下をご覧ください)の奏でるリラックスした、そして時にフリーキーでシンフォニックなサウンドが一体化した、独特のエモーションとヴァイブスを有したものとなっています。
ここでは、本作『Blackbird』の内容とFat Freddy’s Dropの音楽性について語った、バンド・メンバー、スコット・タワーズ(チョッパー・リーズ)のインタビューをご紹介しましょう。なお、日本時間の6/27(木)5:00AMには、ロンドンで行われる彼らのレコ発ライブが、YouTubeで生中継される予定となっています。